芸能

菅野美穂、深田恭子、仲間由紀恵、柴咲コウ、多部未華子、沢尻エリカ…歴代『大奥』で“戦った”女性たち

●2003年『大奥』(フジテレビ系)

菅野美穂と堺雅人が初共演した2003年『大奥』(フジテレビ系)

 舞台は、嫉妬と欲望が渦巻く動乱の世界「大奥」。大奥とは、江戸城内にあった将軍の妻子と、身辺の世話をする女性たちの居所。この“女の園”は、徳川第2代将軍・秀忠が「大奥法度」を制定し、15代将軍慶喜まで約260年続いた。

 将軍から寵愛を受けるべく女たちの熾烈な争いを描いた作品は、1967年の映画『大奥(秘)物語』(東映)をはじめ、ドラマや舞台など数知れない。見るも美しい豪華絢爛な衣装、秘密のベールに包まれた“奥向き”での物語は毎回話題になる。

 そして、フジテレビの連ドラとして約20年ぶりに制作された、木曜劇場『大奥』(フジテレビ系、木曜午後10時〜放送中)。『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーといわれ、1話放送後は、“胸キュンシーン”がSNSで話題に。ここでは、歴代『大奥』で“戦った”有名女優たちを一挙紹介します。

●2003年『大奥』(フジテレビ系)
 フジテレビの連続ドラマとして放送された『大奥』シリーズ第1弾。菅野美穂(46才)は、本作で初の時代劇主演を務めながら、13代将軍・徳川家定の正室・天璋院篤子(島津敬子)を好演した。菅野は2012年公開の映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』にも出演。この作品をきっかけに初共演した堺雅人と結ばれた。

●2004年『大奥〜第一章〜』(フジテレビ系)
 2代将軍・秀忠の時代に「男子禁制」などの大奥法度を定め、1000人以上の大奥の女たちを統括した最高権力者・春日局を演じたのが、松下由樹(55才)。平均視聴率は歴代『大奥』ではトップクラスの17.6%を記録。

●2006年『大奥スペシャル〜もうひとつの物語〜』(フジテレビ系)
 江戸時代中期に世間を大きく騒がせた「絵島生島事件」をモチーフにした映画『大奥』(2006年東映)のスピンオフ作品。深田恭子(41才)が演じたのは、武家に生まれながら、大奥に奉公に上がった「おまん」役。

大奥総取締の絵島を演じた

仲間は大奥総取締の絵島を演じた

●2006年 映画『大奥』(東映)
 同映画で大奥総取締の絵島を演じた仲間由紀恵(44才)。昨年放送されたNHKドラマ『大奥 Season2』で自分の孫に毒を盛る徳川治済を“狂演”し、視聴者に衝撃を与えた。

主演の木村文乃

2019年『大奥 最終章』主演の木村文乃

●2019年『大奥 最終章』(フジテレビ系)
「フジテレビ開局60周年特別企画」として放送された、『大奥』シリーズ完結作。家族をテーマにした物語で、主演の木村文乃(36才)は8代将軍・吉宗を精神的に支え続けた久免の半生を演じた。

●2010年 映画「大奥」(松竹)
 よしながふみ原作『大奥』(白泉社刊)の映画版。男女が逆転した大奥の世界で、柴咲コウ(41才)は8代将軍・吉宗を威風堂々と演じた。相手役は二宮和也演じる水野祐之進。興行収入約23億円の大ヒットを記録。

主演の多部未華子

主演の多部未華子(写真は『大奥〜誕生[有功・家光篇]』公式HPより)

●2012年『大奥 〜誕生[有功・家光篇]』(TBS系 )
 物語は、柴咲コウ主演の映画『大奥』のエピソード0にあたるドラマ。主演の多部未華子(34才)は、3代将軍・家光を名演。“男女逆転”大奥の誕生の秘密が描かれた。

●2016年『大奥 第一部〜最凶の女〜』『大奥 第二部〜悲劇の姉妹〜』(フジテレビ系)
 2週連続スペシャルドラマとして放送された本作。沢尻エリカ(37才)は“悪女”のお美代と“聖女”の梅、2人の側室を見事に演じ分けた。

冨永愛

2023年『大奥Season〜八代将軍吉宗・水野祐之進編』(NHK総合)に出演した冨永愛(写真ドラマ10『大奥』公式HPより)

●2023年『大奥Season〜八代将軍吉宗・水野祐之進編』(NHK総合)
 冨永愛(41才)は、男女逆転版『大奥』で8代将軍・吉宗を颯爽と演じて高い評価を得た。『大奥 Season2』の幕末編では、実の息子も出演した。

※女性セブン2024年2月8日号

関連記事

トピックス

真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン