芸能

《桜塚やっくんの墓参りに密着》11回目の命日…女装研究家になった元バンドメンバーTaiGaの告白「やっくんの夢だった『武道館での歌唱』を叶えたい」

桜塚やっくんの命日に墓参りに訪れたTaiga

桜塚やっくんの命日に墓参りに訪れたTaiga

 2013年10月5日、人気お笑い芸人・桜塚やっくん(本名:斎藤恭央さん)が自動車事故によって37歳の若さでこの世を去った。あれから11年。神奈川県川崎市の公園墓地で降りしきる雨のなか墓参りをしていたのは、やっくんとバンドを組んでいたTaiGa(タイガ)だった。彼は辛い別れを経て、今、どうしているのか。TaiGaの墓参りに付き添った。【前後編の後編】

 TaiGaはやっくんが結成した女装ロックバンド「美女♂men Z」の曲『絆』を流しながら、彼のお墓に向かって話しかけている。この日、桜塚さんのお墓の前にはたくさんの花束が置かれていた。

「お墓の周りも綺麗でしょう。11年経った今も、命日にはやっくんのファンが遠くから来てお墓の周りを掃除してくれたり、お線香をあげてくれるんです。僕は今日、やっくんと飲もうと思ってビールを買ってきました」(TaiGa、以下同)

 こう言うと、TaiGaは缶ビールを開け、グイっと一口飲んだ。この時、どしゃ降りの雨はパラパラと小雨に変わりつつあったが、彼の目からは大粒の涙がこぼれているように見える。

「今日は僕にとって唯一、バンドメンバーとの楽しかった思い出に浸りたい日なんです。だけど、毎年この日が来ると色んなことを思い出して不安で仕方なくなります。あの事故の後のことを、本当なら全てをお話ししたいところですが……。生き残った僕らには、地獄のような日々が待ち受けていました。やっくんの死を利用して売名や金儲けをたくらむ者が、次々と現われたんです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
AIの技術で遭遇リスクを可視化する「クマ遭遇AI予測マップ」
AIを活用し遭遇リスクを可視化した「クマ遭遇AI予測マップ」から見えてくるもの 遭遇確率が高いのは「山と川に挟まれた住宅周辺」、“過疎化”も重要なキーワードに
週刊ポスト
韓国のガールズグループ「AFTERSCHOOL」の元メンバーで女優のNANA(Instagramより)
《ほっそりボディに浮き出た「腹筋」に再注目》韓国アイドル・NANA、自宅に侵入した強盗犯の男を“返り討ち”に…男が病院に搬送  
NEWSポストセブン
ラオスに到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月17日、撮影/横田紋子)
《初の外国公式訪問》愛子さま、母・雅子さまの“定番”デザインでラオスに到着 ペールブルーのセットアップに白の縁取りでメリハリのある上品な装い
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(AFLO/時事通信フォト)
「“穴持たず”を見つけたら、ためらわずに撃て」猟師の間で言われている「冬眠しない熊」との対峙方法《戦前の日本で発生した恐怖のヒグマ事件》
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト