多目的トイレが設置されているエレベーターホールの間取り(イメージ図)

多目的トイレが設置されているエレベーターホールの間取り(イメージ図)

 芸人としてのキャリア、夫としての信頼も、すべてを失いかけた渡部。その象徴とも言えるのが、不倫の“現場”となった多目的トイレだった。騒動直後、不正利用を防ぐため、トイレの前に警備員が常駐し、利用者を厳しく監視する警戒態勢が敷かれたという。

 NEWSポストセブン取材班が始まりの場所の同トイレを訪れると、驚くほど当時のままだった。

現場は「完璧な死角」に

 予想に反し、駐車場には多くの車が停まっており、人の気配も少なくない。しかし、誰一人として、トイレに奇異の目を向ける者はいない。かつて日本中の注目を集めた場所だとは、思いもしないのだろう。

 当時の報道では「エレベーターの前で落ち合って、トイレの鍵を閉めた瞬間、すぐに始まりました」という生々しい証言が記されていた。取材班はその動線をなぞるように、駐車場からエレベーターホールへと向かってみる。すると、ある事実に気づかされる。

 エレベーターの前から、左斜め後ろを振り向くような不自然な体勢にならない限り、多目的トイレの様子をうかがい知ることはできないのだ。

 では、逆の動線、駐車場からエレベーターへ向かう場合はどうか。こちらも、多目的トイレとの間に絶妙な角度がついており、仮にトイレのドアが全開になっていたとしても、中を覗き見ることは不可能に近い。見えたとしても入り口付近がやっとで、内部の様子は完全に「死角」となっている。

 計算ずくの場所だったのか、あるいは単なる偶然か。この多目的トイレは、人目を忍ぶにはあまりにも好都合な構造をしていた。

関連記事

トピックス

参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
定年後はどうする?(写真は番組ホームページより)
「マスメディアの“本音”が集約されているよね」フィフィ氏、玉川徹氏の「SNSのショート動画を見て投票している」発言に“違和感”【参院選を終えて】
NEWSポストセブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト