そんな大谷だが、新通訳のウィル・アイアトン氏との相性はよいとの評判だ。
「ウィルはロバーツ監督からは“超人”と呼ばれているほど能力が高い。日本で15才まで育ち、通訳としての技量が高いばかりでなく、元プロ野球選手なのでプレーヤー側の気持ちもわかります」(前出・在米ジャーナリスト)
別の仕事との兼務で、大谷専属とはいかないが、それがかえっていい効果を生んでいるという。
「これまでは水原氏が隅々まで面倒を見てくれましたが、ウィルに代わってからは、大谷選手がほかのスタッフや選手と直接やりとりをする機会が増えました。かえって周囲とのコミュニケーションが深まったのです」(前出・在米ジャーナリスト)
一方、現地メディアの多くがいまだに「(大谷の口座からの)送金に関する謎」に言及し、大谷に直接、疑惑を問いただす記者もいた。実際、「100%大谷は賭博に関与していない」ことを信じていないアメリカ人も多いようだ。捜査の長期化は避けられず、今シーズンはスキャンダルの影がついてまわることは避けられそうにない。大谷が雑音を封印するためには、再び周囲を黙らせるような快音を響かせるほかない。
※女性セブン2024年4月18日号