安倍晋三・元首相の銃撃現場で取り押さえられる山上徹也
被告(朝日新聞社/時事通信フォト)
弁護士「山上家の子供たちは、外に助けを求めることはできなかったのか」
妹 「統一教会の献金によって破産しました。相談先窓口を探しましたが、子供を脱会させたい親用の窓口や、献金を取り返そうという被害者の窓口はあったのですが、親が入信して困っている人の窓口は見つからなかった。
母は自らの意思で献金をしていました。私たちには到底口出しはできなかった。絶望と苦労の中で、徹也は事件を起こした」
妹の答弁中、山上被告は涙をこらえているのか額を手で押さえてジッとしていた。
11月20日以降の被告人質問では、山上被告が本人の口で事件について語っている。12月18日に最終陳述、1月21日に判決言い渡しが予定されているこの公判。今後の動向も注視したい。
(了。前編から読む)
