芸能

山崎賢人、映画『ゴールデンカムイ』の過酷な舞台裏 半年で10kg増量し肉体改造、真冬に川に落ちるシーンでは「凍死寸前だった」

「俺は不死身の杉元だッ!!」のセリフもある杉元佐一を演じる山崎賢人

「俺は不死身の杉元だッ!!」のセリフもある杉元佐一を演じる山崎賢人

 映画『ゴールデンカムイ』が大ヒット中だ。玉木宏(44才)、眞栄田郷敦(24才)、高畑充希(32才)などの実力派俳優たちが脇をかため、「驚異の再現度」といわれる今作。中でも絶賛されているのが主人公の杉元佐一を演じる山崎賢人(29才)だ。

 物語の舞台は明治末期の北海道や樺太(サハリン)。日露戦争の帰還兵である杉元が、アイヌ民族の少女アシリパとともに金塊を追い求める物語だ。

「実は製作が発表された直後は不安の声も少なくありませんでした。アイヌ民族という、描写するには極めて慎重さが求められる題材を扱う作品で、さらに個性豊かな登場人物を誰が演じるのかも注目された。主人公ともなるとその声は大きく、山崎さんが、強靱な肉体を持つ“不死身の杉元”をどこまで再現できるのかという疑問の声は、最後までなくなりませんでした」(映画会社関係者)

 しかし公開後、そんな声はピタリと止んだ。

「山崎さんの狂気をはらんだ目つきと動き、何といってもその体つきにこの役への覚悟を感じました。お風呂からあがって、山崎さんがほぼ全裸になる場面があるのですが、服の上からではわからない肩から二の腕にかけての筋肉があまりにもたくましいのです。完成された肉体美に、あの体がCGだと思っているかたもチラホラいるそうです」(別の映画関係者)

 今回、山崎は体重を約10kg増量し、杉元として理想の体形に磨き上げてから撮影に臨んだという。

「炭水化物をたくさん食べて基礎を作り、プロテインも摂りながら筋トレで追い込むという方法を取り、10kg増やすまでにかけた時間は、なんと半年。本来であれば、1年半ほどかけて行う“肉体改造”だけに周囲も驚いたそうです」(前出・別の映画関係者)

 特に今回の体形は、前の作品との差が大きい。山崎は映画『キングダム』シリーズ(2019年、2022年、2023年公開)で、後に成り上がることになる戦災孤児として生まれた奴隷・信を演じた。初期の信は、骨格が浮かび上がるようなスレンダーな体の持ち主だ。

「中学時代はサッカーをしていたという山崎さんは、もともとスリム。やせている人がさらにやせるのは難しいのですが、天賦の身体能力を持つ信になりきるため、炭水化物を一切抜きブロッコリーを主食にして、このときは10kg減。まさにプロ根性の塊です」(前出・映画関係者)

 役に合わせ、無駄なくやせたかと思えば、筋骨隆々にもなる変幻自在の山崎。しかしそんな彼でも耐えられなかったものがひとつだけあったようだ。

「山崎さん演じる杉元と、矢本悠馬さん(33才)演じる白石が、川に落ちるシーンがあります。雪が積もる真冬の北海道ロケだったので、撮影直前まで電気毛布やカイロを常備していましたが、川の中の寒さは想像を絶する。山崎さんは、川での撮影が無事終わり、宿泊先に戻っても体の震えがずっと止まらず、“凍死寸前だった”とボヤいていましたね」(撮影スタッフ)

関連キーワード

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン