芸能

《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」

高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)

高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)

 4月8日、静岡県島田市の総合医療センターで女性看護師に暴行し、ケガをさせた傷害容疑で、女優・広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された。事件の前、新東名高速道路・掛川PA付近のトンネル内で大型トレーラーに追突し、交通事故を起こした際などに、広末容疑者が不審な動きを見せていたことも大きく報じられている。

 一連の報道を受けて、2000年代から自身も芸能界で活躍しているフィフィ氏(49)は、ほぼ同時期に詳細が明らかとなった「フジテレビ問題」などにも目を向けながら、広末が15歳という若さで飛び込んだ “芸能界”という特殊な世界について解説する。

 * * *
 前提として、広末さんが起こした事故や、搬送先の病院で看護師に暴行を加えたことなど、彼女の行為を擁護するつもりはありません。

 一方で、昨今取り沙汰されている「フジテレビ問題」や、一部タレントによる性暴力報道などを見ていると、彼女もある意味で“芸能界”の被害者なんじゃないかと、その点に関しては同情せざるを得ないという思いが芽生えた。

 芸能界って間違いなく“特殊な環境”ですし、彼女は15歳という若さでその世界に飛び込んでいるんですよ。ただ単に「一般社会と大きく性質が異なる」という話ではありません。私が芸能界に入った2000年代でさえまだコンプライアンス意識は低く、今だったら糾弾されるようなパワハラやセクハラも、見逃されるような環境にありました。

 例えば、たまり(=テレビ局における、収録スタジオの前室)にいるとき、大物司会者の方に「〇〇さん、最近遊んでくれないじゃないですか」って猫なで声で近寄る若いタレントがいたり、収録中にひな壇に座っていると、スタジオ裏から灰皿を投げつけるような大きな音やディレクターさんの怒号が聞こえたりしてた。

 当時は、全部が全部ではないけど、普通の会社じゃ起こり得ないことが、当たり前のように起きる環境だった。直接的な被害に遭っている/いないにかかわらず、芸能界という“不健全な世界”が生活の中心にあり、そのなかで育った彼女は、単に「子供の頃から、大人の社会で働かされていた」という以上の負荷がかかっていたんじゃないかと思います。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン