コロナウイルス一覧/6ページ

【コロナウイルス】に関するニュースを集めたページです。

(写真はイメージ)
コロナの検診・受診控えでがん患者増加の危惧 検診は手遅れになる前に受けよ
 国立がん研究センターによると、2020年にがんと診断された人は前年より約6万人減少したという。病気になる人が減ったからではなく、新型コロナウイルスの影響で検診や受診を控える人が増えたためだと考えられており、今後は進行したがん患者が増えると危惧されている。こうした検診・受診控えについて常磐病院乳腺外科の尾崎章彦さんは不安を抱く。「乳がんなど、がんの生存率向上には早期発見と早期治療が重要です。実際に、コロナ禍で検診を受診していなかった人や、乳房にしこりがあると自覚していたけれど、コロナが怖くて医療機関を受診せず、しこりが大きくなるまで放置していた人もいました。乳がんの場合、症状自覚後、数か月の受診の遅れにより死亡率が上昇する可能性があります」(尾崎さん・以下同) こうした「受診控え」が特に顕著であるのが、小児科であると尾崎さんは続ける。「親が『ただの風邪だろう』と判断し、いつもなら病院へ行くのに、コロナ禍だから受診を控えてしまう。病院へ行かなくても治ることが多いとはいえ、なかには髄膜炎を合併する子供もいます。命にかかわる病気なので、日常と違う症状があるときは、やはり受診すべきでしょう」 病院へ行きたくないのなら、自宅でできる検査キットを活用するという手もある。「血液検査や便潜血検査など、技術的に難しくないものであれば検査キットもいいでしょう。ただし、CTや超音波検査、内視鏡検査などは病院においてのみ受けられることを理解しておいてほしい」 特にがん検診は、手遅れになる前に受けるべきだ。東海大学名誉教授で健康診断の数値に詳しい大櫛陽一さんが言う。「日本の健康診断には無駄なものが多いのは事実です。たとえばメタボ健診は、海外では最もくびれたウエストで腹囲を測定しますが、日本ではヘソの位置で測定するので値が高くなり約半数がメタボになってしまう。健康な人を対象に行う健康診断はデメリットの方が多いと海外ではいわれており、欧米では行われていません。 しかし、発見の遅れが命取りになるがん検診は受けるべき。欧米でのがん検診受診率は80%近いですが、日本は50%弱と少ない。“健診”も無症状で進行する糖尿病、肝障害、貧血などの早期発見に役立ちますが、“検診”は必ず受けましょう」 コロナ禍以前は、がん検診のリスクを指摘する意見も多かった。しかし、長いコロナ禍が国民の意識を変えるきっかけになったのではないかと医療経済ジャーナリストの室井一辰さんが言う。「以前は、PETや腫瘍マーカーの検査など、必要とは思えないオプション検診を提示され、漫然と受けている人が多かった。しかし、新型コロナを通して医療に関心を持つ人が増え、『症状があるからこの検診を受けよう』などと、自分にとって必要な検査の“見極め”が進んでいると感じます」 変異する新型コロナウイルスによって常識がいつ変化するかわからない。健康診断が正常値だったからと安心するのはまだ早そうだ。※女性セブン2022年1月6・13日号
2022.01.04 07:00
女性セブン
10月に控える第20回党大会も影響か
中国で宅配業者の値下げ競争激化 配達員ら労働者の生活は逼迫
 中国では昨年1月以降の新型コロナウイルスの感染拡大により、大都市を中心とする市民の消費活動が低迷。それに伴い、さまざまな業界で客を奪い合うなどの競争が激化しており、企業による労働者の賃金未払い件数が激増していることが明らかになった。 香港を拠点に、中国の労働問題を調査している「中国労働通信(CLB)」によると、中国では新型コロナウイルスの感染拡大で、宅配で食品や日常生活用品を頼む市民が多くなり、雨後の筍のように、宅配業者が乱立している。中国全土では個人事業者を含むと1万社以上の宅配業者が激しい競争を展開し、配達料の値下げがとまらず、そのしわ寄せが配達員の生活を逼迫させているという。 11月11日は「1」が4つ並ぶことから、中国では「独身の日」と呼ばれ、今年もネット通販最大手のアリババがオンラインショッピングで最高売上を更新したことが報じられているが、CLBは「宅配をする配達員の1回の配達料金は地域によっては1元(約18円)に抑え込まれた」と伝えている。 11月11日にストを決行する宅配業者も出ている。2020年のストは、中国全土でわずかに31件だけだったものが、今年は約4倍増の136件と過去最高を記録したという。 香港でも最近はフードデリバリーの労働者の賃金が低下しており、11月13日から14日までの2日間で、300人以上の「フードパンダ」の配達員がストライキを行い、同社に賃金カットの撤回を要求。ストライキの後、2日間にわたって会社側との交渉が行われ、経営陣は来年7月まで、配達料を下げずに、現在の水準を維持することを約束した。 一方、中国では不動産大手の恒大集団のデフォルト問題により、不動産バブル崩壊の危機が叫ばれるなか、多くの不動産業者が経営危機に追い込まれている。 日本ではあまり報道されていないが、「宝能グループ」は不動産に限らず、金融や、医療、製造業、小売業などさまざまな事業を展開するコングロマリット企業だ。しかし、新型コロナ問題の影響で、資金繰りが悪化するなど不動産不況の影響を受けいまや経営不振に陥り、資産が凍結され、事実上の倒産状態になっている。 このため、宝能グループの数万人にのぼる社員はここ数か月、賃金が支払われておらず、中国各地で、デモやストライキが起こり、収拾のめどが付かない状況になっている。 CLBは「各業界では今後も価格競争は続くことが予想されるが、中国政府は労働者が最低限の生活を維持できるよう、しっかりとしたセーフガードを設け、適切に運用する必要がある」と指摘している。
2021.12.25 07:00
NEWSポストセブン
戦時下医療訓練は2019年以来、3年ぶり
北朝鮮の国境地帯で住民の高級マンション売却進む 食糧難など背景か
 北朝鮮と中国、ロシアとの国境地帯にある住宅地では厳しい冬を迎える中、新型コロナウイルスの感染拡大による中国との貿易停止で食糧不足が深刻化し、高額で購入したマンションなどを安値で売る人々が続出していることが明らかになった。売りに出たマンションなどは、裕福な朝鮮労働党幹部や新興の富裕層らが相場の半値以下で買い叩いているという。 米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」によると、高級マンションが売りに出されているのは中国遼寧省丹東と国境を接する新義州市や、中露との国境地帯で、中朝露3国共同の経済開発区が設けられている羅先特別市など。11月ごろから、高級マンションの売り物が増えてきたという。 これらの地域は中国やロシアとの国境貿易が盛んで、北朝鮮の高官や国営貿易会社の幹部の住宅として高級マンションが盛んに建設され、高値で売買されていた。 北朝鮮では住宅の個人所有は認められておらず、憲法では「すべての財産は国家が所有する」と定められていることから、政府はこれらの幹部らに特定の期間、これらのマンションへの居住を許可するという建前をとっている。 しかし、実態はこれらのマンション購入希望者は地域の行政委員会都市管理部の担当者を買収して、新しい居住許可を受けているという。ある情報通はRFAに対して「都市管理部にコネがあったり、賄賂を使えば、実質的に家を買うことができる」と明かしている。 とくに、新義州市は中国との貿易にかかわる関係者が多いが、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年1月に国境が閉鎖されたことで、両国間の貿易はほとんど停止し、かつては大金を手にしていた貿易業者らはこの2年間、ほとんど収入がない状態に陥り、生活は困窮しているという。 新義州の鴨緑江を見下ろすマンションはいまや2分の1から3分の1の価格で買い叩かれている。 ある住民はRFAの取材に対して、「1日分の食料すら手に入れるのが難しくなり、飲料や暖房のための薪などを手に入れるために、苦労して買った2部屋のマンションをほんの端金で売らなければならなくなった」と窮状を訴えている。また、別の住民は「このような経済危機で、都市部での生活は非常に高くつくため、多くの人が我先に地方に移住している。彼らは、たとえ家が売れなくても、家を空き家にして田舎に引っ越している」と語っているという。
