藤川球児監督の意図とは
10月25日に開幕した日本シリーズで注目されるのは、球団初となる新人監督でのリーグ優勝を果たした阪神の藤川球児監督(45)だ。コーチ経験がないまま監督に就き、ヘッドコーチのいない異色の体制を敷いたが、その裏側で関係者をざわつかせたのが「球団OB」の扱いだった。
開幕前、阪神OBを含めた評論家からヘッドコーチを置かないことに批判が相次いでいたが、「藤川監督は“結果を出して黙らせる”と無視を決め込んでいた」(スポーツ紙デスク)という。独走でリーグ優勝を果たしたあと、甲子園のグラウンドでのインタビューで藤川監督自身がこう口にしている。
「OBの皆さま。今までたくさん、お世話になった先輩方から距離を置いて、グラウンドに没頭するかたちでずっと立ち続けた。そこの辺りはまたいつか、先輩方に、戦うためだったのでお許し願いたいと思います」
そこには、“監督という仕事は好かれるだけではいけない”との強い思いがあったというが、とりわけ距離を置きたかったOBのひとりが、前任監督の岡田彰布氏だったと見られている。
「岡田さんは監督時代から歯に衣着せぬ物言いで、相手への遠慮や忖度と無縁の姿勢がファンにも支持された。勇退後もキャンプ視察では“もっと締めなアカンで”と公言し、阪神戦の中継解説でも“まだこんなことやっとるんか”と公共の電波でズバリ核心を突く。岡田さんとしては叱咤激励のつもりなのでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
