櫛で髪をといてもらう菅氏(X上で拡散された動画より)
首相を辞任した後は、地元が同じ神奈川で、現在は防衛相を務める小泉進次郎氏の後ろ盾となって、政界に影響力を残そうとしていた。だが、小泉氏は2024年、2025年と2度自民党総裁選に出馬し、有力候補と目されながらいずれも失速して総裁の座を射止めることはできなかった。
後ろ盾となっていた菅氏も、小泉氏を勝たせられなかったことに伴う影響力の低下は顕著で、さらにもう1つの不安要素が菅氏に影を落とした。健康不安説だ。
「菅氏の健康状態について、病名などは公表されていないため正確なことはわかりませんが、永田町では認知症とも脳梗塞の影響とも噂されています。
街頭演説などで言葉が出てこなくなることがたびたびあり、表情はうつろで動きもヨロヨロとおぼつかなくなるなど、菅氏の体調に何か異変があったことは明らかです」(前出・政治部記者)
2024年10月、菅氏は衆院選投開票を前に、栃木で演説会に参加した。しかしその際に、おぼつかない歩き方でSP(警護官)に支えられ、演説は言葉が出ずに途切れがちとなり、さらには「頑張ろう!」のコールで拳を突き上げるタイミングが一人ずれてしまっていたことが話題になった(過去記事)。
「昨年10月の総裁選の際も、高市陣営の1人が菅氏と面会したときの印象として、『菅さんに話しても、もうほとんど反応がない』とこぼしていました。このタイミングでの政界引退は致し方ないでしょう」(同)
自民党でめっきりと少なくなった「たたき上げ」の政治家がまた1人、永田町を去る。
