ドコモショップに相談に訪れるガラケーユーザーが増えている
消えた「おサイフケータイ」の残高。本当は食い下がりたかったけど……
ほかにも「この機種とこの機種はどう違うのか」と、重箱の隅をつつきながら何度も同じ説明をさせるお兄さんや、「最後までご覧ください」と言われた注意事項の説明の動画が流れている途中で、「あとであなたが説明して」と言ってトイレに行ってしまうお姉さんなど、たくさんの「貴重な反面教師」と出会うことができました。
しかも、誰ひとり「自分が悪い」とは夢にも思っていないようです。あえて失礼な言い方をさせていただくと、そういった部分も含めて「老害の見本市」の様相を呈していたと言っていいでしょう。おかげさまで「気をつけなきゃ」という思いを新たにしました。
さて、自分はというと、スマホはすでに持っているので、もうしばらくガラケーとスマホの2台持ちを続けてみようと、4月以降も使える最新の「らくらくホン」に交換してもらいました。そもそもガラケーの選択肢は2つしかありませんが、どうせ時代遅れ路線を歩むなら、より年寄りっぽい機種のほうが楽しいかなと思った次第です。
機種自体の代金は無料でしたが、事務手数料が5,000円ほどかかると告げられました。一瞬「えっ、聞いてないよ」と思いましたが、ここで文句を言うと先輩たちの仲間入りをしてしまいます。平静を装って「そうですか。わかりました」と答えました。
そして実は、今までの携帯を12年半前に契約したとき、たぶん当時スタートしたばかりの「おサイフケータイ」なるものに、勧められるまま1万円入金した記憶があります。入金したままで一度も使っていません。入金したのは確かなんですが、なんせ古いことなので、契約したときの書類は部屋のどこを探しても出てきませんでした。
担当の人に「おサイフケータイに1万円入っているはずなんですが」と伝えたところ、奥のオフィスで「当時を知る上司」に相談してくれたりしましたが、結論としては「もう確認できないので……」と言われてしまいます。だいぶ前に、ぜんぜん使わないiモードを解約したことが仇になったようです。うう、1万円が消えてしまいました。
「いや、調べようがないことはないでしょ」というセリフが頭に浮かびましたが、ここで食い下がったら、それこそ「面倒な客」になってしまいます。ポイントやら新しいケータイやらたくさんもらったんだから、ここは潔く諦めよう。そう自分に言い聞かせました。先輩たちが間接的に「まあまあ、もういいじゃないか」となだめてくれたとも言えます。
かくして、新しいケータイの日々が始まりました。ただ、心の隅で「こうなったら意地でも契約したときの書類を探し出してやる」と思っている自分もいます。もしかしたら、先輩たちへと続く道を順調に歩んでいるのでしょうか。あるいは、すでにその域に達しているのでしょうか。人生はどこもかしこも試練がいっぱいですね。ドコモだけに。