2021.12.18 07:00
NEWSポストセブン
(共同通信社)
オミクロン株の出現は「朗報」なのか 「ヒトと共生」を可能にするウイルスへ
 11月下旬に初めて報告されてから、瞬く間に世界40か国以上に広がった新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」。世界で最初に存在が確認された南アフリカでは1日あたりの新規感染者が1週間で4倍になり、1万6000人を突破した。 イギリスでも日に日にオミクロン株の感染者が増え、12月上旬には300人を超えた。ノルウェーでは企業のクリスマスパーティーでクラスターが発生して13人が感染。北米ではアメリカ、カナダに次いでメキシコでも新規感染者が発生した。 日本国内では、海外から入国した3人からオミクロン株が検出された(12月6日現在)。世界中で急速な感染拡大が続くオミクロン株とはいかなるウイルスか──。「従来の変異株と違うのは、『変異の数』がものすごく多いことです」 そう指摘するのは、昭和大学客員教授(感染症)の二木芳人さん。「新型コロナウイルスは、表面にある、とげ状のスパイクたんぱく質を使って人間の細胞内に侵入します。世界中で猛威を振るったデルタ株はスパイクたんぱく質の変異が4か所ほどでしたが、オミクロン株は32か所に変異があることがわかっています。これまでの変異株にはなかった未知の変異が数多くあり、このウイルスがどんな特徴を持っているかの全体像がつかみづらくなっています」(二木さん) なぜ、それほどまでに変異が多いのか。二木さんは、「南アフリカで発生したことがポイントです」と語る。「オミクロン株が最初に確認された南部アフリカは、エイズウイルスのHIVに感染した人が多い地域として知られています。HIVには免疫力を低下させる働きがあり、免疫不充分の人がコロナウイルスに感染したことで、変異が加速した可能性があります。 また南部アフリカは検査やワクチン接種が充分ではなく、“新型コロナの無法地帯”のような地域のため、ウイルスが好き勝手に感染を繰り返し、大きな変異を遂げたのかもしれません」(二木さん) 変異が多いことは、そのまま脅威につながる。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんが指摘する。「スパイクたんぱく質の変異が多くなると、免疫から逃れやすくなって感染力が強まる可能性があります。また、ワクチンが効きにくくなって、接種後に感染するブレークスルー感染が増加する恐れもあります」 米ボストン在住の内科医・大西睦子さんが続ける。「各国の研究者が懸念を抱いているのはオミクロン株の急速な増加です。実際に南アフリカではオミクロン株がデルタ株よりもはるかに早く広がり、膨大な人々に感染する可能性があります。実際、ベルギーのある研究者は、“オミクロン株は、同じ期間でデルタ株の3~6倍の人々を感染させる”と警告しています」 感染力の強さとワクチンすり抜けの脅威は世界の多くの研究者から指摘されており、世界保健機関(WHO)は、オミクロン株を最も警戒度の高い「懸念される変異株(VOC)」に指定した。この先は日本でも感染が拡大する恐れがある。「政府は水際対策を強化しましたが、すでにオミクロン株は日本に入っていると考えるべきです。これから潜伏期間を経て、12月中旬には新たな感染者が目立ってくるかもしれません。国内ではほかに拡大している変異株がないので、年末年始にかけて感染が一気に広まる可能性があります」(二木さん) 日本に迫りくるオミクロン株。感染力が強く、ワクチンが効きにくいという指摘に恐怖を感じる人は多いはずだ。 