川栄李奈

女優としてのキャリアを重ねる

CM女王となり「見ない瞬間がない」川口春奈サン

 そしてAKB48時代、“おバカキャラ”の筆頭として大人気だったので、てっきりバラエティータレントとして進んでいくのかと思いきや、主演女優としてすてきにキャリアを重ねているのが川栄李奈サン(28才)です。

 総監督だった高橋みなみサン(32才)が「終わったなと思いました」と回想し、AKB48最大の危機と言われた握手会襲撃事件で大けがをした後、ファンを心配させないよう、笑みを浮かべながら記者やカメラの前に立った川栄サンを本当に強い人だと思っていました。

 あれから10年、女優さんとしてたくましく軽やかにキャリアを重ねていらっしゃいます。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、『義経のスマホ』(同)、そして今期の『となりのナースエイド』(日本テレビ系)で主演。3月からは橋本環奈サン(25才)と上白石萌音サン(26才)のW主演だった舞台『千と千尋の神隠し』に、福地桃子サン(26才)とともにクワトロキャストとして加わります。“AKB48の出世頭”と言っても過言ではなさそうですね。

CM女王

CM女王に

 そして川栄サン同様、朝ドラや大河ドラマでの好演が印象的で、なんといっても2022年のドラマ『silent』(フジテレビ系)での主演がいまも人々の印象に残り続ける川口春奈サン(28才)は、あの芦田愛菜サン(19才)を抜いてCM女王となり、「え? また春奈チャンのCM?」とテレビにツッコミたくなるほど「見ない日がない」どころか「見ない瞬間がない」ほど出ていらっしゃいます。

 2013年、主演ドラマで当時の最低視聴率を叩き出したことが長年取り沙汰されていたものですが、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、あの沢尻エリカさん(37才)の代役に抜擢され、乗馬の練習や時代劇の所作を短い期間で習得し、見事に好演されたことをきっかけに華麗なるリベンジを果たされました。

 そのエリカさんといえば、2月10日から初主演舞台『欲望という名の電車』の公演がスタートします。

 実は知人からずっと彼女の近況や動画(!)などをこっそり見させてもらっていたのですがすごくお元気そうだし、いい意味で「エリカさま健在」と周囲の皆さんが温かく見守っているように思います。この舞台が成功したら最大のリベンジになるかもしれませんね。

 たくましい女性たちの“リベンジの初春”、応援します!

構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!+』(メ〜テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2024年2月22日号

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