社長であり夫の勇人さんと向かい合いパンプアップを始める。両手を握りあって、腕を繰り返し上下に動かす瑞希さん
──ボディビルの大会に出場するには、そういった努力も必要なんですね。
「もちろん、筋トレも並行してやりますよ。基本的には、スクワット・ベンチプレス・デッドリフトのいわゆる“ビッグ3”で鍛えている感じです。たとえば太ももの大腿四頭筋でも外側(がいそく)と内側(ないそく)と筋繊維とそれぞれの部位によっても鍛え方が違うとかはありますが、大まかには全身運動です」
──ストイックですね。
「それを1回1時間ほど、有酸素運動やパーソナルトレーニングも含めて週に14回(1日2回)。大会1カ月前になると1日3回ほど行いますが、仕事もあるし私は子どもも2人いるのでとにかく時間がなく、『子どもの送り迎えのついでにジム』とか『娘の習い事の合間にジム』とか、夫の力を借りながらなんとか筋トレの時間を捻出しています」
──そうした努力を経て、去年の9月には大会初出場で入賞という成績を収められました。どのくらいの規模の大会だったのでしょうか。
「『NABBA JAPAN GRAND PRIX FINAL 2024』という大会で、参加者はプロも含めて、男女合わせて200人以上です。大会は朝7時から深夜1時まで行われていて、私はそのなかの“アマチュア”部門と、コンテスト未経験者限定の“ノービス”部門に出場し、両部門で『10位入賞』という結果をいただきました」
──今回はアマチュア部門で入賞されたとのことですが、いずれはプロ転向も?
「もちろんプロを目指して出場したのですが、まだまだ程遠いですね。『10位入賞』というのも、4位〜10位に入ったということで、詳しい順位は当事者も分からないんです。しかもプロになるには、そのアマチュア戦で1位を取ってプロ戦の出場資格を得て、さらにプロ戦でも1位を取らないと契約してもらえないんです。
いまは、金子賢さんが代表を務める『サマー・スタイル・アワード』という大会が8月に行われるので、その大会を目指してボディメイク中。今年の初戦はそこになるかと思います」
