犯行の動機は「赤ちゃんをそばにおいておきたかった」からだという(店舗ホームページより。現在は削除済み)

犯行の動機は「赤ちゃんをそばにおいておきたかった」からだという(店舗ホームページより。現在は削除済み)

「待機所で寝泊まりして…」

「カーテンで仕切られた座席が、壁沿いに5つずつあって各々そこで時間を潰しています。みんな携帯をいじったり、仮眠をとったりして指名を待っていて、他の子とはほぼ話さないですね。待機スペースは簡易なカーテンで仕切られていて、そこで寝泊まりしている子もいた」

 取り調べで「赤ちゃんをそばにおいておきたかった」と話しているという容疑者だが、この供述どおり、犯行後は“遺体の近く”で過ごしていた。

「あの子(容疑者)は4月ごろから、ほとんど事務所で暮らしていました。赤ちゃんを冷蔵庫に入れたのが3月っていうから、ちょうどその翌月くらいから。

 寝泊まりといっても、ベッドを置けるような広さはないです。あんな狭い場所でどう過ごしていたのかは想像もつかない。彼女がいた場所は、逮捕後にカーペットが剥がされていました。そこで出産したと報道にあるから、捜査のために警察が持っていったのだと思います」(同前)

 すでに削除されているが、紹介サイトなどには小原容疑者のプロフィールが残されていた。サイトには本名とはまったく違う源氏名と、実年齢よりやや若い年齢が記されており、紹介欄には〈おっとり癒し系〉との記載もある。

 女性がさらに続ける。

「彼女はあそこに“住んでいる”人だったから、みんな『出稼ぎで家がない子』だと思っていました。うちの店ではだいたい夜から朝にかけてのシフト。他の店でも仕事をかけ持ちしていて、朝から晩まで働いていたんじゃないかな……。なんのために稼いでいたのかは分かりませんが、お金が必要だったんでしょうね。

 いわゆる“地雷系メイク”で少しけばかったけど、見た目のわりに喋り方は大人っぽくて落ち着いた雰囲気の子。あまり女の子同士で仲良くしないという店の雰囲気があったので、プライベートのことは話しませんでした。口数は少ないけど、悪い子ではなかったと思う。誰も彼女が犯人だなんて思っていませんでした」

 あらためて記者が店の待機所を訪れると、閉ざされたシャッターの前には花やミルクが供えられていた。小原容疑者はこの場所で8か月以上にわたって、我が子の亡き骸を“見守り”続けていたのだ──。

(了)

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