青木アナがMCを務める『旬感LIVEとれたてっ!』(番組公式HPより)
ライバルは裏番組の宮根アナ、石井アナ?
現在、裏番組は、元・朝日放送の超人気アナウンサーの宮根誠司氏がMCの『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)と、大阪生まれで元・CBCアナウンサーの石井亮次氏がMCの『ゴゴスマ‐GOGO!Smile!‐』(CBC・TBS系)だ。
「宮根さんは関西の視聴者の好みを熟知していますし、石井さんは名古屋に大阪テイストと東京テイストを加えることで人気を博しています。この1年程、関東での世帯視聴率は『ゴゴスマ~』が『~ミヤネ屋』に勝っていますが、ネタによっては『~ミヤネ屋』に軍配があがることもあります。その2本と『とれたてっ!』が果たして闘えるでしょうか」(同)
フジテレビのタイムテーブルにも問題はある。11時代後半からは視聴率1~2%を彷徨っているバラエティの『ぽかぽか』で、14時台と15時台はドラマの再放送。その後は、NHKから招いた青井実アナの評判が決していいとは言えない『イット!』へと続く。夕方のニュース戦争においては、『news every.』(日本テレビ系)や『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)、『Nスタ』(TBS系)の数字が拮抗しており、フジテレビは「振り向けばテレビ東京」と言われたのも今は昔で、松重豊主演の『孤独のグルメ』が再放送されている期間には、テレ東にも負ける日が少なくないのだ。
「言動もスマートで、関西人のコメンテーターの鋭いツッコミをうまくさばいているとは言えない上、宮根氏や石井氏のような愛嬌や、いい意味での“いい加減さ”もない青木アナがフジテレビでの全国ネットを意識してしまい東京の視聴者寄りのコメントをするようになってはさらに番組の良さが死んでしまいます。
まだスポンサーの多くが戻って来てはいないフジテレビにとしては、局内に“新しい風”をもたらしてほしいと思っているハズなので、青木アナには型にはまらず臨んでほしいものです。アラ還の宮根さんやアラフィフの石井さんに比べると、青木さんはアラフォーとダントツに若いんですからフットワークを軽くして、時には取材や中継に出向くなどの“動き”も必要になるでしょうね」(ワイドショーのベテラン放送作家)
“課題”は、さまざまありそうだ。