松田烈被告(関係者提供)
元交際相手への性的暴行をインターネットネット掲示板にて依頼、実行させたとし、不同意性交等罪などで起訴されている松田烈被告(28)。その第3回公判が昨年12月19日、東京地裁で開かれた。同被告は住居侵入罪、不同意性交等罪に問われており、その起訴内容は以下の通りだ。
「性的暴行してくれる人を募集」──松田被告はネット掲示板を通じて、元交際相手である女性・Aさんに性的暴行を加えるよう募集をかけた。申し込んだ共犯者のXは松田被告の指示のもと、深夜Aさんの自宅マンションに「下水道の点検」などと説明して玄関ドアから侵入。その後、Xは口を塞ぎ「叫んだら殺す」などと脅して、Aさんの両手を結束バンドで結び、性交及び口腔性交を行ったという。
この日はAさんへの証人尋問が行われた。ビデオ通話で尋問に応じたAさんは、Xから受けた性的暴行について詳細に証言。その後の証言では、Aさんと松田被告の歪な交際関係や、被告人のAさんに対する異様な執着が明かされた——裁判ライターの普通氏がレポートする。【前後編の後編。前編から読む】
交際前から受けてきた数々の支援
マッチングアプリで知り合ったAさんと被告人。Aさんのプロフィール欄には「養ってほしい」との文言があった。
弁護人からは、Aさんが交際前から20万円以上の現金や10万円以上のAmazonギフトカードを、松田被告から複数回受け取っていたことを指摘され、Aさんはその授受を認めた。一方、金額や回数については覚えていないと答えた。また、交際前に上京してきたAさんの家賃を負担していたのも松田被告だったという。
やりとりを始めて1年ほど経った2022年の冬ごろに、2人は交際を開始した。1か月に1度、1週間ほどのまとまった期間をもって会っていたという。交際開始から2023年の3月まで、被告人はAさんに対し毎月20万円の支援を行っていた。
