1999年、時代劇『水戸黄門』に姫役で出演

1999年、時代劇『水戸黄門』に姫役で出演

「本格的な時代劇は初めてで、着物の着方や所作、演技のレッスンを受けて撮影に臨んだのですが、京都の撮影も厳しかったですね。怒られてばかりで、撮影初日から『東京へ帰りたい』と思っていました。

 ただ、私が出演する6話分の台本をまるまる覚え、必死で取り組んでみたら、それまでの自分の取り組み方では甘かったんだな、と思い知らされました」

『水戸黄門』の出演で嬉しかったのは、長く不和だった両親に対して胸を張れたことだった。

「初めて親に喜んでもらえる仕事ができたな、と思いました。子どもの頃から『何もできない!』などと言われて育ったので、親に認めてもらいたかったんですよね。でも、最初は『水戸黄門』が決まったことを本気にしてくれていなくて、台本に私の名前が出ているのを見て、やっと信用してくれました」

『水戸黄門』から2年後に芸能界を引退。その後、そめやさんは結婚し、2児の子どもを授かった。近況について聞くと、驚きの答えが返ってきた。

「実は5年ほど前から別のお仕事をしています。そのときに“そめやゆきこ”という名前も卒業しました。現在は桜羽佑瑛(さくらば・ゆえ)の名をたて、開運アドバイザーや恋愛コンサルタントとして活動しているんです」

 激動の芸能界を駆け抜けた彼女に何があったのか。続編では改名した意外な理由、這いつくばってトイレに行くほどだった40代での体調不良、開運アドバイザー・恋愛コンサルタントを始めたきっかけなどを語っている。

(第2回に続く)

取材・文/中野裕子(ジャーナリスト)

【写真】現在のそめやゆきこさんと、アイドル時代のセクシーなカット

▶︎つづきを読む 「ベッドから起き上がれない」「這ってトイレへ」元タレント“そめやゆきこ”が40代での深刻な体調トラブルを機に改名した意外な理由

▶︎つづきを読む 「髪の毛を剃るのは抵抗が…」『トゥナイト2』レポーターから僧侶に転身、そめやゆきこが明かした出家の意外な理由

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