大谷に責任はあるのか?

 海外では水原氏のように、莫大なカネを稼ぐスター選手の側近が「金銭トラブル」を起こしたケースは珍しくない。

 NBAのスター選手だったケビン・ガーネット(47)は2018年、資産管理を任せるほど信頼する友人に7700万ドル(当時で約85億円)を騙し取られた。元レイカーズのラマー・オドム(44)は昨年、自身のマネージャーが自宅を無断で売却しようとしたとして解雇して騒動になった。

 水原氏は解雇が公になる前日、米スポーツメディア・ESPNの取材に対して「大谷に借金返済の肩代わりを依頼した」と証言したが翌日、発言を撤回している。実際にはどんなやり取りが大谷との間にあったのか。それ如何では、大谷自身の問題にも波及しかねない重大事態である。

 水原氏はロサンゼルスにいた幼少期、ドジャースで活躍する野茂英雄に憧れて野球の仕事に就くことを志したという。憧れのチームでの仕事が始まった矢先に噴出した違法賭博のトラブル。失ったものはあまりにも大きい──。

※週刊ポスト2024年4月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

24時間テレビの司会を務めた水卜麻美アナ
《水卜アナ謝罪の『24時間テレビ』寄付金着服事件》「まだ普通に話せる状況ではない」実母が語った在宅起訴された元局長の現在
NEWSポストセブン
女子ゴルフ界をざわつかせる不倫問題(写真:イメージマート)
“トリプルボギー不倫”で揺れる女子ゴルフ界で新たな不倫騒動 若手女子プロがプロアマで知り合った男性と不倫、損害賠償を支払わずトラブルに 「主催者推薦」でのツアー出場を問題視する声も
週刊ポスト
本格的な活動再開の動きをみせる後藤久美子
後藤久美子、本格的な活動再開の動き プロボクサーを目指す次男とともに“日本を拠点”のプラン浮上 「国民的美少女コンテスト」復活で審査員を務める可能性も 
女性セブン
主砲・岡本和真の起用法が二転三転していることは気懸かり
開幕直前の阿部巨人に衝撃「丸の長期離脱」で主砲に及ぶ余波 広澤克実氏は「岡本まで不調ならジャイアンツのBクラスもあり得る」
週刊ポスト
すき家の「クチコミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
【“ネズミ味噌汁”問題】すき家が「2か月間公表しなかった理由」を正式回答 クルーは「“混入”ニュースで初めて知った」
NEWSポストセブン
スシローから広告がされていた鶴瓶
《笑福亭鶴瓶の収まらぬ静かな怒り》スシローからCM契約の延長打診も“更新拒否” 中居正広氏のBBQパーティー余波で広告削除の経緯
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(左・時事通信フォト、右・HPより 写真はいずれも当該の店舗、スタッフではありません)
《丸ごとネズミ混入》「すき家」公式声明に現役クルーが違和感を覚えた点とは 広報部は「鍋に混入した可能性は著しく低い」と回答
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から3カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武・源田壮亮の不倫騒動から3カ月の現在》元乃木坂の衛藤美彩、SNSの更新はストップのまま…婚姻関係継続で貫く「妻の意地」
NEWSポストセブン
今年9月の19才の誕生日には成年式が予定されている悠仁さま(2025年3月、東京・文京区。撮影/JMPA) 
悠仁さま、卒業式後はクラスメートと2時間以上の名残惜しい“お別れタイム” 宮内庁発表の「卒業文書」に詰め込まれた“こだわり” 
女性セブン
亡くなる前日、救急車がマンションに……
《遺骨やお墓の場所もわからない…》萩原健一さん七回忌に実兄は「写真に手をあわせるだけです」明かした“弟との最期の会話”
NEWSポストセブン
試合後はチームメートの元を離れ、別行動をとっていた大谷翔平(写真/アフロ)
【大谷翔平、凱旋帰国の一部始終】チーム拠点の高級ホテルではなく“東京の隠れ家”タワマンに滞在 両親との水入らずの時間を過ごしたか 
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 山本太郎が吠えた!「野党まで財務省のポチだ」ほか
NEWSポストセブン