「進次郎効果」で自民が議席を取り戻す!自公過半数回復の衆院選シミュレーション
自民は衆院で210議席以上の可能性も
次に衆院選の情勢だ。
特に野党はまだ候補者が揃っていないだけに、解散・総選挙となれば自民党より野党に不利に働く。
それでも4月の予測では、自民党が大敗した昨年の総選挙の頃よりさらに逆風が強まっていたことから、自民党は170~180議席まで落ち込むという予測だった。しかし、衆院でも情勢は一変、自民党はかなり議席を回復しそうだ。
「昨年の総選挙では“自民党にお灸を据える”と自民への票が保守系の国民民主にかなり流れた。4月の予測時点ではそうした動きがさらに広がりつつあったが、ここに来て玉木の失速と進次郎ブームで“自民党でいいんじゃないか”と回復している。自民は前回落選組の復活も見込まれます。直近の情勢では衆院で210議席以上確保する可能性が出てきた」(野上氏)
進次郎効果により自民党は衆院で現有議席から14議席増、4月時点の情勢と比べると40議席程度の議席増が見込まれるという分析だ。逆に立憲は現有議席から18議席減もあり得る情勢だ。まさに進次郎劇場の勝利である。
そうなると自公政権は衆院でも過半数を回復し、衆参とも過半数となって政権が安定する。自民党が政権維持のために国民民主や維新との連立組み替えに動いたり、立憲民主との“大連立”など政界再編に向かう必要はなくなる。結果、国民が期待した消費税減税の可能性も消えることになる。
“進次郎劇場”が本当にそうした結果をもたらすのか。有権者がこの夏に下す判断はこの国の今後に重大な意味を持つ。
(第1回から読む)
※週刊ポスト2025年6月27日・7月4日号