だが一方で、「オミクロン株の出現は、人類にとって“朗報”だ」と喜びをあらわにする専門家もいる。いったいどういうことなのか──。ほとんどは無症状か軽症 オミクロン株の出現が「朗報」である根拠として、「症状の軽さ」が各国から指摘されている。 南アフリカからの報告によると、オミクロン株の感染者の症状は、疲れやすい、筋肉痛、頭痛、乾いた咳など。以前の流行時によくみられた、呼吸困難や嗅覚、味覚の消失を訴える患者はいなかった。南アフリカ医師会会長によると、オミクロン株に感染した患者はデルタ株に感染した患者とは異なる、はるかに軽い症状だったという。 また、隣国のボツワナの政府高官によると、オミクロン株が発生したと思われる地域では、85%の症例にまったく症状が表れなかったという。一石さんが説明する。「オミクロン株は感染力こそ強いものの、症状は軽いと報告されています。呼吸器症状も軽いとされ、デルタ株のまん延時のように、人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)に移行するほど重症化する症例は、現時点では少ないと考えられます」 驚くべきことだが、WHOによると、オミクロン株に関連した死者の報告は、12月上旬現在、ただの1例もないというのだ。EUの衛生当局も「オミクロン株の死者はおらず、感染者のほとんどは無症状か軽症」と明らかにした。 冒頭で紹介したノルウェーのクリスマスパーティーで発生したクラスターでも、感染者は一様に症状が軽く、入院にはいたらなかったという。 そうした状況を受けて、WHOの主任科学者は全世界にこう呼びかけた。「私たちはどれくらい心配すべきか? 1年前とは状況が違うのだから、パニックになるのではなく、よく準備をして慎重になればいい」 症状が軽く重症化しないことは新たな仮説をもたらす。 オミクロン株を「クリスマス・ギフト」と呼ぶのは、ドイツの次期厚生大臣の有力候補、臨床疫学者のカール・ラウターバッハ教授だ。 ラウターバッハ教授はオミクロン株のスパイクたんぱく質に32の変異があることに着目し、ツイッターでこう述べている。「オミクロン株は人を殺すのではなく、感染させるために最適化されたのではないかと考える。これは多くの呼吸器系感染症のウイルスが進化する過程と一致しており、コロナウイルスがこの段階に到達したのは喜ばしいことだ」 またイスラエルのハダサ・へブライ大学医療センターの上級医師、ドロール・メボアック教授はこう述べている。「現在得られている情報を見ると、この変異株は急速に広がっているが、それほど危険ではないかもしれない。それは世界にとって本当によいニュースだと思います」 なぜオミクロン株の出現が「喜ばしいこと」で「本当によいニュース」になるのか。それを知るには、一般的な感染症のウイルスの変異の過程を理解する必要がある。「そもそも変異は、ウイルスがヒトの細胞内で増殖する際に、遺伝子がコピーミスを起こすことで生じます。 そのコピーミスのなかでも、空中でより長く感染力が保てるもの、感染者がより多くのウイルスを呼吸や咳を通じて放出するように体内のウイルス量を増やせるもの、別のヒトに伝播する際に変化を起こしやすいものなど、ウイルスが生き残るのに有利なものが勝ち残り、広がっていく傾向があります。 感染者がどんどん増えていき、ウイルスがヒトの細胞内で増殖を繰り返しやすい状況では、そうしたコピーミスが発生しやすくなり、より感染力の強いウイルスが変異株として出てきやすい。そうして弱いウイルスが淘汰されていきます」(一石さん) 現在、南アフリカで起きているのがまさにそうした変異と考えられている。 南アフリカ国立感染症研究所によると、10月にはデルタ株が感染した人の92%を占めていたが、11月には74%がオミクロン株に置き換わった。 ここで重要なのは、「ウイルスが際限なく、毒性が強力なものに変異し続けることは考えにくい」ということだ。「ウイルスの毒性が強くなりすぎて“宿主”であるヒトが死んでしまうと新たな感染先が見つからず、ウイルス自体が生き残れなくなり、本末転倒です。