「池田温泉旅館 たち川」浴槽のお湯は白濁し「温泉」と表記があるが、「お湯に重曹を混ぜただけ」だっという(大手旅行サイトより)
「郷土料理 たち川」はその名の通り、地元の食材を使用した料理がウリの高級レストランだった。開店以来、コメを納品していたという農家のBさんが憤る。
「今年の2月から料金未納の状態が続いていました。これまでも、支払われる金額が微妙に足りないといったことがちょくちょくあったんですが……『必ず支払います』と言いながら支払われなかったこともあり、7月からはお米を納めていませんでした。
毎月月末に支払いがあるので、そこで支払いがあるかなと思っていたら、今回の夜逃げ。町役場にどうしたらいいか聞いたら、『申し訳ないが我々もどうすることもできない、A氏側の弁護士事務所に問い合わせてくれ』と言われたんです」
合計で約17万円の未納があったと話すBさん。返金を求めるために弁護士事務所に問い合わせると、驚きの言葉が返ってきたという。
「担当弁護士さんは『返済額の多いところから返しているので、Bさんに返すには相当時間がかかる。そこまで回ってこないかもしれません』と言うんです。かなり良心的な価格で納入していたつもりですが、A氏本人がどこにいるのかもわからず、このまま泣き寝入りしないといけないのでしょうか……」
主に鶏肉を納品していた精肉店のCさんも、5〜7月の請求分が未納だという。「7月31日までに振り込む」という約束が守られなかったため、Cさんはレストラン事業が停止した翌日となる8月1日、オーナー・A氏に電話をかけたという。