説明責任を果たしていない「不祥事大物議員」7
広島の自民党組織はバラバラの状態
岸田首相も麻生氏も強固な地盤を持ち、「説明なんぞしなくても当選できる」とタカをくくっているようだが、そんな甘い状況ではない。
広島の地方議員が語る。
「総理はサミット以来、地元に帰っていないが、かわりに裕子夫人と長男の翔太郎さんが地元回りをしている。先日も、岸田首相が名誉会長を務める広島県バスケットボール協会の大会の開会式で翔太郎さんが代理で挨拶していた。裏金問題など政治的な話はなかった。首相公邸でのどんちゃん騒ぎで厳しい批判を浴びただけに余計なことは言わないようにしているんでしょう。
広島の自民党組織は河井克行・元法相夫妻の選挙買収事件以来バラバラの状態でもあり、総理といえど有力な対立候補が立てば大きく票を減らしそうな状況。広島の他の選挙区では自公の議員たちは軒並み討ち死にしかねない」
他党の動き次第では有権者の1票で「現職総理のクビ」を取ることさえ不可能ではないという。
麻生氏は小選挙区制になって以来、9回連続大差で当選を重ねてきたが、長男で後継者の将豊氏(麻生商事社長)が昨年いっぱいで日本青年会議所会頭の任期を終え、地元では「次の総選挙で世代交代」とみられてきた。
だが、本人はまだやる気らしい。
「麻生さんは自民党が弱っている時に引退するわけにはいかないという考えのようです。そうはいっても今年84歳になるし、地元でも早く将豊さんを国政にという声が強い。だから次の総選挙に出馬しても、1~2年後に任期途中で引退して息子に地盤を譲るつもりでは」(後援会関係者)
地盤の私物化である。有権者が「世代交代」を掲げて麻生氏に引退を求め、バッジを外させるやり方も考えられる。
※週刊ポスト2024年5月3・10日号
