お誕生日を迎えられた愛子さま(写真/共同通信社)
愛子さまのご公務の幅が大きく広がった2025年。6月と9月にはそれぞれ、戦後80年の慰霊の旅の一環として、天皇皇后両陛下とともに初めて沖縄と長崎をご訪問。そして11月17〜22日には、初の外国公式訪問となるラオスでのご公務を果たされた。そんな世界中に羽ばたかれる愛子さまが、12月1日に24才のお誕生日を迎えられた。そこで、多くの「愛」に囲まれた、愛子さまのこれまでの歩みを特集する。ここでは「誕生から小学生」までを紹介する。
●解説してくれたのは……つげのり子さん(放送作家・皇室ライター。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わる。西武文理大学非常勤講師)
●2025年11月18日 ラオスでの晩餐会にて
晩餐会での愛子さま(写真/共同通信社)
晩餐会では「私たち若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、両国の懸け橋となって(中略)美しい花を咲かせていくことができれば」とおことばを述べられた愛子さま。ラオス語の挨拶も交えながら、熱心に交流された6日間だった。
●2002年12月 1才になられた愛子さま
1才の愛子さま(2002年12月、写真/宮内庁提供)
陛下と雅子さまに抱かれ安心した表情の愛子さま。
周囲の愛を一身に(誕生から小学生まで)
2001年12月1日午後2時43分にご誕生。誕生後の会見では、雅子さまが「生まれてきてくれてありがとう」と声を詰まらせられる場面も。国民からの祝賀記帳は2日間で12万人に及んだ。
●2002年3月 お宮参り
生後103日のお宮参り、
ふくふくほっぺが愛らしく (2002年3月、撮影/JMPA)
一般的な「お宮参り」にあたる「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」へ。誕生時の身長49.6cm、体重3102gから、身長62.6cm、体重6265gまで成長。
●2002年8月 須崎御用邸ご滞在
初めての御用邸では御一家で磯遊びを(2002年8月、時事通信フォト)
すでに御用邸で静養されていた上皇ご夫妻や秋篠宮ご一家とともに、御用邸近くの三井浜を散策。生後8か月の愛子さまの愛らしいご様子に温かい視線が注がれ、美智子さまも一緒に貝を拾われるなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。
●2004年11月 御所のお庭で木登り
お庭遊びでは、木登りを楽しまれるおてんばな一面も(2004年11月、写真/宮内庁提供)
運動神経抜群な両陛下ゆずりで3才を前にして木登りもお上手。ご成長を見守る両陛下の眼差しが愛情深い。
●2006年8月 オランダご訪問
幼なじみのアマリア王女と(2006年8月、時事通信フォト)
両陛下との海外旅行中、オランダ王室をご訪問。2才下のアマリア王女とお揃いの色のワンピースをお召しになって国際交流を楽しまれた。
●2009年10月 学習院初等科運動会
全力で目標に取り組む姿は幼少期から培われて(2009年10月、撮影/JMPA)
初等科2年生の運動会では、リレー競技の第3走者として力走。チームが2位から1位になり、両手をあげてガッツポーズでお喜びに。
●2010年3月 長野でご静養
傘をさして向かう先は毎年恒例のスキー(2010年3月、撮影/JMPA)
ご一家にとって定番の冬の過ごし方は、長野県の奥志賀高原へのご滞在。愛子さまが3才から始められたスキーも毎年の恒例になっている。
幼い頃から動物好き
●2002年10月 御料牧場にて
大きな牛にも興味津々(2002年10月、撮影/JMPA)
生後10か月で初めて訪れた御料牧場では、牛に興味津々。鼻先を近づけてくる牛に小さな手を伸ばしてタッチすると笑顔を見せられた。
●2009年5月 御料牧場に向われるご一家
いつもそばにいた愛犬・由莉(2009年5月、撮影/JMPA)
愛子さまが7才のときから16年間、おそばで過ごした愛犬・由莉。2025年6月に老衰で、ご一家に見守られながら息を引き取った。
「愛子さまは、幼い頃から明るく人懐っこいご性格で知られています。絵本の読み聞かせを陛下にねだる無邪気さや、那須塩原駅で大勢を前に物怖じしないお姿が印象的でした。オランダご訪問でも王女たちとすぐお友達に。2004年に雅子さまの適応障害が発表された後も、両陛下の愛子さまへの深い慈しみは変わることなく、ご成長を見守っていらっしゃいました」(つげのり子さん・以下同)
文/辻本幸路
※女性セブン2025年12月11日号










