深夜の巨大地震に備える鉄則10か条
すぐにドアを開けて「逃げ道」を確保
もちろん寝室にいない時に地震がくる可能性もある。
「トイレにいたら閉じ込められる可能性があるので、揺れを感じたらすぐにドアを開けましょう。“家庭内シェルター”の寝室が遠かったり、寝室に落下物があるようなら、比較的落下物が少ない玄関などで揺れが収まるのを待ちましょう」
家のどの場所にいても、揺れが収まったら玄関ドアを開けて「逃げ道」を確保し、次の余震に備える。そのうえで周辺の被害状況を確認し、避難が必要かどうかを判断するのが望ましいという。
「夜間の寒さも考えて、防水性と防寒を兼ね備え、フードがついたものを上に着る。靴は履き慣れていて歩きやすい運動靴がいいでしょう。
家を離れる際は漏電火災を防ぐためにブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めるのが基本ですが、都市ガスは震度5弱程度で自動停止するので、身の危険がある時はガスや電気の始末より、屋外への脱出を優先しましょう」
なお、自宅とその地域が安全な場所であれば、慌てて避難所へ向かう必要はないと和田氏は言う。
「今回の地震でも停電で街路灯が消えたように、足元が見えにくい夜間は避難所まで行くことがリスクになるケースがある。周囲の建物が倒壊していたり、液状化現象で道路が陥没していた場合、無理に避難所に向かわず、近くに頑丈そうな建物があればなかに入り、入れなければ落下物などの無さそうな場所で夜明けまで待つほうがいい」
普段からの備えと情報収集で、深夜に起きる巨大地震から身を守りたい。
※週刊ポスト2025年12月26日号
