『旬感LIVEとれたてっ!』MCを務める青木源太アナ
安藤優子氏と俳優の高橋克実をメインMCに据えた「直撃LIVEグッディ!」の終了から約5年。フジテレビが関西テレビ(以下、カンテレ)制作で、フリーアナウンサーの青木源太アナ(42才)がMCを務めるワイドショー、『旬感LIVEとれたてっ!』を10月から放送すると複数のメディアが報じている。
「『グッディ!』終了後は、F3やF4と呼ばれる高齢女性の数字をもっていた『バイキングMORE』が奮闘していたのですが、MCの坂上忍さんが動物愛護活動に重きを置きたいと希望し、番組が終了した後は、『ポップUP!』という情報バラエティが放送されていました。ですが、視聴率が全く振るわなかった上、社員プロデューサーの凄絶なパワハラが発覚し、わずか9か月で終了しています。
その後の2023年1月からは制作が情報班からバラエティ班に代わり、現在の『ぽかぽか』がスタートしています。『ぽかぽか』は、港浩一前社長の肝いりでスタートしたことで知られていますが視聴率は1~2%台。裏のTBSに同じワタナベエンターテインメント所属の恵俊彰さんがMCを務める『ひるおび』があるのに、フジテレビが同じ事務所のハライチを起用した上、二人は地方局のレギュラーやロケ企画などを全て断って『ぽかぽか』を担当することになり、事務所の幹部は色々な方面に頭を下げたと聞いています」(制作会社プロデューサー)
旧ジャニーズ関係イベントのMCを狙っていたと言われるが…
その『ぽかぽか』の放送終了後、夕方の『Live News イット!』までの2時間をフジテレビでは、いわゆるリピート枠として、ドラマの再放送をしていたのだが、この度、後半の1時間にカンテレ制作のワイドショー『~とれたてっ!』を全国放送することが決まったのである。
「スタートした2023年10月の時点からこれまで、何度もフジテレビを含めた全国ネットになるという噂が出ては消えていたものです。実は祝日を利用して“観測気球”的にフジテレビでも放送されたことが数回あったのです。が、元々カンテレでの視聴率もそれほど獲れていない上、日本テレビのアナウンサーだった青木源太アナがフジに出ている違和感も否めませんでした。青木アナは同期の桝太一アナが『ZIP!』や『真相報道バンキシャ!』で売れていく傍らで、午前中のローカル情報番組『PON!』や『バゲット』の進行に甘んじてきました。
そんな青木アナも2017年の『好きな男性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)で3位にランクインするのですが、それは“ジャニーズ票”だったと評判でしたね」(スポーツ紙記者)
確かに青木アナと言えば、旧ジャニーズ事務所のアーティストのコンサートに自分でチケットを買って通っていることでファンの間では好感をもたれていた。そもそも2020年9月いっぱいで日テレを退社した大きな理由の一つが、ジャニーズ事務所のアーティストが登壇するイベントのMCをするためだったと言われている。
「数年前まで旧ジャニーズ事務所のアーティスト関連のマスコミへの“呼び込み”は主演映画やドラマのイベント、出演CM関連の発表会などまで週に何度もありました。当時、映画イベントの多くでMCをしていたのは元ニッポン放送の荘口彰久アナで、青木アナはこのポジションを狙っていたのだと思われます」(同)
だが、フリーになった直後、青木アナにWパンチが襲う。1つは新型コロナウィルスの流行で、CM関連のイベントや観客を入れての完成披露試写会などが行われなくなったのだ。そして、もう1つは、ジャニー喜多川元社長によるいわゆる性加害問題である。
「旧ジャニーズ事務所所属のアーティストが表舞台に立つ機会は激減し、青木アナが望んでいたとされるイベントMCの仕事もなくなってしまいました。そんな青木アナを迎えたのがカンテレです。青木アナは東京の自宅を引き払い、家族で大阪へ引っ越して『~とれたてっ!』のMCに就任したのですが、いわゆるジャニーズ問題を扱うときでさえ彼の影は薄かったのです。しかも、コメンテーターには、吉本興業所属の芸人を始め、コッテコテのタイプばかりが揃っており、青木アナが彼らをうまくさばいているようには見えません。つまり、地元の大阪でも決して成功しているとは言えないのです」(在阪局制作会社スタッフ)
元々は大阪の生まれの青木アナだが、父親の転勤に伴い、その後は神奈川県や愛知県で過ごしてきた。さらに卒業したのは慶應義塾大学と、関西の香りは全くただよってこない。