また、毒性が強くなるとワクチンや治療薬がすぐつくられるので、ウイルスの生き残り戦略として不利になる面もあります。 つまり、ウイルスが最も生き残りやすいのは、毒性が強くなりすぎず、感染しても人類があまり気にしないレベルです。新型コロナも、最終的には普通の風邪ウイルスのように、ヒトと共生していくようになるのではないでしょうか」(二木さん) ウイルスとヒトの共生を示す兆候が、「感染力は強いがヒトは殺さない」とされるオミクロン株の出現だ。 感染症と人類の歴史を振り返ると、19~20世紀に猛威を振るった「ロシアかぜ」や「スペインかぜ」は変異の果てに、ただの風邪やインフルエンザになって、人類と共生するようになった。 2020年来、世界中を大混乱に陥れた新型コロナも、オミクロン株の登場によって、ただの風邪になっていく可能性が高い。ゆえにオミクロン株の登場は「朗報」と指摘する専門家が多いのだ。※女性セブン2022年1月1日号
2021.12.09 07:00
女性セブン
こっそり開かれる上司や同僚との「闇飲み会」(イメージ)
職場で増える「闇飲み会」 上司の飲みニケーション復活に若手は困惑
 もともとは違法な商行為などを指して「闇」と形容したものだが、新型コロナウイルス感染拡大への対策が呼びかけられるようになってから、居酒屋の闇営業など、対策ルールを逸脱した行為を指して「闇」と形容することが増えた。そしていま、会社が働く人に求めてくるウィズコロナなルールを逸脱することも指すようになり、ひっそり「闇飲み会」「闇忘年会」が開催され始めている。ライターの森鷹久氏が、「闇飲み会」をめぐる上司と部下の本音についてレポートする。 * * * 新型コロナウイルスの感染者数は、東京都内でも一日に一桁を記録するほどになり、夜の街はこのタイミングを「待っていました」と言わんばかりの酔客であふれている。 一方、大企業を中心に年末の「忘年会」については自粛か、開催するとしてもごく少数で短時間、感染対策のとられている店で、といったそれぞれの「お触れ」が出されているともいう。都内の大手建設会社勤務・中村孝幸さん(仮名・40代)が打ち明ける。「会社としては“飲みに行くな”とは言いませんが、本音はそうでしょう。そんな空気を察してか、社員の多くは“闇飲み会”をやっています。もちろん誘う側も誘われる側もみんなコッソリ。やっぱり後ろめたいですからね」(中村さん) 中村さんの会社では、夏頃に飲み会による「クラスター」が発生していたこともあり、社内への締め付けは厳しい方だった。しかし、国や自治体も飲食店への制限を次々緩和させる中、社員をこれ以上束縛できない。だからこそ、会社と社員の間でハッキリさせることなく、暗黙の了解の闇飲み会が横行しているのだという。「忘年会についても、仲のいいグループや上司グループが個別にやっていて、早い人だと11月の終わりには忘年会に行ったようです。コッソリ、それぞれがバラバラにやるから、回数も多くなって大変です。お金もかかりますし」(中村さん) いっそのこと、全員マスクの立食パーティーでもいいので、全員を集めて堂々とやれば、何度も忘年会に行かなくてすむ、という声も、若手社員から上がり始めているとも話す。実際に呼ばれる側の若手に話を聞くと、本音はまた少し違ったところにあった。「中高年の上司にとっては“飲みニケーション”こそ至高でしょうから(笑)、コッソリ飲みに行くぞ、おまえも誘ってほしかっただろう、というスタンスですね。若い人は昔の人ほど飲まないし、コロナで外食する機会も減った。そちらの方が好都合だと考える若者の方が多いのに、上司は相変わらずです」 こう話すのは、都内の大手保険会社勤務・内野由里さん(仮名・30代)だ。社員の多くが今もテレワーク体制だが、本社で勤務している上司が、テレワーク中の部下をわざわざ呼び寄せ、飲み会が開催されるパターンもあるというから、若手から不満の声が相次いでいるというのだ。「私も11月以降、何度か上司の飲み会に呼ばれていきましたが、翌日出社すると、参加者のほとんどが知らん顔。