入団会見で大谷はおらず「絶対負けんぞ」と思ったという(時事通信)
「文春」に撮られても「ああ、そーなん」
入団後は入団同期、そして学年同期として、苦楽を共にした。ドラフト4位の高卒野手・宇佐美塁大さん(2017年に現役引退)と3人で焼肉に行き、「週刊文春」に写真を撮られたこともあった。「僕らは『撮られたー』って騒ぐんですけど、肝心の翔平は『ああ、そーなん』と気にもとめてなかったですね」と笑う。
「翔平は他人のことも自分のことも、あんまり人に話さないんです。バッティングの話も、全くしませんでした。なかには俺の野球理論はこうで、こうでって語る人もいるんですけど、翔平はコーチとも打撃理論を話している姿をほとんど見たことがない。
唯一よくバッティングのことを話していたのは、近藤健介さん(現ソフトバンク・32)ですかね。あの2人はほんまに天才でした」
同期会は年に数回、定期的に開催された。大谷は「毎回参加してくれた」と言うが、他の同期とは違ったという。
「翔平は乾杯のビールは飲むんですが、一杯飲んだあとはずっとコーラ。それと、2軒目には一度も行きませんでしたね。『俺今日はメシだけ』と事前に連絡がくることもありましたけど、翔平が2軒目に行かなくてもそれが普通、という感じでした。
翔平だけ帰るから、1軒目が終わったら、二次会に行くメンバーと翔平の分で、タクシーを2台呼ばないといけないんですよ(笑)」
