今後、関係者への証人尋問が予想されている
飼い犬の首を絞めて…
佐藤被告はAさんの髪の毛を掴んで、右手をグーにして数字を数えながら耳を殴っていった。華奢な佐藤被告であるが、殴られれば当然痛い。声をあげると、黙るよう言われたり、数を増やされたりするので、最終的に何回殴られたかはわからなかったという。
耳への打撃が終わり、次は鼻を殴られ始めた。鼻の痛みは耳とは全然違って、Aさんはすぐに声をあげたという。何度かすると、佐藤被告は声がうるさいとして怒って部屋に戻ってしまった。
Aさんは血で服や部屋が汚れないように、血が止まったのを確認して部屋に戻った。少し仮眠した後も、被告人の怒りは収まっていなかった。話をしようとするAさんに対して、別れると言って聞かない佐藤被告。佐藤被告がグラスを床に叩きつけて割っても、「Aが片づけないと話さない」など暴れ続けるので、Aさんは佐藤被告をベッドに押さえつけようとした。
その際に、ベッドの上部に頭部がぶつかったとしてまた怒り出す。今度は、佐藤被告が二人で飼っていた犬の首を絞めて殺そうとしはじめた。それを引きはがそうとしたら、佐藤被告はAさんの手が術後で痛む鼻に触れたと主張し、暴力を受けたと通報した。
佐藤被告は警察に電話で「別れた彼氏が家から出てくれません、不法侵入です」と伝えたという。
