内海哲也一覧/2ページ
【内海哲也】に関するニュースを集めたページです。

広岡達朗氏が巨人の補強に喝「原はオールスターの監督しろ」
キャンプインを3週間後に控え、各チームの戦力が固まってきた。球団史上ワーストタイ記録の「4年連続V逸」の巨人に対し、大物OBからの箴言が届いた。球界のご意見番・広岡達朗氏(86)は、巨人の補強に「喝!」だ。 巨人はFAで西武から炭谷銀仁朗(31)を獲得し、人的補償で内海哲也を失った。広島から獲得した丸佳浩(29)の人的補償は長野久義(34)だった。いずれも巨人生え抜きの選手だ。「自分たちが“いい”と思った選手を毎年ドラフトで獲っておきながら、なんで何十億円も使って補強しないといけないの。それは、監督やコーチがよう教えられていないということだよ。 原(辰徳新監督、60)がかき集めている選手は、かつて才能はあったのかもしれないが、彼らも歳を取る。そんなに実績と名前がある選手ばかり集めて野球をやりたければ、オールスターゲームの監督になりゃいい。もっと若い選手の育成にヒト、カネ、時間をかけるべきです。おまけに生え抜き選手を人的補償で失って……。これでチーム一丸となれという方が無理です」 優勝は夢のまた夢だとブッタ斬る。「勝率5割でいいんだから、CSには出られるでしょうが、3位が限界ですよ」※週刊ポスト2019年1月18・25日号
2019.01.11 07:00
週刊ポスト

長野、内海を失った巨人 生え抜きベテラン軽視の代償は
巨人は、広島からFAで獲得した丸佳浩の人的補償として、首位打者や最多安打のタイトルを獲得したことのある長野久義を放出することになった。昨年12月には、FA移籍の炭谷銀仁朗の人的補償として西武に、通算133勝の内海哲也を流出。2010年代の巨人を引っ張ってきた生え抜き2人の相次ぐ移籍に、球界の内外から衝撃の声が挙がっている。 2013年オフに大竹寛をFAで広島から獲得する際、人的補償で手放した一岡竜司が広島の中継ぎとして大車輪の活躍。この影響もあり、巨人は有望な若手をプロテクトし、ベテランを放出する方針になったと見られる。野球担当記者が語る。「昨年入団以来、初めて規定打席に到達しなかった長野を出して、2年連続MVPの丸を獲得したと考えれば、戦力的にはプラスかもしれない。しかし、優勝するには必ずベテランの力が必要です。原監督自身、選手、コーチ、監督時代を通じて痛感してきたはずですが……」(以下同) 原辰徳が入団した1981年、自身を含めた若手の台頭で巨人はV9以来となる日本一を達成。26歳の江川卓や25歳の西本聖が大活躍する一方で、入団10年目を迎えていた加藤初が先発とリリーフをこなし12勝を挙げた。野手でも、原や中畑清、篠塚利夫などが主軸を担う中で、最後のV9戦士と言われた遊撃手の河埜和正が内野の要となっていた。 次の日本一となる1989年には、中日から移籍してきた捕手の中尾孝義が強気のリードでチームに刺激を与え、簑田浩二や津末英明が要所でベテランの味を見せた。近鉄との日本シリーズでは、3連敗した後の第4戦、1番に抜擢された簑田浩二が二塁打で出塁し、先制のホームを踏んだ。これで流れを掴んだ巨人が4連勝して逆転の日本一を勝ち取った。 原辰徳のコーチ時代に2年目となった2000年には、控えに回っていた川相昌弘の職人技も光った。2勝2敗のタイで迎えたダイエーとの日本シリーズ第5戦、4対0とリードした8回表無死一塁、二塁で、5番のマルティネスに代わって登場。確実に送らなければならない場面で、きっちりバントを決め、続く高橋由伸がダメ押しの2点タイムリーを放った。松井秀喜や清原和博などの大砲ばかりが注目される中で、小技の効くベテランは日本一を手繰り寄せるために欠かせない戦力だった。「シーズンを通しての成績で突出しなくても、ここぞの場面でベテランの力は必ず役に立ちます。中尾や簑田は移籍組でしたが、当時の巨人は生え抜きばかりでしたから、彼らが良い刺激となったのは間違いありません。チームに1番大事なのはバランスです。今の巨人は移籍組があまりに多く、今季の外野陣は元広島の丸、元日本ハムの陽岱鋼、元中日のゲレーロと“外様組”で占められる可能性も十分ある」 バランスを考えると、生え抜きのベテランの離脱は痛い。「長野や内海が残留していても全盛期ほどの活躍は望めないかもしれません。しかし、優勝を目指す中で、欠かせない存在だったこともまた事実。長野が抜けたことで、30代後半で生え抜きのベテラン野手は開幕前の3月に不惑を迎える阿部慎之助と7月に37歳となる亀井善行の2人となった。 どの球団もそうですが、巨人には巨人の独特の文化がある。それを継承できるのは生え抜きのベテランしかいない。目に見えないグラウンド外の部分で、移籍選手が戸惑わないためにも、長野や内海は必要だったのではないでしょうか」 FA戦略を根本から考え直さないといけない時期に差し掛かっているようだ。(文中敬称略)
2019.01.09 16:00
NEWSポストセブン

