国内

《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も

雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)

 雅子さまが61才の誕生日を迎えられる直前、「誕生日文書の遅延」というハプニングが起きていたのだが、実は今回が初めてではない。療養中の雅子さまにご無理を強いることはできないが、「国民の期待に応える皇后のお姿」を支え、実現させるのもまた、周囲の役割なのではないか──。

《今年も多くの方に支えていただきながら、こうして無事に誕生日を迎えることができましたことに感謝しつつ、日頃より皆様から寄せていただいている温かいお気持ちに対し、改めて心から御礼をお伝えしたいと思います》

 雅子さまは12月9日、61才の誕生日を迎えられた。同日、両陛下は上皇ご夫妻へのご挨拶のため、仙洞御所に足を運ばれた。

「雅子さまは、沿道に集まった人々に顔がよく見えるよう座り方を工夫されていました。リラックスされた表情でした」(皇室記者)

 冒頭は、雅子さまが1年を振り返り、感謝を込められた「誕生日文書」の一部。およそ3600字にもおよぶ、“力作”だ。

「かつては誕生日に際して会見が行われていましたが、2004年の療養入り以降は、文書でご感想を明かされるのみにとどまっています。今回、宮内庁の担当記者からは“文書で構わないから、質問に回答する形式はどうか”と要望があったそうですが、実現はしませんでした」(別の皇室記者)

 話題は多岐にわたる。能登半島地震などの自然災害、世界で続く紛争、環境問題、物価高、愛子さまのご活躍、そして、地方公務や国賓としてのイギリスご訪問など、さまざまなテーマが盛り込まれている。

「雅子さまは皇后というお立場と、皇后の発する言葉の影響力の大きさをよくご存じです。だからこそあちこちに目を配られ、丁寧な文書になっているのでしょう」(前出・別の皇室記者)

遅延は「当然のこと」と認識

 年々長くなる文章には、あらゆることへの思いを正しく、誤解されることなく伝えたいという雅子さまのお気持ちがにじみ出ている。

「過去には文書の公表後に、些細な言い回しの修正や単語の追加などが行われたこともありました。それは皇太子妃時代、雅子さまへの心ないバッシングが続いた時期のことでした」(皇室ジャーナリスト)

 だが“丁寧すぎる”姿勢が裏目に出ることもあった。

「例年、ギリギリまで内容を吟味し、推敲を重ねられます。あまりに没頭しすぎて、記者たちに文書を渡すはずの時間を過ぎてしまうこともままありました」(前出・皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《スクショがない…》田中圭と永野芽郁、不倫の“決定的証拠”となるはずのLINE画像が公開されない理由
NEWSポストセブン
多忙の中、子育てに向き合っている城島
《幸せ姿》TOKIO城島茂(54)が街中で見せたリーダーでも社長でもない“パパとしての顔”と、自宅で「嫁」「姑」と立ち向かう“困難”
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン