2年連続で紅白歌合戦に出場した新浜レオン
ここ数年、じわじわと人気を伸ばしているのが、“演歌・歌謡男子”。その現状や魅力について、放送作家でコラムニストの山田美保子さんが解説します。
主婦のハートをくすぐるトーク力を身につけている
大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)出演から、『第67回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)での「優秀作品賞」受賞。そして2年連続出場となる『第76回NHK紅白歌合戦』の白組トップバッターと2025年も快進撃が止まらず、2026年も出身地の「白井市文化会館」(千葉県)を皮切りに「LINE CUBE SHIBUYA」(渋谷公会堂)まで、9都市での全国ツアーが決まっている新浜レオンくん(29才)。
2024年、「純烈」以来、6年ぶりに演歌・歌謡のジャンルで『紅白』出場を決めたレオンくんに「追いつけ、追い越せ」とばかりに改めて奮い立った「演歌・歌謡男子」の皆さんに、昨今ビッグニュースが続いています。
まずは秋元康さん(67才)プロデュースで、25才以上が対象の「夢をあきらめるな!男性グループオーディション」を経て結成された「SHOW-WA」の3rdシングル『東京ジャンクション』が、「1月19日付オリコン週間シングルランキング」で1位を獲得。初週売り上げ9.1万枚は立派な数字です。
SHOW-WA
が、2024年から『ぽかぽか』(フジテレビ系)で、お台場の過酷な天候下で必死に生歌唱し続けてきたことを思えば、「長くかかってしまった」印象です。
1980年、私が新卒でリポートを担当していたTBSラジオの歌謡番組『ハローベストテン』時代に「演歌のぼり」という言葉を知りました。演歌は一気にチャートを駆け上がることはなくて、半年とか1年をかけて売っていくという意味。2000年のデビュー年からいきなり大スターとなった氷川きよしさん(48才)は異例中の異例だったワケです。
SHOW-WAの皆さんも当初、『ぽかぽか』でMCの神田愛花さん(45才)が彼らを応援する企画「愛花を紅白に連れてって」があったのですが、叶わず。しかし、2025年は兄弟グループの「MATSURI」とレコ大の新人賞を獲得。メンバーのほぼ全員に前職があるうえ、退路を断って臨んでいる大人の新人活動にやっと火がともったのです。
MATSURI
昨夏、ファンイベントを見に行かせてもらったときに感じたのは、主婦のファンのハートをくすぐるトーク力を身につけていること。それも大人だからですね。


