1981年上海雑技団の一員として来日したウェイウェイは、日本各地で曲芸を披露した(時事通信フォト)
新たな貸与はあるのか
家永氏はこう語る。
「中国が相手の国の対中政策に納得しているなら、次のパンダが来るし、不満があれば新たな貸与はありません。注目すべきは、返還よりも新たなパンダが『来るか来ないか』。その意味でも、パンダは日中関係のバロメーターなのです」
次に上野にパンダが来るのはいつか。先は見通せないが、今も街のあちこちに像やレリーフなどが設置され、グッズを販売するショップが建ち並ぶ。その一つひとつが、パンダが、上野という街とともにあり、人々に愛された証なのだ。
取材・文/山川徹
※週刊ポスト2026年1月30日号
