幼い頃のやす子(Xより)

幼い頃のやす子(Xより)

幼少期の厳しい生活と人生を救った養護施設

 同会見ではやす子自ら高校時代に児童養護施設で暮らしていたことを打ち明け、「自分のそもそも住んでいた児童養護施設に恩返しができたらいいなっていう想いから始まっている募金です」と強い意気込みを語り、チャリティーマラソンに臨んでいた。

 昨年12月放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で本人は、「(一時期は)給食以外は食べたことがなかった」「50円のパンを食べて飢えをしのいだ」などのエピソードも語っている。実際に彼女が通っていたベーカリーショップ「カナルド西岐波店」で働く女性はこう話す。

「食パンの端、片面が全てミミになっている箇所を15枚ほど入れて、100円で売っています。先日やす子さんがテレビでお話しされて、今日の午前中は2〜3人の方が『番組出てたね!』と言って、買いに来られましたね。

 当時50円だったかどうか今すぐは確認が取れないのですが、そう考えると今は倍額ですね。実はこの食パンの耳は、意外とよく売れる商品でして、売り切れることもよくあります。採算は度外視で売っていまして、買うのはご老人と、やはり学生さんが多いですね。やす子さんも中学校時代に買ってくださったのではないかなと思います」

 2歳の時から母子家庭で育った彼女は、経済的に厳しい生活を強いられていたようだ。働き詰めの母親は家にいる時間が少なく、そのほとんどの時間を妹と過ごした。地元の知人が語る。

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