芸能

中居正広の深刻トラブルに全く触れないテレビ局 ジャニー氏性加害問題で反省したはずなのに…騒動が風化するのをじっと待つ“不誠実”

中居正広の女性トラブルに全く触れないテレビ局 

中居正広の女性トラブルに全く触れないテレビ局

 お笑い芸人ばかりがテレビ画面を占拠した年末年始。一方で、中居正広(52)の深刻な女性トラブルに迫ろうとするテレビ局はなかった。

 本誌『女性セブン』2024年12月19日発売号が、中居が直面する深刻なトラブルを報じてから約1週間。第一報を伝えて以降、騒動の余波は広がり続けている。中居の出演番組が収録中止などに追い込まれ、中居をCM起用する企業にも動きが出始めた。ソフトバンクは彼が出演するCM動画を公式サイトから削除した。

 12月27日に中居は自身の有料サイトに謝罪文を掲載したものの、テレビ局は、関西ローカルの情報番組『す・ま・たん!』(読売テレビ)がトラブルを短く報じただけで、一様に沈黙を守っている。同志社女子大学教授でメディア評論家の影山貴彦氏が指摘する。

「中居さん側がコメントを発表したにもかかわらず、彼を起用するテレビ局が沈黙を貫くのは、あまりに不誠実ではないでしょうか。事情が見えないにせよ、局としての見解や、中居さんがかかわる番組をどうするかは発信すべきです。いまの状況は中居さんに対するテレビ局の忖度と受け止められても仕方ありません」

 特に違和感を覚えるのは、トラブルに社員が関与したとされるフジテレビの対応だろう。

「トラブルが発生したとされるのが2023年6月。フジテレビはその後、トラブルの発端となった飲み会に出席予定だったとされる社員らに聞き取りを行うなど、トラブルについて調査していたと思われます。

 そうでなければ、今回、『女性セブン』や『週刊文春』の報道に“社員は関与していない”とすぐに否定できないはず。つまり彼らは早い段階で中居さんの女性トラブルを把握していたにもかかわらず、スポンサーのついた冠番組のMCとして、中居さんを起用し続けていたことになります」(テレビ局関係者)

 冠番組とは、トラブルが発生する約2か月前にスタートした『まつもtoなかい』(フジテレビ系)。ダウンタウン・松本人志(61才)とのタッグが話題を呼んだが、松本が『週刊文春』が報じた性加害疑惑の裁判に注力するかたちで昨年1月に同番組を降板した。

 番組は2月以降も嵐の二宮和也(41才)やムロツヨシ(48才)をMCに迎え、『だれかtoなかい』にリニューアルして継続。だが昨年12月に、各メディアが同番組の今年3月いっぱいでの放送終了を報じた。中居のトラブルを把握しながらも継続した番組の終了からは、フジテレビの思惑が見え隠れするという。

「中居さんの女性トラブルに関する噂が立ち始めたのは、昨年の秋頃でした。業界内に噂が広まり、他局でも彼の女性問題が水面下で調査される事態に発展した。フジテレビはトラブルが表面化する可能性が高まったと判断して、大事になる前にひっそりと幕引きを図ったと捉えるテレビ局関係者も少なくないんです。このタイミングなら、『春の改編に合わせた番組終了』と言い逃れできますからね」(前出・テレビ局関係者)

 フジテレビはどう認識しているのか。フジテレビへの取材では、そもそも中居のトラブルについて「フジテレビは把握していたのか」と尋ねたが、質問に対する明確な回答はなかった。

関連記事

トピックス

2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
【追悼】釜本邦茂さんが語っていた“母への感謝” 「陸上の五輪候補選手だった母がサッカーを続けさせてくれた」
週刊ポスト
有田哲平がMCを務める『世界で一番怖い答え』(番組公式HPより)
《昭和には“夏の風物詩”》令和の今、テレビで“怖い話”が再燃する背景 ネットの怪談ブームが追い風か 
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
広島・広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《過激すぎる》イギリス公共放送が制作した金髪美女インフルエンサー(26)の密着番組、スポンサーが異例の抗議「自社製品と関連づけられたくない」 
NEWSポストセブン
1990年代、多くの人気バラエティ番組で活躍していたタレント・大東めぐみさん
《交通事故で骨折と顔の左側の歯が挫滅》重傷負ったタレントの大東めぐみ「レギュラーやCM失い仕事ほぼゼロに」後遺症で15年間運転できず
NEWSポストセブン
1990年代、多くの人気バラエティ番組で活躍していたタレント・大東めぐみさん
《事務所が猛反対もプロ野球選手と電撃結婚》元バラドルの大東めぐみ、人気絶頂で東京から大阪へ移住した理由「『最近はテレビに出ないね』とよく言われるのですが…全然平気」
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《借金で10年間消息不明の息子も》ビッグダディが明かす“4男5女と三つ子”の子供たちの現在「メイドカフェ店員」「コンビニ店長」「3児の母」番組終了から12年
NEWSポストセブン