ヴィヴィッドな真紅のワンピースはセーラーカラーになっており、首元がすっきりと見えるデザイン(時事通信フォト)
復刻版が登場するほどの人気
今回お召しになった「マーリエ・ル・カセット」は、どんなブランドなのだろうか。
「デパート系で取り扱われる『フランドル(FLANDRE)』という日本の中堅アパレルメーカーのブランドです。フランドルは複数のブランドを抱えており、他に『イネド(INED)』や『ル・スーク(Le souk)』など、特にOL系で人気のブランドを多く手掛けています。以前より“メイド・イン・ジャパン”にこだわったものづくりをされている会社ですね。
『マーリエ・ル・カセット』は“one’s best”をコンセプトに掲げ、甘くなりすぎない上品なスタイルを提案。日常使いや着回ししやすい洗練されたデザインが特徴です」
ご公務で、国産ブランドのお召し物を選ばれることが多い佳子さま。6月のブラジル訪問で注目を集めたカメリア(椿)色のワンピースは、神戸のブランド「Viaggio Blu(ビアッジョ・ブルー)」の商品だった。まさに“ヘビーローテーション”といったところだろうか。
「佳子さまは最近、日本製の洋服やアクセサリーを選んでお召しになっているように感じます。その上で、“佳子さま売れ”現象も起きています。
流通するアパレルの日本産の比率が減少しているなか、ご着用をきっかけにアパレルメーカーは、勇気づけられ、売り上げに貢献されている、そのことはとても歓迎されることだと思います」
公式サイトによると、今回のワンピースはレッドのみが“佳子さま売れ”現象によって売り切れとなっている。しかしその人気ぶりから、復刻版の登場が決定。2025年新作同型ワンピースとして、この秋に発売される。今後も国産ブランドを盛り上げる佳子さまのファッションから目が離せない──。