『CANDY』に勤めるきらおくん氏(Xより)
ANNの「X全量調査」によれば、7月3日から15日にかけての参政党の政党名を含むX上の関連投稿は約1500万件。ランキングで次ぐ自民党の約2倍の投稿数だ。彼らのように、SNS投稿に影響されて投票する人々は実際にいるようだ。
しかしこうした“歌舞伎町界隈”からの共感は、今に始まった動きではない。「ある立役者がいるんです」と話すのは歌舞伎町に詳しいルポライターだ。
「昨年の東京都知事選に出た田母神俊雄さん(76)です。彼は街の若者に対して政治への関心を持ってもらおうと、新宿・歌舞伎町でホステスやバーテンダーら約100人と交流するなど奔走していました。都知事選ボランティアにも歌舞伎町のホストや飲食店関係者が出入りしていた」
この田母神氏と関係が深いのが、参政党の新人として出馬しているさや氏(43)だ。大手紙政治部記者が話す。
「2人の出会いのきっかけは田母神俊雄さんの『田母神塾』という保守系のネット番組です。インタビューなどでも『田母神ガールズだった』と話していますし、代議士を志したのも彼がきっかけだそう。昨年の都知事選でも田母神さんの応援弁士を務めるなど、繋がりは強い。歌舞伎町のインフルエンサーやホストが“参政党推し”を急に押し出し始めたのは、都知事選における田母神氏の若者人気の余波もあるのではないか」
参政党の影響力は、若者たちに少しずつ浸透し始めている。他方、歌舞伎町のなかでも賛否はある。
前出とは別のホストクラブ関係者が話す。