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《深夜の巨大地震、その時のために》「寝室は2階で重量物を置かず“家庭内シェルター”化」「枕元にメガネ・スマホ・防災リュック」…生死を分ける“備えの鉄則”

深夜に津波警報を見守る宿泊客(岩手県。写真/共同通信社)

深夜に津波警報を見守る宿泊客(岩手県。写真/共同通信社)

 今回の青森県東方沖地震のように、大きな揺れはいつ何時襲ってくるか分からない。もし深夜に巨大地震が発生したら――生死を分ける備えの鉄則を解説する。

 就寝中に突然起きた激しい揺れ。足元も見えないなか、着の身着のまま家を出た人も多かった。

 12月8日の夜23時15分、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が起きた。青森、岩手では各地で停電が発生。街路灯が消え、暗闇のなか避難する人々の姿もあった。

 深夜の巨大地震にどう備えるか。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏が言う。

「まず気をつけるべきは寝室の場所です。突然、下からドンと突き上げるような激しい縦揺れがある直下型(内陸型)地震では、耐震性の低い木造家屋は揺れ始めて数十秒で倒壊し、1階部分が上階に押しつぶされる可能性がある。寝室は極力2階にするほうがいい。可能な限り重量物または倒れてくるものを置かないようにすれば、寝室は“家庭内シェルター”にもなります」

 就寝中のケースを想定し、枕元に置く物が重要になる。気をつけたいのが眼鏡だ。

「裸眼で生活していない人の場合、深夜の避難は眼鏡がないと困難です。落下物で壊れたり、慌てて踏んだりしてしまう場合もあるので、ソフトケースではなく金属やプラスチックなどのハードケースに入れて枕元に置いておきましょう」(和田氏。以下「 」内は同じ)

 防災リュックも寝室に置いておくほうがいいという。

「アイマスク、耳栓などの安眠用品、マスクや消毒薬、寒さ対策のカイロ、おくすり手帳、小銭などを入れておくと役立ちます。寝室に置きにくい場合は玄関に防災リュックを常備し、そこにも眼鏡のスペアを入れておくことを推奨します」

 停電時の備えも忘れてはならない。暗闇を照らす光になるのがスマホだ。

「家屋の倒壊などで懐中電灯が取り出せないケースはスマホのライトが頼りになる。就寝時に枕元に置くのはもちろん、充電は忘れずに。ソーラーパネルまたは予備のバッテリーを常備しておくと安心です」

 スマホは外部との連絡や情報収集のための必需品でもある。

「SNSで自治体や交通機関などの公的アカウントを登録しておくほか、全国避難所ガイド、ヤフー防災速報、サイマルラジオ(ネットラジオ)などのアプリをインストールしておくといい」

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