小説「ロリータ」からの引用か(民主党資料より)
エプスタイン元被告が複数の女性に囲まれて…
公開された写真は、元被告の遺産などから押収されたとされる9万枚以上もの写真群のごく一部だ。それぞれ文脈は明らかにされておらず、違法行為を直接証明するものではないが、下院監視委員の民主党委員は「捜査の透明性を確保するため」公開したと説明している。
「第3弾となる今回は、ペンのようなもので文章が書き込まれた女性の体の写真などが公開されました。ある写真では、ウラジーミル・ナボコフ作の小説『ロリータ』がベッドのようなものに置かれており、その隣に女性の足が投げ出されているのが確認できます。その足には、同小説に登場する一文が書き込まれていました。
『ロリータ』は、中年男性の少女への倒錯した恋を描き『ロリータ・コンプレックス』の語源にもなった小説ですが、その作品から引用した理由は明かされていません」(同前)
そのほか、資料の中には電子メッセージのやり取りと見られる画像も存在。内容は、「友人のスカウトマンが何人か女の子を送ってくれた」「ただ、1人につき1000ドルかかる」「今すぐ女の子を送ります」とのメッセージに加えて、「名前」「年齢」「体重」などの情報が含まれていた。
「複数の女性に囲まれるエプスタイン元被告の写真では、壁にかけられた不気味に笑う男性の絵が目を引きます。黒い何かを女性の手首に巻きつける瞬間を捉えたもので、別の女性が元被告の胸元あたりに右手を入れ込んでいるようにも見える。これらの写真について、具体的な説明はあるのでしょうか……」(同前)
これらの資料は、ドナルド・トランプ大統領が11月19日に署名した「エプスタイン事件の捜査資料の公開を命じた法案」による公開期限の前日に公表されたもの。「捜査の透明性確保」に向けて、事態は前進しつつある──。