FAの人的補償、2005年を転機に急増し始めたワケ
まさかの生え抜き放出となってしまった──。2000年代後半から2010年代前半にかけて、原辰徳監督の元で6度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献。最多勝2回、奪三振王1回を獲得し、長年巨人を支えてきた内海哲也が、FA加入の炭谷銀仁朗の人的補償として西武に移籍する。今年4年ぶりの完封を挙げて来季の完全復活が期待され、若手からも慕われていたベテラン内海の移籍は衝撃的だった。野球担当記者が話す。「最初から内海を放出する形になっても炭谷を獲りたいという戦略だったのであれば、問題はない。しかし、今の巨人には安定感のある左の先発が不足している。メルセデスや今村信貴は後半戦活躍したが、来年成績を残せるとは限らない。田口麗斗が復活する保証もない。実績のある内海は残しておきたい戦力だったはず。 来季の巨人は阿部慎之助が捕手に復帰。レギュラーの小林誠司、1年目の今年非凡な打撃を見せた大城卓三がいる中で、敢えて炭谷を獲る理由は当初から疑問視する向きもあった。FAを抜きにした場合、巨人は炭谷と内海のトレードを西武に申し込んだかと言えば、疑問でしょう」(以下同) いずれにせよ、内海は来季、新天地・西武での再スタートとなる。 1993年オフに施行されたFA制度だが、当初は人的補償による移籍はほとんどなく、2004年まではわずか3例だった。それが2005年以降は今回の内海を含めて22例に上る。なぜ、急に活発化するようになったのだろうか。「中継ぎ投手が重視され始めたことと大きな相関関係があると思います。昔も今も一軍選手登録は28名ですが、1990年代はレギュラーと控えには大きな差があり、投手でいえば中継ぎは格下扱いされていたことは事実です。 もちろん、1990年代も投手は先発、中継ぎ、抑えという役割分担ができていましたが、古くからの『先発完投』が投手のあるべき姿という考えも根強かった。2000年代に入り、それが徐々に変わっていきます」 2001年にオールスターのファン投票で中継ぎ、抑え部門が創設される。そして2005年、中継ぎの記録であるホールドがセ・パ両リーグに制定される。「人的補償による移籍の急増を考える時、2005年が大きなターニングポイントになったと言っていい。阪神の岡田彰布監督がJ・ウイリアムス、藤川球児、久保田智之のJFK、ロッテのバレンタイン監督が薮田安彦、藤田宗一、小林雅英のYFKという鉄壁のリリーフ陣を作り出し、ともに優勝を果たした。この辺りから中継ぎにも回ごとの明確な役割分担が生まれていきます」 現在のプロ野球では7回、8回、9回と終盤の1回毎にリリーフ投手が固定され、その陣容次第でペナントの行方を左右するほど重要視されるようになった。その発端は2005年にあったのだ。「2005年オフ、巨人が中日から野口茂樹を獲得する代わりに小田幸平、同じく巨人が西武から豊田清を獲得すると代わりに江藤智が指名される。以降2008年、2009年、2015年を除いて、毎年人的補償による移籍が発生しています」 FAで選手を獲得した球団は、一軍登録と同じ数の28名しかプロテクトに掛けられない。「各チームとも2005年以降年々、リリーフ陣への力の入れ具合が増している。そのため、優秀な中継ぎ投手をプロテクトから外すわけにはいかない。しかも、プロテクト枠には、最近のドラフト上位選手など有望な若手も入れなければならない。そうすると、内海のような谷間の先発投手はプロテクト漏れする可能性が高くなる。しかも、実績のあるベテランとなれば他球団も欲しがります。中継ぎに今ほど力のある投手の少なかった1990年代では考えられない事態が起こっているわけです」 巨人から西武に人的補償で移籍する選手は2005年の江藤、2013年の脇谷亮太に続いて3例目。江藤は移籍3年目に4番を打つなどチームの日本一に貢献。脇谷は移籍1年目に96試合、2年目に118試合出場と復活した。5年間2ケタ勝利から遠ざかっている内海も、新天地で花を開かせることができるか。
2018.12.23 16:00
NEWSポストセブン

