五輪やW杯でマイクを握り続けた(本人提供)

自分に課した「資格勉強」

──それで資格の勉強を始めたということでしょうか。宅地建物取引士、行政書士、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士1級という、アナウンサーの仕事とは直接結びつかない難関資格を複数持っていますよね。

「はい、もちろんキャリアチェンジを意識してのことです。ただきっかけは2021年から担当した朝の情報番組『めざまし8』でした。朝が早い分、終わりも早い。早朝の3時半から働いて番組が10時に終わると、11時半にはすべての仕事が終わるんですよ。そうすると、11時半からお酒が飲めちゃう。人間って弱いですから、昼から常に酒を飲むようになるんです。『パパ、いつも酔っ払って帰ってくるね』みたいな感じになって、これは良くないなと。

 そこで自分に負荷をかけるために始めたのが資格勉強でした。まずはFP3級を受けてみようと。で、3級面白かったからちょっと2級をやってみようかと感じでたくさんの資格をとりました」

──これからはこれまでの知識や資格を活かして発信をして行く予定ですか?

「これまで僕は総額6億2000万円くらいマンションを買ってきて、『マンションわらしべ長者』なんて言われていますが、不動産は合計4回購入する中で、嫌な思いもたくさんしてきました。専門家と一般の方の間には、知識や情報に大きな隔たりがある。その間に立って、通訳をしたり、わかりやすく解説したりするような存在があってもいいんじゃないかなと思うんです」

 マネーポストWEBの関連記事『《いまマンション購入で狙いたい首都圏5つのエリアを公開!》総購入額6億円超の元フジテレビアナ・西岡孝洋氏が“不動産わらしべ長者”になるための現実的戦略を指南』では、西岡氏が狙う今後の値上がり期待エリア5選や20~30代が取るべき住宅戦略を詳しく紹介している。

【プロフィール】
西岡孝洋(にしおか・たかひろ)/元フジテレビアナウンサー、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1976年、佐賀県生まれ。慶應義塾大学卒業後、1998年に株式会社フジテレビジョン入社。「スーパーニュース」キャスターや「すぽると!」2代目総合司会、「東京オリンピック」ジャパンコンソーシアムの中継担当、「めざまし8」情報キャスターなどを務め、2025年3月にフジテレビジョンを退社。ファイナンシャルプランナー1級、世界遺産検定1級、ITパスポート、知的財産管理士2級などの資格を保有し、宅地建物取引士、行政書士の試験に合格している。

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