かつてのバンドメンバーたち

かつてのバンドメンバーたち(写真提供/Taiga)

「救急車と警察を呼んでください!」

 この時、やっくんにはまだ意識があった。やっくんはほかに被害者が出ないよう、痛みを堪えて事故現場で必死になっているTaiGaのもとに走ってきたという。

「やっくんの姿を見た僕は、携帯も持たずに車の外に出てしまったので、『やっくんは救急車と警察を呼んでください!』と叫んだんです。わかった! と言い、やっくんは走って車に戻っていきました。なんとしてもこれ以上の事故を避けるために意識が朦朧とする中、衣類を振り回していましたが、中央分離帯にいる僕の横を過ぎ去った車に、やっくんがはねられてしまったんです」

 彼は、当時のことを今でも疑問に思っていると言う。

「一番後ろには僕がいて、やっくんも比較的安全な中央分離帯を行き来していたはずなのに、なぜはねられてしまったんだろう?』と、悔やんでも悔やみきれないです。事故の詳細はこれまで多くのメディアの方から聞かれましたが、当時の自分の細かな行動や心境は初めて語ったかもしれません。

 まだまだ話していなかったことがあるので、話せる範囲でお話していきます。その後、生き残ったメンバーがどんな扱いをされていたかも……」

 重なってしまった不運な事故でやっくん、マネージャーという大事な仲間を失ったグループはその後、どんな道を辿ったのか。そして、10年以上が経った今、TaiGaはどんな生活をしているのだろうか。

後編へ続く)

◆取材・文/佐藤ちひろ(ライター)

関連記事

トピックス

真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
元“ぶりっ子”さとう珠緒の現在の恋愛観は……?
「事実婚じゃダメですか?」「あ、別居婚ならいいのかな」元“ぶりっ子”さとう珠緒(53)が明かす現在の“自分を大切にする恋愛観”とは 
NEWSポストセブン
核保有の是非を“議論”することすら封殺される状況に問題はないのか(時事通信フォト)
《あえて問う「核保有シミュレーション」開発費用と年数》専門家は「日本の潜在的技術能力なら核弾頭開発は可能」と分析 原潜に搭載なら「3兆~5兆円の開発費と年5000億円の維持費」
週刊ポスト
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
フジテレビをはじめ、女性アナウンサーをめぐる様々な「組織改変」があった2025年(時事通信)
《テレビ各局の社内改革》ひっそりとなくなっていた「女性アナウンサーの人気グッズ」…フジテレビは「コーディネーター職」新設も止まらぬ“退社ラッシュ”
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
NEWSポストセブン