巨人・高橋由伸監督の更迭ムード決定づけたオーナーの一言
順位こそCS進出が可能な位置にいるが、巨人ファンからさえも「下克上で日本一」という意気軒昂な声は聞こえてこない。むしろ「抜本的な改革を進めるならCSを辞退したほうがいい」という意見まで出ている。「抜本的な改革」──それは“首脳陣の総入れ替え”と訳してもいい。 そう思わせてしまう試合が本拠地・東京ドームで続いた。8月26日は貧打に苦しむ阪神を相手に、8回に5点差を引っ繰り返される大逆転負け。高橋由伸・監督(43)は大量リードの余裕をもたせて澤村拓一(30)をマウンドに送り出したものの大炎上し、ドームは落胆の溜め息に包まれた。 休養日を挟んで首位・広島を迎え撃った28日は、元エース・内海哲也(36)が3回までに8失点。早々に球場を立ち去るファンが後を絶たない。一塁側スタンドから「長嶋さんが悲しんでるぞ」とヤジが飛んだのもこの試合だ。 泣きっ面に蜂。翌29日は粘って延長に突入するも、今季、何度も繰り返された救援陣の自滅。アダメス(23)が4四球(申告敬遠1つを含む)による押し出しで決勝点を献上するという後味の悪さが、敗戦の重苦しさを倍増させた。 怒りと批判の矛先は誰よりも指揮官に向けられている。V9戦士の一員で、現役引退後は投手コーチとして斎藤雅樹、桑田真澄、槙原寛己らを育てた中村稔氏(野球評論家)は、「高橋監督は野球を理解していない」と一刀両断した。「まだ打席が回る可能性があるのに、外国人選手が出塁すると目先の1点欲しさに後先考えず代走を送る。投手起用にしても、先発を信用しきれずに早めに交代させる。そうした大局観がなく先の読めない采配が、試合終盤での勝負弱さを招いている」 高橋監督は今季が3年契約の最終年。4位以下に終われば同一監督の下では球団史上初の連続Bクラスとなり、更迭は避けられない情勢だ。 そのムードを決定づけたのが28日の試合後、山口寿一・オーナーが発した「毎回似たような負け方」という突き放した言い方だった。それを聞いていた番記者たちは、監督交代を“決定事項”と受け止めた。次期監督の情報収集に一斉に動き出したのだ。※週刊ポスト2018年9月14日号
2018.09.03 07:00
週刊ポスト

若手台頭の巨人 チーム再生に10億円規模大リストラ断行か
開幕からわずか4戦で両リーグ最速の10打点を記録した岡本和真(21)をはじめ、今シーズンの巨人は若手が台頭してきている。その新しい風によって、高年俸のベテランたちへの風当たりが、大きく変わってきている。2016年オフ、総額30億円と騒がれた大補強の際に獲得した陽岱鋼(31)、森福允彦(31)、山口俊(30)のFA組3人も、年俸に見合った活躍を残しているとは言いがたい。 陽は骨折で早々に離脱し、森福は昨年8月を最後に一軍登板はない。山口俊は3日の今季初登板を6回3失点で初勝利を収めたものの、昨年7月に起こした暴力トラブルの影響でフロントも全幅の信頼を置くわけにいかない状況。「3人の獲得に動いた堤辰佳前GMは2017年シーズン途中に更迭されており、直接の責任者はもういない。陽は5年契約、森福と山口俊は3年契約で獲得したので、今オフに放出は難しいが、徐々に若手を重用して、何年か先の常勝軍団を生み出すつもりでしょう。 その芽を摘みかねない存在は一気にリストラされてもおかしくない。投手では内海哲也(35、年俸1億円、推定、以下同)、山口鉄也(34、2億2400万円)以外にも峠を越えた西村健太朗(32、8600万円)、ケガから復活できない杉内俊哉(37、2500万円)らがその候補。野手では阿部慎之助(39、2億6000万円)だけでなく亀井義行(35、5200万円)も代打要員になっているし、マイコラスの穴埋めとして今年獲得したばかりの外国人・ヤングマン(29、8630万円)も4人の外国人枠に入ってくるのは厳しい。それだけで8億円近い額が“整理”できる。今季の成績次第ではあるが、ミソをつけた山口(俊、2億3000万円)もオフに放出となれば、10億円規模の大リストラです」(前出・球団関係者) それは、FAや外国人獲得に頼って、若手が育ってこなかったチームの再生には必要な“痛み”なのかもしれない。一部の若手が覚醒しつつある今季が、それを断行するチャンスであるのは間違いなさそうだ。 ヤクルト、巨人、阪神で4番を打った広澤克実氏は、巨人が再び常勝軍団として、球界の盟主の座に返り咲くためにはさらなる覚悟が必要だと強調する。「巨人が強くなるためにはきちんと若手を指導できるコーチ陣も必要です。巨人は功労者やFA選手に引退後の“コーチ手形”を切りすぎるという問題がある。選手をリストラしたところで、コーチという再就職先が用意されている状態がそのままでは意味が半減します。コーチにもきちんと結果を求め、それが伴わなければ責任を取る。そうした体制作りが必要でしょう」 大量に抱え込んだ負の遺産を清算して初めて“球界の盟主”の復活が見えてくる。※週刊ポスト2018年4月20日号
2018.04.11 07:00
週刊ポスト

