「父親と警察庁長は親友だ」と吹聴していたというハナ被告(Instagramより。現在は削除済み)
「父親と警察庁長は親友だ」
ハナ被告が麻薬取締法で逮捕されたのは、今回が初めてではない。2019年4月に逮捕され、同年7月には懲役1年、執行猶予2年の有罪判決が出ている。さらには、執行猶予期間中の2020年12月に再び立件され、翌年11月に懲役1年8か月の実刑判決を受けた。
そのほか、2015年にも麻薬事件に関わっていたとの証言があるが、不起訴処分になっている。前出・大手紙国際部記者が続ける。
「2015年9月、ソウルの住宅でハナ被告がある大学生に覚せい剤を注射するのを幇助したとされる事件が起こりました。大学生は執行猶予付きの判決が下されており、ハナ被告が居合わせていたとの証言も出ていたのですが、結果的に警察の調査も受けずに証拠不十分と判断されています」
捜査関係者や麻薬事件の専門家らが一同に首を傾げた処分だったが、その後、ハナ被告が知人に送っていたと見られるメッセージ内容が明らかとなったことで、さらに波紋を広げることになった。
「韓国のタブロイド紙『日曜新聞』が、2015年12月ごろのメッセージアプリ『カカオトーク』におけるやり取りを入手。同紙によると、ハナ被告は〈事件を起こしたら…(母親に叱られた)、怒りながら裏で全部後処理してくれる〉と知人に話していたようです。また、『父親と警察庁長は親友だ』とも吹聴していたそう。
ハナ被告の祖父が創始者である『南陽乳業』は、一連の報道に対して『会社とは無関係だ』と声明を出しています」(同前)
また、現地では「減刑を得るために韓国の有名人について言及した」とも報じられており、事件はさらなる展開を見せようとしている──その内容は後編で詳報する。
(後編に続く)
