G7に際し来日した金建希氏(時事通信フォト)の自撮りインスタ
かつて大統領夫人として高級ブランド品の山のなかで贅の限りをつくし、数々の不正に手を染めたフィリピンのイメルダ夫人になぞらえて、金夫人を「キム・イメルダ」と揶揄する声も上がるなか、辺氏は彼女のこんな素顔を明かす。
「尹氏を検察官時代から支え続けた献身的な妻であることは間違いありません。ソウル大学で経営専門修士号を取得し、美術展示の企画会社の代表取締役を務めた才媛です。結婚当初、尹氏はわずか200万円しか貯金がなく、金夫人が事業や株投資で儲けたお金で彼を食べさせていた。尹氏からすると頭が上がらない存在と言えます。
彼女としても“誰のおかげでここまで上り詰めることができたのか”という思いは強いのでしょう。この夫婦間の力関係が、金夫人による権力介入疑惑の源泉になった側面は否定できません」
そのキャリアや美貌に、憧れる女性も多い
なお尹氏と金夫人はお見合い結婚で、当初は「タイプではない」と金夫人が難色。しかし心酔する占い師からお告げがあり、入籍に踏み切ったとされている。
「金夫人はこの占い師に絶対的な信頼を置いており、尹氏の大統領就任後も何かと相談してきた。占い師もメディアで金夫人に助言していることを公言しています」(辺氏)
共に民主党は尹大統領の弾劾訴追案の再提出に加え、金夫人への特別検察法案も諦めていない。夫婦の未来は占うまでもなく暗雲に覆われている。
※週刊ポスト2024年12月27日号