巨人で高年俸ベテラン勢リストラも 阿部が清原に見えてきた
巨人に光が差してきた。待ちに待った若い力が台頭してきたのだ。岡本和真(21)が “覚醒”し、開幕からわずか4戦で両リーグ最速となる10打点に到達。その時点では打率4割超の大爆発だ。岡本を筆頭に、2番セカンドの吉川尚輝(23)、立岡宗一郎(27)、中井大介(28)など、生え抜きの若手が台頭している。一方でそれは、高年俸のベテラン勢の“リストラ”にもつながってくる。 その先駆けは、昨秋に巨人から戦力外通告を受けた村田修一(37)だった。巨人担当記者が語る。「村田を放出したからこそ、岡本の出場機会が確保されるようになった。岡本自身は、自主トレに誘ってもらうなど村田から目を掛けてもらい兄貴分として慕っていたので、村田の放出で胸に期すものがあったようです。村田がつけていた背番号25を受け継ぎ、開幕前から“今年は二軍落ちするわけにはいかない”と気合いが入っていた。 その結果の大活躍ですが、皮肉なことに、それによってさらなる“ベテラン斬り”が加速しそうです」 真っ先に対象になりそうなのが、岡本に一塁の定位置を奪われた阿部慎之助(39)だ。今季は年俸2億円超(推定、以下同)の代打の切り札という位置に甘んじている。「去年は4番を打っていた主力がいきなり、ずっとベンチにいるのだから、当然、周囲も戸惑います。とくに今は、二軍調整中のベテランが多いためにベンチは若手が中心。6回あたりで代打の準備を始めるまでの間、どうしても阿部が浮いてしまっている。巨人ではこれまでも清原(和博)をはじめ、過去の実績があって年俸の高いベテラン選手に出場機会がなく、ベンチを温めるケースがありましたが、そうした系譜に阿部も重なって見えてくる」(同前) 億単位の年俸をもらいながら一軍で活躍できていない“リストラ候補の元主力”は豊富にいる。 投手ではかつてのエース内海哲也(35)がその筆頭格である。2016、2017年オフに2年連続で年俸が野球協約上の減額制限を超えた50%減となったが、それでも今季の年俸は1億円だ。「開幕時の先発ローテーション6人には入ることができず、さらに昨年6勝を挙げた2年目の畠世周(23)、内海と同じサウスポーでイースタン最多勝、最優秀勝率を獲得した今村信貴(24)ら若手が控えているため、簡単には一軍での登板機会は回ってこない」(スポーツ紙デスク) 現在、コンディション不良を訴えて三軍にて調整中の山口鉄也(34、年俸2億2400万円)も同じような状況だ。「2008年から9年連続で60試合に登板し、肩も肘も消耗しきっている。救援陣は層が厚く見えるものの、左腕がいないので本来なら山口(鉄)に任せたいところ。球団にとって、“育成の星”である山口(鉄)は簡単には手放せない事情もある。ただ、すぐに復活する見込みが薄いと判断されたから、野球賭博に関与したとして一度は解雇した左腕・高木京介(28)の支配下登録が開幕直前になって決まったと考えられる」(スポーツ紙デスク)※週刊ポスト2018年4月20日号
2018.04.10 16:00
週刊ポスト

阪神・金本監督と巨人・高橋監督 2人への期待が高い理由
プロ野球は厳しい世界で、結果が出なければ去らねばならない。はずだが、4年ぶりに復帰したヤクルトの小川淳司監督と、現役引退後・即ロッテ監督となった井口資仁監督に対しては、昨シーズンの成績が悪すぎただけに、今季は大きな結果を求められていないと言われている。一方で、期待が高すぎる監督もいる。元阪神監督の藤田平氏はこういう。「今年の阪神は、キャンプで絶好調だったロサリオ(29)の加入で優勝候補に推され、金本知憲監督のハードルが上がってしまいましたね。それでなくても監督3年目は正念場。私が監督をやっていた頃に比べるとマスコミもファンもまだ優しくなりましたが、それでも成績が悪くなるとちょっとした采配ミスが甲子園ではヤジの嵐になる」 金本監督と同じく就任3年目を迎える巨人・高橋由伸監督は、“3年連続V逸は許されない”という使命が課されている。「3月26日に行なわれた、財界人による巨人の応援団『燦燦会』で、渡辺恒雄氏(読売新聞社グループ本社代表取締役主筆)から“高橋監督はまだ若い。10年は続けるつもりで、長嶋(茂雄)さんを超えられるよう頑張ってほしい”と激励を受けた。それだけ結果を求めているということでしょう」(前出・巨人番記者) 阿部慎之助(39)や内海哲也(35)といった“かつての主力”は、高いカネをもらいながら求められる水準がどんどん下がっているのに、指揮官にはV奪還が絶対的使命──ヨシノブ監督もつらい立場である。 低すぎる合格ラインを大きく飛び越えて“嬉しい誤算”をチームにもたらす選手は出てくるか。※週刊ポスト2018年4月13日号
2018.04.07 07:00
週刊ポスト

阿部慎之助、今季は代打として年間2ケタ本塁打で合格か
常に結果が求められ、活躍できないものは去るしかない。ところが開幕早々にして、そこそこやってくれればいい、と陰で言われている大物選手がいる。3月26日、高橋由伸監督が発表した開幕スタメンから外れた、巨人・阿部慎之助(39)はその代表格。「一塁手のレギュラーを入団4年目の岡本和真(21)に明け渡した。ケガ以外で開幕オーダーから外れたのは初めてで、相当なショックを受けていたようです。 それもオープン戦の成績を見れば当然で、岡本が17試合で打率.267、本塁打4本、チーム1位となる15打点を記録した一方で、阿部は打率.107、本塁打1本、1打点。かつての面影はなく、“年俸2億1000万円の代打男”になった。 下手に活躍されても岡本を使いにくくなるから、“ほどほどの切り札”になればいいという扱いになりそうです」(巨人番記者) 今季の巨人は岡本に加え、入団2年目の吉川尚輝(23)が二塁手として台頭。昨オフに村田修一(37・BCリーグ栃木)を放出して野手陣の世代交代が進んでおり、ベテランに求められる数字に変化があるようだ。「昨年は開幕10試合で5本塁打と大暴れした阿部ですが、今季は代打として“年間2ケタ本塁打”を打てば合格というのが首脳陣の相場観でしょう。 投手陣も相変わらず“給料ドロボー”だらけ。かつての開幕投手・内海哲也(35)は、“自己ワーストタイに終わった昨年の2勝(7敗)を超えれば御の字”と囁かれるが、それで年俸1億円ですからね」(同前)※週刊ポスト2018年4月13日号
2018.04.03 16:00
週刊ポスト

巨人のキャンプ 二軍でこそ景気のいいニュース量産か
2月1日、12球団は一斉にキャンプインを迎える。スポーツ紙記者は、選手の一挙手一投足を観察してネタを取ろうと躍起になっている。いきおい、“俺の記事が一番ハデだ!”とばかりに番記者立ちは大風呂敷合戦になりがちだ。 例えば“5分間入団テスト”を経て中日入団を決めた松坂大輔(37)の記事。松坂といえば、例年この時期はスポーツ紙に「絶好調」「完全復活」などと景気のいい見出しが躍り、ファンは何度も騙されてきた。〈キレッキレ松坂〉(2017年2月2日、日刊スポーツ)〈完全復活へ前進! 松坂「いい感じ」〉(2016年2月2日、サンケイスポーツ) ──といった具合だ。こうした記事はネタに窮した番記者たちの常套手段だ。元デイリースポーツ編集局長で、ジャーナリストの平井隆司氏がいう。「キャンプの時期は、全球団が『優勝候補』と言ってもいい唯一の時期。昔から、現地の記者には“他紙より派手な景気のいい話を持ってこい”と命令していた」 今年は巨人の二軍キャンプから「景気のいいニュース」が量産されそうだ。「内海哲也(35)、山口鉄也(34)、亀井善行(35)らの生え抜き組のベテラン、昨年FAで鳴り物入りで加入した森福允彦(31)まで二軍スタート。“一軍よりビッグネーム揃い”と揶揄されるメンツです。その上、昨年まで三軍監督を務めた川相昌弘・二軍監督が、三軍キャンプで実践していた早朝の3キロ散歩を二軍に導入し、ベテランにも強制するという。カメラマンは悲鳴を上げるかもしれませんが、ベテランたちが苦悶の表情で走る姿は、いい画になるはず」(巨人担当記者)※週刊ポスト2018年2月9日号
2018.02.01 07:00
週刊ポスト

金田正一氏 合同自主トレは「馴れ合いになる」と嘆く
巨人では、かつて巨大な派閥を誇った阿部慎之助や内海哲也とともに自主トレをする選手が激減している。そんな状況から選手たちの自主トレは昨年とはまったく違った様相を呈しているが、自主トレの派閥は単に選手間の個人的な仲の良し悪しを示しているわけではない。「自主トレは契約期間外に当たりますが、球団や首脳陣に対するアピールの側面が強い。そのため、自らを売り出したい若手選手は、人気の中心選手の自主トレに志願して参加することが多くなる。若手のなかには、ただ一緒に汗を流すだけが目的ではなく、“人脈作り”という計算もある。スター選手と親しくなっておけば、後々役に立つことがあるはず、という打算も垣間見えます」(スポーツ紙デスク) 逆にいえば、チーム内の若手が去って行った、「阿部慎之助、内海哲也、長野久義」といった面々は、その価値がなくなったと判断されていることになる。 ただ、この変化が理想的な「世代交代」といえるかはまだわからない。野球評論家の広澤克実氏は懐疑的な見方をする。「こうした合同自主トレは、むしろ中心選手にとっては足枷になりかねない。自主トレの時期にやらないといけないメニューは、選手によって違います。自分の課題が明確で、かつ一緒にトレーニングするメンバーでそれが共有できているなら問題はないが、単に一緒にいるほうが楽しくて便利という目的のことも多い。坂本勇人や菅野智之がチームリーダーの意識を持つことは決して悪いことではないが、大所帯での練習でこの時期に本人たちが本当にやらなければならないことがこなせるか。 率直にいって、菅野に昨年以上の勝ち星を求めるのは酷でしょう。だからこそ0勝だったピッチャーを5勝できるように鍛えた方がチーム強化につながると考えて、若手と一緒にやっているはず。ただ、現役の菅野がそこまで背負いこむのは無理がある。逆に本人の成績に悪影響を及ぼす可能性さえある」 実際、一昨年のオフに大人数での自主トレに参加した結果、2桁勝利を逃した菅野は昨オフ、少人数での「群れない自主トレ」に戻し、結果として最多勝・最優秀防御率の2冠、沢村賞の栄光を勝ち取っている。“チーム”を結成して率いることが、成績を上向かせるとは限らないのだ。400勝投手のOB・金田正一氏が自主トレの実情をこう嘆く。「ワシらが現役の時は、他チームの選手とまで合同でトレーニングをやるなんてことは絶対になかった。他球団の選手はもちろん、チームメイトだってライバルですよ。体作りひとつとっても企業秘密で簡単に教えたりはしなかったぞ。仲良くなれば馴れ合いになるし、ましてやそれが他チームの選手だったりすれば、厳しいコースを攻められなくなるじゃろう。最近の選手にはプロ意識が欠けとると常々思うが、仲良し自主トレはその象徴ですよ」 峠を過ぎたベテランは孤立し、脂の乗りきった中心選手は若手に足を引っ張られる──そんな1年にならないか、G党の不安は今から絶えない。※週刊ポスト2018年1月26日号
2018.01.20 16:00
週刊ポスト

巨人投手陣最大派閥・内海組が大縮小 チーム菅野は大所帯に
巨人の選手たちの自主トレが、2017年とは全く違った様相を呈している。投手陣を見てみると、今オフから新選手会長に就任したエース・菅野智之(28)のもとに、若手が続々と集結しているのだ。「昨オフも合同で自主トレを行なっていた東海大の後輩・中川皓太(23)に加え、今オフからは宮國椋丞(25)、畠世周(23)、桜井俊貴(24)、育成の田中大輝(25)ら若手投手陣が集い、1か月に及ぶハワイ自主トレを行なっている。そこにオリックスから西勇輝(27)、吉田凌(20)まで加わり、『チーム菅野』はどんどん大所帯になっています」(巨人番記者) 一方、かつて巨人投手陣の自主トレ最大派閥を率いていた元エース・内海哲也(35)のもとに集まったのは山口鉄也(34)、今村信貴(23)のみ。一昨年までグアムだった拠点を昨年に沖縄、今年は宮崎に移した。「昨季の成績は菅野が17勝5敗、内海が2勝7敗。その差がそのまま慕ってくる若手の数に表われた。昨オフまで『内海組』の自主トレに参加していた宮國は、今オフから『チーム菅野』に“完全移籍”しています。 菅野は“来る者拒まず”の姿勢で受け入れている。ただ、参加する若手には、食事管理をはじめ練習以外の時間も24時間管理・指導するという方針です。集まった若手の意識を変え、エースとしてチームの底上げを図るつもりでしょう」(同前)※週刊ポスト2018年1月26日号
2018.01.15 16:00
週刊ポスト

