スポーツ

《名古屋場所に登場の溜席着物女性》美人どころを引き連れ周囲の目を惹く存在に 土俵に最も近い席で15日間皆勤

熱戦が続く名古屋場所

熱戦が続く名古屋場所

 熱戦が続く大相撲7月場所。年に一度、名古屋が舞台となる本場所だが、土俵上はもちろんのこと、土俵下にも様々なかたちで注目が集まる。今場所も7日目には横綱審議委員の紺野美沙子が登場し、「すげぇ美人がいた」とネットで騒がれた。中日には行司溜まり横に92歳の大村崑の姿もあった。かつては問題となる騒動が起きたこともあるが、今では華やかな観客たちの姿が、白熱の取組に花を添えている。

 土俵に最も近い、座布団敷きの席が「溜席」だ。名古屋場所の溜席をめぐっては、2009年に騒動が起きた。木瀬親方(元前頭肥後ノ海)が暴力団関係者に土俵周りの特別席で観戦できるよう便宜を図ったとして、2階級降格と部屋閉鎖の処分の厳罰が下っている。協会関係者が言う。

「名古屋場所には砂かぶりといわれる溜席が500あるが、うち300が維持員席。協会に維持費(3年間、112.5万円)を支払った維持員に与えられる席。本来は売買してはいけないが、当時は茶屋や親方を通じて余ったチケットを転売するのが慣例化していた。問題となった暴力団員はテレビに映る向正面の15日間通しを1席40万円で購入し、そこに団体で座っていた。刑務所では夕方に相撲のテレビ観戦が許されていることから、服役中の幹部に元気な姿を見せるのが目的だとされた」

 その後はチケット管理が厳しくなり、名古屋場所の維持員のひとりは「他人に譲る時は絶対に転売しない知人と決めている」という。この維持員によれば、「暴力団関係者が一掃された名古屋場所の溜席には有名女性が2人いる」というのだ。

「東西の花道に面した席に着物姿の女性がいる。テレビにもよく映りますが、2人とも着物で15日間皆勤です。西の花道の女性は“白鷺の姉御”と呼ばれ、東の花道の女性は“錦のママ”といった呼び名があります」(同前)

 この維持員によれば、「西の花道の“白鷺の姉御”は名古屋の老舗の鶏肉屋の女将さんで、関係者は“かしわ屋のおばちゃん”とも呼んでいる」という。孫が箱根駅伝で活躍した“3代目山の神(元青学大・神野大地)”というのは地元ではよく知られているが、7日目には神野が“白鷺の姉御”と一緒に観戦して話題になった。

「北の湖理事長の有力タニマチで、午前中の早い時点から席に座っていることが多い。花道に沿って前後で2席持っており、ご主人と観戦することが多い。真っ黒でアップにした髪型もずっと変わっていない」(前出・維持員)

関連キーワード

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン