国内

《SNSやYouTubeに流出》「組員はスマホ使用禁止!」有名暴力団が出した異例の通達文にあった“驚きの背景”

六代目山口組の司忍組長も流出の被害にあった過去が(時事通信フォト)

六代目山口組の司忍組長も流出の被害にあった過去が(時事通信フォト)

 指定暴力団・稲川会が傘下組織に出した通達文が関係者の間で話題を呼んでいる。2月14日付で稲川会総本部が〈稲川会総本部御通知〉と題された通達文を傘下組織に配布。〈各一家総長各組長に必ず通達する様御願い致します〉と添えられていて、その重要性が窺える。

「暴力団の通達文といえば、代表的なのが組員の破門・絶縁を記したものです。これは単に“この組員を破門・絶縁しました”という通知だけでなく、“他団体に、この組員との交友、接触、引き抜きはご遠慮ください”という要請も含まれている。簡単な連絡ごとは口頭や電話で伝えられるため、暴力団がわざわざ通達文という形で出すことはその内容が組織にとって非常に重要な内容であり、警察も注目している」(全国紙社会部記者)

 今回、稲川会が出した通達は、絶縁・破門か、はたまた人事異動か──と思いきや、なんと組員の“スマホマナー”への注意喚起だった。

〈稲川会館参集時(定時直参会・理事会)会館内には『スマートフォン・携帯電話・スマートウォッチ』の所持を厳禁と致します〉

 一般社会でもスマホの使い方については悩みの種になるケースが多いが、暴力団でも、それは同じようだ。「以前もある有名組織が本部の建物周辺での通話を禁じる通達を出したことがある。定例会ともなると多くの組員が集まるため、近隣住民から“話し声がうるさい”というクレームが入ったのが理由と聞いている」(同前)と、組織として対応を迫られる例は珍しくないという。

関連記事

トピックス

成年式を控える悠仁さまと第1子を出産したばかりの眞子さん(写真・右/JMPA)
眞子さん、悠仁さまの成年式を欠席か いまなお秋篠宮家との断絶は根深く、連絡を取るのは佳子さまのみ “晴れの日に水を差す事態”への懸念も
女性セブン
ボニー・ブルーとの2ショット(インスタグラムより)
《タダで行為できます》金髪インフルエンサー(26)と関係を持った18歳青年「僕は楽しんだから、被害者になったわけじゃない」 “捕食者”との批判殺到に反論
NEWSポストセブン
2人は結婚3年目
《長髪62歳イケオジ夫との初夫婦姿》45歳の女優・ともさかりえ、3度目の結婚生活はハッピー 2度の離婚を乗り越えた現在
NEWSポストセブン
オーナーが出入りしていた店に貼られていた紙
「高級外車に乗り込んで…」岐阜・池田温泉旅館から“夜逃げ”したオーナーが直撃取材に見せた「怒りの表情」 委託していた町の職員も「現在もまだ旅館に入れない」と嘆き
NEWSポストセブン
記者の顔以外の一面を明かしてくれた川中さん
「夢はジャーナリストか政治家」政治スクープをすっぱ抜いた中学生記者・川中だいじさん(14)が出馬した生徒会長選挙で戦った「ものすごいライバル候補」と「人心を掴んだパフォーマンス」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博内の『景福宮』での重大な疑惑が発覚した(時事通信)
《万博店舗スタッフが告発》人気韓国料理店で“すっぱい匂いのチャプチェ”提供か…料理長が書いた「始末書」が存在、運営会社は「食品衛生上の問題はなかった」「異常な臭いはなかった」と反論
NEWSポストセブン
63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志さん
《63歳で初めて人生を振り返った俳優・小沢仁志》不良役演じた『ビー・バップ』『スクール☆ウォーズ』で激変した人生「自分の限界を超える快感を得ちまった」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
サッカー界のレジェンド・釜本邦茂さんが「免許返納」密着取材で語っていた「家族に喜んでもらえることの嬉しさ」「周りの助けの大きさ」
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがニューシングル『Letter』をリリース(写真・左/AFLO、写真・右/Xより)
羽生結弦の元妻のバイオリニスト・末延麻裕子さん、“因縁の8月”にニューシングル発売 羽生にとっては“消せない影”となるのか 
女性セブン
中学生記者・川中だいじさん(14)が明かした”特ダネ”の舞台裏とは──
「期末テストそっちのけ」中学生記者・川中だいじさん(14)が抜いた特ダネスクープの“思わぬ端緒”「斎藤知事ボランティアに“選挙慣れ”した女性が…」《突撃著書サイン時間稼ぎ作戦で玉木氏を直撃取材》
NEWSポストセブン
雅子さまのご静養に同行する愛子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA) 
愛子さま、雅子さまのご静養にすべて同行する“熱情” そばに寄り添う“幼なじみ”は大手造船会社のご子息、両陛下からも全幅の信頼 
女性セブン
猫愛に溢れるマルタでは、動物保護団体や市民による抗議活動が続いているという(左・時事通信フォト)
《深夜に猫地面にたたきつける動画》マルタで“猫殺し”容疑で逮捕の慶應卒エリート・オカムラサトシ容疑者の凶行と、マルタ国民の怒号「恥を知れ」「国外に追放せよ」
NEWSポストセブン