二塁は若手に? 不振の中井は由伸監督の“恋人”になれるか
優勝候補の筆頭と見られていた巨人が勝率5割ラインをさまようなど苦戦が続いている。オフに補強した3人のFA選手は期待通りの働きを見せていないどころか、山口俊、陽岱鋼はケガで1軍に昇格できず。打線の軸は坂本勇人と阿部慎之助で、周りを外国人や長野久義などが固めている状況は、原辰徳監督時代と代わり映えしない。 その中で、目を引くのが開幕からセカンドに起用している中井大介だ。開幕戦でいきなり2安打を放つも、その後は不振に陥り、打率は2割台前半に。セカンドには片岡治大やルイス・クルーズなどが控えるにもかかわらず、高橋監督は我慢強く使い続けた。野球担当記者が話す。「監督というものは、自分の色を出したがる生き物。前任者との違いをどうしても見せたくなる。高橋監督はFAやトレード、外国人など球団から与えられた戦力だけではなく、自ら新戦力を見出した上で勝ちたいという気持ちもどこかにあるのでしょう。原監督時代から期待されながらも結果を残せなかった中井がブレイクすれば、由伸色を出せますからね」 たしかに、FA制度導入以降、巨人の大型補強はオフの風物詩となってきたが、振り返ると、長嶋茂雄監督は松井秀喜を、原辰徳監督は坂本勇人を、堀内恒夫監督は内海哲也という球界を代表する選手を育てた。自分自身が見出し、育て上げた、監督にとっての“恋人”と言っていいだろう。内海は堀内監督時代には成績を残せなかったものの、退任後の2006年に初の2ケタ勝利を挙げ、2度の最多勝にも輝いている。自身も「我慢して使ってくれた堀内さんのおかげです」と話していた。「松井はルーキーイヤー、オープン戦で結果を残せず、開幕は2軍で迎えた。5月に昇格後、長嶋監督はスタメンで起用したが、打てなくなるとまたファームで鍛えさせた。坂本の場合は開幕スタメンを勝ち取り、二岡智宏の故障もあってショートに。猛打賞を2度記録するなど3月、4月を2割8分4厘と安定した成績で乗り切った。 中井のように開幕から打てないのに、起用され続けたわけではありません。そもそも、2人は10代でしたが、中井は27歳と中堅クラスという違いもある」(同前) 中井は5月17日のヤクルト戦で今季初めてスタメンから外れた。代わりにセカンドに入ったのは、ドラフト1位ルーキーの吉川尚輝だった。その後は5年目、22歳の辻東倫も抜擢されている。「大枚を叩いて獲得したFA選手や外国人は、獲得初年度は打てなくても使い続けられるケースも多いが、期待通りの活躍ができなければ、その後は入団時の歓迎ぶりがウソのように冷遇される。片岡やクルーズが良い例。逆に言えば、FA選手や外国人の多いポジションは、若手にとってチャンスがある。生え抜きのレギュラーを引きずり降ろすことと比べれば、ハードルは幾分か下がる。 高橋監督の起用法を見れば、セカンドのポジションを若手に獲らせたいと思っていることは明白。中井は最後のチャンスでしょうし、吉川も新人だからといって、これからどれだけチャンスを与えられるかわからない。今が数少ないアピールの場です」(同前) 長嶋監督にとっての松井、原監督にとっての坂本……、はたして高橋監督にとっての“恋人”は誰になるか。
2017.05.28 07:00
NEWSポストセブン

大谷翔平メジャー契約 投手で総額200億円、打者なら300億円
投手と打者、二刀流での活躍を続ける日本ハムの大谷翔平(22)。「歴史を変えることができる選手」だと村田兆治氏がいうように、打者としても投手としても期待を寄せてしまうほど、大谷の才能が抜きん出ていることは間違いない。 さて、技術では甲乙がつけ難いが、「稼ぎ」という観点では、打者と投手、どちらが優れているのか。 大谷は今シーズンオフのポスティングによるメジャー移籍が確実視されてきた。大型契約に年齢制限を設けたMLBの新労使協定が定められ、それに伴い2019年オフ移籍説も囁かれるものの、いずれにせよ近い将来の渡米が本人の強い希望だ。 そのメジャーでは、「野手の方が投手より稼げる」とするのは、NPB、MLBのデータに詳しいスポーツジャーナリストの広尾晃氏だ。「メジャーの歴代高額契約上位には野手が並びます。1位はマーリンズの外野手・スタントンの13年総額3億2500万ドル(約360億円=1ドル111円換算、以下同)。2位は、昨シーズンに現役を引退したA・ロドリゲス(元ヤンキースなど)の10年総額2億7500万ドル(約305億円)と、長期の大型契約は野手に多い」 上位に打者が名を連ねる一方、投手がランクインするのは第8位から。8位がプライス(レッドソックス)の7年総額2億1700万ドル(約240億円)、9位にカーショー(ドジャース)の7年総額2億1500万ドル(約238億円)と続く。「契約総額を年数で割った『平均年俸』で見ると、投手の方が高い。ただ、投手のほうが故障リスクが高いので、7年以上の長期契約を結ぶ例は少ない。なので契約総額で野手に及ばない。野手のほうが選手生命が長くなる傾向が強いともいえるでしょう」(同前) 対照的に日本では、金子千尋(33、オリックス)、杉内俊哉(36、巨人)の4年20億円、内海哲也(34、巨人)の4年16億円、松坂大輔(36、ソフトバンク)の3年12億円など投手の大型契約が目立つが、たしかに多くの選手が複数年契約の期間中にケガや不調に苦しんでいる。 その点、メジャーではよりシビアな視点から査定が行なわれているといえそうであり、「野手のほうが稼げる」状況が生まれているのだ。 実際、前出のA・ロッドは生涯に2度も10年契約を結んでいる。2度目の10年契約を交わしたのが32歳(2007年)である。 大谷が打者としても投手としてもメジャーで最高級の評価を受けられるとすれば、投手なら契約総額200億円のところ、打者なら300億円を稼ぎ出せるということになる。撮影■山崎力夫※週刊ポスト2017年4月21日号
2017.04.11 07:00
週刊ポスト

