財布を持ちながら歩く(2024年)

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「あぁ、役者を辞めたい……」

 芝翫がAさんとの同棲生活を解消し、自宅に戻った背景には、三田のみならず歌舞伎界からの厳しい視線もあったという。

「あまりにも脇が甘く、すぐに不倫関係がバレる“ゆるさ”を、歌舞伎仲間からは芝翫ならぬ『大弛緩』と揶揄されて総スカン。Aさんとの同棲報道に、ある中堅の有名俳優は『もうあの人の顔も見たくない!』と吐き捨てていたそうです。芝翫さんは孤立状態で仕事も減り、周囲から厳しい目を向けられる状態に、『あぁ、役者を辞めたい……』と吐露することもあったとか」(前出・歌舞伎関係者)

 外出もままならず、実家のルームランナーが唯一の息抜きという時期もあった芝翫。

「決定打になったのは、歌舞伎の興行を主催する松竹の激怒でした。同社の幹部が夏頃に『同棲を解消しないなら、しばらくは歌舞伎座に出さない』と芝翫さんに通達。子供たちに大慌てで説得され、芝翫さんは謝罪に行ったそうです。さすがの芝翫さんも反省し、Aさんが同伴予定だった直後の海外公演は、Aさんのチケットをキャンセル。この頃には同棲解消を決意していたのでしょう。

 最近は舞台だけでなく、後進の育成に熱心にかかわるなど、殊勝な生活を続け、その過程で自宅に戻ることになったようです」(前出・別の歌舞伎関係者)

 2年半にも及んだ三田と芝翫の別居生活は、かくして終止符を打った。

「どんなに浮気をされても三田さんが芝翫さんの元を離れなかったのは、彼にゾッコンだったから。結婚後、流産を経験し、絶望感にさいなまれていた時期に、愛情を持って支えてくれたのが芝翫さんでした。彼女はそのときの夫の優しさにいまも感謝しています。夫と“一生添い遂げる”と心に誓い、その誓いをひたむきに守っているのです。

 子供たちや成駒屋の看板を守るためだけではありません。愛する夫のために、使命感を持って必死に家業を守ろうとしている。梨園の関係者の間ではよく知られた話ですよ」(前出・歌舞伎関係者)

 周囲の助けもあって夫の愛人に“がまん勝ち”した三田。妻の献身が夫の心に響くことを願っている。

女性セブン2024125日号

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