事件直前にAさんに対する名誉毀損で裁判が行われていた

親からの謝罪の手紙

 2人の証人の尋問を経て、改めて橋本被告への質問が行われた。過去の自殺未遂の経緯などを、まるで他人事のように飄々と語る。今回の事件に際し、スマートフォンは捨ててきた。自分なりに退路を断つ思いでの判断だったという。

 裁判時点まで身柄勾留が2年間続いている。死にたいという思いは好転したことはない。

弁護人「今後、生きていく方法として考えていることなどは?」
橋本被告「うーん……、自尊心がほぼ失われてる状態なので」

弁護人「治療の必要性も言われていましたが、社会復帰したら受ける気は」
橋本被告「治療の一環とは思いますが、精神病院に入院して良化するのがベストかな」

弁護人「自分から社会に繋がっていく気持ちはありますか」
橋本被告「長期勾留中で前向き要素はないので、今考えられてはいません」

 そんな橋本被告の身柄勾留だが、現在、親と手紙のやりとりをしているという。臨床心理士が橋本被告と面談をするなかで、親に対して事実確認などをしたことがきっかけと思われる。親からの手紙には「私が至らなかったせいで、かわいそうなことをした。本当にごめんね」と書かれていたという。

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