2025年4月放送のラジオで共演した時の棚橋とRG。プロレストークに花が咲いた(RGインスタより)
――マスコミにも学プロ出身者がけっこういて、有名週刊誌の編集長とか老舗出版社の編集局長とかになってますね。他にも有名企業のトップどころにもいます。
RG 学プロに入ると、プロレスとは何かということを4年間で徹底的に学ぶわけですよ。対社会、対世の中に向けて、自分がどう向き合っていくのかということも考える。それって応用が効くし、生きていくうえで何かあったとしても、受け身が取れると思うんですよね。だから、プロレスをちゃんと通った人たちがいろんな場所でリーダーの位置についているというのは理解できるし、それを教えてくれたプロレスの歴史とプロレスラーたちに感謝ですよね。
最近は日本も分断社会になってきてるじゃないですか。でもプロレスを通った人は多様性というものを肌感覚で理解しているし、受け止められる。プロレスを学べば、世の中に対してすごく寛容になれると思います。いいことだらけなんです(笑)。
“革命”を起こす棚橋に期待すること
――そんなプロレス的発想・解釈の象徴である棚橋選手は、まさにトップの器であり、社長としてより支持されていくということになりますか。
RG だから棚橋は新日本の社長にとどまらず、国のトップである総理大臣を目指すべきですよ。棚橋って政治家向きじゃないですか。理想があって、実行力があって、人の意見も聞ける。それに全国のファンを握手して回れるから選挙に強いタイプです。総理大臣になって、国会の中心で「愛してま~す!」と叫んだら、日本もいい国になりますよ。
――言われるとそう思えてきました(笑)。そして2026年のイッテンヨン(1月4日東京ドーム大会)で棚橋選手はいよいよ現役を引退します。RGさんはどんな感慨を抱きますか?
RG やっぱり膝とか体がボロボロなのは知ってたので、いつまでやれるのかなというのは数年前から思ってました。体もメチャクチャ大きいわけじゃないし、それであれだけ受け身を取って、激しい試合をやってきてますからね。だからこそ、ちゃんとまだ体が元気なうちに引退して、プロレスで培った素晴らしい思想を次の世代や業界に落とし込んでいってほしいです。
――大学時代、学プロで一緒にプロレスについて熱く語り合っていた後輩が、プロレスの歴史に名を残す選手になりました。
RG 棚橋はプロレス界にはびこっていた権威を追い払って新しい世界をつくったし、革命を起こしました。でも、本人はそこまでひっくり返そうと思ってなかったと思います。自分の信じるものを一生懸命やってたら、革命が起きてしまったというか。またそれが棚橋らしさとだと思いまプロレス界にはびこっていた権威を追い払って新しい世界をつくり、革命を起こした棚橋はプロレス史のなかでこれからもっと評価されていくでしょうね。
取材・文 堀江ガンツ
(第4回に続く)
