芸能

中森明菜、6年半ぶりディナーショーで感動の11曲を披露 MCでは「ただのクソババアでしょ。来年還暦よ」と大暴れ

MCでは大谷翔平について語る場面も(写真は公式YouTubeより)

MCでは大谷翔平について語る場面も(写真は公式YouTubeより)

 開演5分前、主役の登場を熱望する客席から、自然と手拍子が発生した。彼女の名を呼ぶ声は次第に大きくなり、会場がにわかに熱を帯びる。ステージが暗転し、ピンスポットがともる。ファンの前に姿を見せたのは、中森明菜(59才)。声援に手を振って応える明菜に、ファンは悲鳴にも似た歓喜の声を上げた──。

 7月12~14日の3日間、明菜は自身のファンクラブ限定のディナーショーを都内で行った。チケットは7万円超と強気の価格設定ながら、全5公演は完売したという。

「明菜さんが人前でステージに立つのは2017年以来、約6年半ぶり。体調不良で活動を休止していたため、今回、明菜さんが本当に人前に出られるほどまでに回復したのか、誰もが確信を持てずにいました。

 客には前日まで会場の場所が知らされないという前代未聞のショーで、ファンクラブに告知された事前の注意事項では、中止の可能性も示唆されていました。会場リハーサルが行われたのは本番直前だったそうです」(音楽関係者)

 大きな期待と一抹の不安を胸に、ファンは会場へ向かうことになった。だが、ファンの前に姿を見せた明菜は、ブランクを感じさせないほどパワフルだったという。ステージでは、『スローモーション』『北ウイング』などの代表曲を中心に、シングルカットされていない楽曲も織り交ぜながら、計11曲を披露。メドレー以外はすべてフルコーラスでの歌唱だった。

「明菜さんは何度も『緊張している』と苦笑していましたが、ステージでのたたずまいはさすがの迫力で、ファン思いの選曲に胸が熱くなりました。楽曲はすべてジャズバージョンで、原曲よりもスローテンポかつキーの低いアレンジが多かったです。明菜さんは途中、アレンジに触れ“年だから声が出ないのよ”とこぼしていました」(ディナーショーに参加した人)

 演奏の合間には、時にドスの効いた低音ボイスで、時にアニメ調のような裏声で、ファンの歓声にも応えながら変幻自在にトークを繰り出した明菜。その内容には少し毒っ気も含まれていたそうだ。

「明菜さんは昨今の音楽番組に対して思うところがあるようで、アーティストの激しいダンスパフォーマンスと口パク疑惑に言及していました。

 また、公演期間中の7月13日は明菜さんの59才の誕生日。翌日の公演でファンに“おめでとう”と声をかけられた明菜さんは、冷めた声で“ただのクソババアでしょ。来年還暦よ?”とポツリ。さらに、“もう二度とステージに立たないかもしれない”という発言が飛び出したときには、会場内のあちらこちらから悲鳴が上がりました。MCの大暴れぶりもまた懐かしく、込み上げるものがありました」(前出・ディナーショーに参加した人)

 無事にすべての公演を終えた明菜が、最後にファンに贈ったのは、ステージからの投げキッス。完全復活へ、貴重な第一歩となった3日間だった。

※女性セブン2024年8月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン