武豊の指輪はいまだ見つからず
今年3月、人気ジョッキーの武豊騎手(55才)の自宅から腕時計や指輪など数十点が盗まれる窃盗事件が発生した。
「武氏は高級腕時計のコレクターとして知られており、被害総額は数千万円に上るといわれています。これらの盗品の行方もまだ詳しくわかっていません」(全国紙社会部記者)
高級ブランドの腕時計も、シリアルナンバーで管理されている。
「正規ルートでの売却は不可能。だから、ヤクザや国内で暗躍する海外マフィアのような組織性のある集団が仕切る泥棒市のようなものに出すんです。寂れた歓楽街にあるマンションの一室とか、古びた商業ビルに入っている、誰も出入りしない開店休業状態のスナック、飲み屋の空き店舗などで開かれることが多い。そういう場所に、夜ごと何食わぬ顔で集まってきては、オークションのようなことをやっているんです」(警視庁OB)
ロレックスをはじめとした高級ブランドの腕時計は、中国や東南アジアの各国、中東のドバイなどで人気が高く、常に品薄状態なのだという。
「海外では日本の警察の手も及ばないので、正規の買取業者への売却も可能です。真贋鑑定さえクリアすれば入手経路や名前を聞かれることなく、すぐに現金化できる」(前出・犯罪ジャーナリスト)
盗品の行方の先には、特殊詐欺などの違法行為による巨額マネーが流れ込むマーケットの存在が見え隠れしている。
※女性セブン2024年5月2日号