映画にも出演し活動の幅を広げている(2022年)

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控訴してでも伝えたかった「真実」

 景井がX氏と出会ったのは、2018年8月ごろ。彼女はそのころ専門学生で、X氏は2010年からSNS上で活動する自称・インフルエンサーだった。交際はX氏の申し入れがきっかけでスタートする。

 当時、景井は大阪在住で、X氏は都内に住んでいた。交際が始まるとX氏は景井の部屋に〈住み込んでいるような状況〉になったようだ。

 問題はここからだ。景井側の主張によれば、X氏は彼女に対して暴力的な言動を見せるようになったという。以下は、景井が訴える“DV”や“モラハラ”の一部だ。

〈私のスマホにGPSアプリを入れさせて、居場所を常時監視〉

〈何かちょっとしたミスをすると、「バカだからどうしようもないヤツだ」などと執拗に怒る〉

〈私が浮気をしていると決めつけて激昂し、「嘘をつかずに本当のことを言え」と繰り返し怒鳴り、挙げ句に私の顔をげんこつで殴りつけたり、足でおなかを蹴ったりした〉

 あくまで景井の主張だが、彼女はこれらの言動に悩まされ一種の“洗脳状態”に陥っていたのだという。そして、〈2人だけの生活に耐えられなくなった〉ことから、“もち太くん”を飼うことになった。

 だが両者の意見は食い違う。景井の控訴理由に対するX氏の反論などを記載した控訴準備書面には、こう書かれている。

《控訴人(※編集部註 景井)及び被控訴人(※編集部註 X氏)は同棲開始当初より犬を購入することを望み、本件犬の購入も二人で決定しているのであり、控訴人が主張するような控訴人が単独で本件犬の購入を決定した事実はない》

 後編では、裁判の争点となっている「クリスマスカード」や「婚姻届」、X氏が語る言い分などについて詳しく報じる。

(後編へ続く)

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