WBCでの力投でキャリアに深刻な影響受ける投手少なくない
第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に臨む、小久保裕紀監督率いる代表チームだが、かつて二連覇を成し遂げた栄光は、遙か彼方だ。ロス五輪(1984年)の日本代表経験がある野球評論家の広澤克実氏は、こういう。「問題はWBCでの成績が、今年のプロ野球シーズンの盛り上がりをも左右することです。第1、2回のように世界一になれば、そのままの勢いでペナントレースも盛り上がるでしょうが、逆に予選(東京)ラウンドで敗退しようものなら、今季の開幕はシラケたものになってしまう」 深刻なのは日本のプロ野球を盛り上げなければいけないトップ選手たちが、国際大会に出場するとその年のシーズンに調子を落とす傾向が強いことだ。 その傾向は「特に投手で顕著」だと、プロ野球のデータに詳しいジャーナリストの広尾晃氏は指摘する。「前年度シーズンの疲れが取れないうちにWBCでも力投するせいか、キャリアに深刻な影響を受ける投手は少なくありません。 特に、前年にエース級でフル回転したような投手は、WBCの負担は必要以上に大きくなる。典型例は、2009年の第2回WBCでMVPを獲った松坂大輔(36、ソフトバンク)です。2008年にレッドソックスで18勝3敗をあげ、WBCでも3先発の力投を見せましたが、肩の疲労が募って開幕直後に故障者リスト入り。この年は4勝6敗、防御率5.76と成績を下げ、それ以降満足のいく投球ができていないのは周知の通りです」 第1回でも、杉内俊哉(36、巨人)が前年の18勝4敗から7勝5敗へ、渡辺俊介(当時ロッテ)が同じく15勝4敗から5勝11敗へと、WBC開けのシーズンで明らかに数字を落とした。「今回は、先発に中継ぎとフル回転での起用が予定される則本昂大(26、楽天)が心配です。入団以降、毎年200イニング近く投げ続けているので、WBCからフル稼働して、シーズンを通して投げられるかどうか」(同前) 国際試合に適応しようとする工夫が、国内試合に戻った時に弊害となるケースもある。 各投手がWBC公式球への対応に苦慮する中、小久保ジャパンのエースと目される菅野智之(27、巨人)は例年より速いペースで調整し、海外の強打者用にチェンジアップを習得した。ところが、400勝投手の金田正一氏は、「それが危ない」と警鐘を鳴らす。「チェンジアップはピッチャーにとって“麻薬”です。ストレートと同じ腕の振りで、スピードも軌道も違う球になるので、“現代の魔球”とも呼ばれるが、チェンジアップは要は“抜く”球。一度抜くことを覚えると楽をしてしまうし、手が肘より先に出て球の出所が判りやすくなるうえに、フォームを崩しやすい。メジャーで活躍する田中将大(28、ヤンキース)も、故障を機にチェンジアップを投げなくなった。巨人の内海哲也(34)がダメになったのもチェンジアップが原因だよ」 海外の強打者対策に取り組むことで、自らの投手生命を縮めかねないという。※週刊ポスト2017年3月17日号
2017.03.07 07:00
週刊ポスト

巨人キャンプ訪れた金田正一氏「名もなき金田です」と挨拶
今年もカネやんが巨人のキャンプ地に見参! 金田正一氏が姿を見せると、選手たちはウォーミングアップを取りやめて集合、輪には首脳陣も加わった。高橋由伸監督に促され挨拶。「名もなき金田です」と笑いを誘ったあと、「元気! 元気! とにかく元気を出せ! 頑張れい!」と、ナインに気合を注入した。 その後はやはり投手陣が気になるのか、ブルペンへ。菅野智之、内海哲也、マイコラスらの投球を熱心に見守った。通訳から400勝投手と説明を受け恐縮するマイコラスを捕まえて一言。「ナイスピッチング。ロング、ロングアーム、ベリナイス。腕の使い方がワシとそっくりじゃ。ネクスト、イヤー、にじゅう(20)。20勝でチームもチャンピオンじゃ」 その後も投手陣に積極的に声がけ。FAで移籍してきた森福允彦には、「なんでここにおるんじゃ。生目(いきめ)の杜(前所属球団・ソフトバンクのキャンプ地)で王が待っとるぞ」とイジると、抑えの澤村拓一には、「あまり菅野を泣かしちゃいかんよ」と安定感を要求。内海には、「おぬしがやればブッちぎりで優勝だよ。わかっとるよな」と脅しのようなエール。 最後には、「このお爺ちゃんも昔はそのユニフォームを着て、野球もうまかったんだよ。きけ、わだつみの声!」とお決まりのフレーズも忘れない。 春の嵐のようなカネやんの勢いは、そのまま高橋監督をも直撃。「もう慣れたか?」との質問に、「監督がどういうものかわかりかけてきましたが、まだまだです」と恐縮しきりだった。●撮影/本誌・太田真三 ●取材・文/鵜飼克郎※週刊ポスト2017年3月3日号
2017.02.21 07:00
週刊ポスト
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