大原さんはアンティーク雑貨を好んでいた(遺族提供)
「姉は『この家を売る時はできれば、そのまま残してくれるとうれしい』と言っていましたが、本人も一度売却しようとしていました。家が傷まないように自宅を訪ねて換気をしたり、掃除機をかけ、庭の草刈りもしました。
しかし、いざ売却しようとしても、なかなか売れなかった。それに毎年、多額の固定資産税もかかるし大変でした。2015年の姉の七回忌で買い手が見つかり、ほっとしました。以前、自宅を見に行きましたが、今は敷地は(分割することなく)そのままですが、雰囲気は以前と大きく変わっていましたね」
激動の人生を送った大原さんは現在、世田谷区にある「大原家」の墓で安らかに眠っている。
「姉の命日には、今も多くのファンの方がいらっしゃるので、お墓もきれいにしないといけないから掃除も大変なんですよ」
いまもファンに長く愛されている女優・大原麗子だった。
(了。前編から読む)
