「タダで行為できます」看板を持つブルー。8時間の行列に並んだ人も(本人のインスタグラムより)
「ブルーを題材にする以上、露骨な場面は避けられないとはいえ、番組冒頭から、ブルーと男性が密着して、撮影のときに“愛し合う体勢”を確認しています。
そこではお互い着衣の状態でしたが、何も身に着けていないブルーが複数の男性と絡み合い、腰を動かしたり、声を上げるようなシーンもあり、局部以外はボカシ加工がかけられていません。ブルーの代表作とも言える“1000人以上の男たちとの乱倫パーティー”の舞台裏なども公開しています。
多くの視聴者から〈生々しすぎる〉や〈不快〉などと批判されており、イギリスのテレビ監査機関『オフコム』にもクレームが押し寄せているといいます。また、配信サービスを利用すれば、18歳未満だろうと簡単に番組を視聴できる点も問題視されています」(前出・ジャーナリスト)
過激なシーンの一方で、ブルーが抱える苦悩に迫るような場面もあったようだ。
「〈ブルーの活動を肯定している〉との批判もありますが、番組内では、ブルーが大量の脅迫を受けていること、身の安全を守るためにひとりで外出できないことも明かされていました。また、利用していたプラットフォームのアカウントが凍結されて、月収がいきなりゼロになったといいます。
ブルーの活動がリスクの多いものであることも描いており、番組としては中立の立場を守るように努めていた印象です」(同前)
「チャンネル4」はどのような意図でこのドキュメンタリー番組を放送したのか。後編で詳報する。
(後編に続く)