でもみんな、コッソリコッソリといいながら、何度も飲み会をしてるんですよ。いろいろなことが無駄だなとしか思えません」(内野さん) こうした飲み会が横行していることについて、東京都港区内で居酒屋を経営する豊島真一さん(仮名・50代)は「こちらとしては、闇飲み会をバックアップするしかない」と話す。「近くに大企業がたくさんあることから、店内でバッティングするのを嫌うお客様が多く、プライバシーへの配慮と換気など感染対策の両立が難しい。とはいえ、来ないより来てくれる方がずっといいし、私たちも”協力”を惜しみませんよ」(豊島さん) 具体的には、ホールの卓上にしかなかった感染対策用の仕切りをさらに大きなパーテーションに変更し、隣り合う客の顔が見えないようにした。また、話し声で身元がばれる可能性があるため、店内に流れるBGMの音量を上げた。さらに細やかな気遣いも必須だという。「A社の方が来られて”うちの(人間)いる?”と聞かれたら、配慮して席を遠ざけるなどしています。常連さんの顔や名前はもちろん、所属先やその中での関係性を知っておくことが必要で、長年の勘と経験が必要です。気を遣いますが、こうでもしないとお客さんは来ない」(豊島さん)「アフターコロナ」や「ウィズコロナ」といってもいいようなフェーズにさしかかりつつあるが、その実態が「闇飲み会」とは、なんともいえない侘しさしか感じない。
2021.12.06 16:00
NEWSポストセブン
戦時下医療訓練は2019年以来、3年ぶり
北朝鮮代表団が中国丹東市を訪問し緊急支援要請 厳しい見通し続く
 北朝鮮代表団が11月中旬、食糧などの緊急支援を求めて、北朝鮮国境の中国遼寧省丹東市の中国政府機関を訪れていたことが明らかになった。北朝鮮は昨年1月の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国との国境を全面閉鎖して以来、必要物資の90%以上を頼る国境貿易を中断しており、国内は食糧を中心に深刻な物資不足に陥り、経済活動が停止状態になっている。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。 中朝両国の鉄道貿易は11月1日、丹東から鴨緑江を越えて北朝鮮の新義州までの往復区間で再開された。しかし、その8日後には、中国政府は丹東市内の新型コロナウイルスの感染者が急増したことを理由に、同市をロックダウン(都市封鎖)、鉄道による国境貿易は再び中止に追い込まれた。 北朝鮮の代表団が中国の政府機関を訪れたのは貿易が中止された直後で、話し合いを受けて、中国政府は北朝鮮が要求してきた食糧や各種原材料、建設資材などを提供することを決定した。 中国が北朝鮮に緊急支援物資を送るのは今年4月に約300トンのトウモロコシを列車で運んで以来だという。 北朝鮮からの報道によると、北朝鮮の食糧事情は非常に厳しく、餓死者も出ている。北朝鮮政府は、数百万人の北朝鮮人が犠牲になった1994年から1998年の飢饉に匹敵するような食糧不足に備えるよう、国民に伝えているという。 中国政府の関係者はRFAに対して、「代表団は、コロナウイルスが猛威を振るっている丹東に危険を冒してまで入ってきた。これは、北朝鮮の物資不足が極めて深刻であることを証明している」と述べたうえで、「北朝鮮が代表団を送って物資を要請し、中国側がただちに要請を受けいれたことで、これ以前に、すでに両政府の上層部では合意に達していたと考えられる」と指摘している。 とはいえ、鉄道貿易の再開時期はめどが立っておらずが、北朝鮮にとっては絶望的な状況は続く。 北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党総書記は、今年初め、個人、地方、国家レベルでの自立を説く建国の「チュチェ(主体)」思想に基づき、食糧や資源の問題を克服するよう呼びかけたという。 一方の中国側も貿易企業を中心に、対北国境貿易の再開に備えて、食糧品や原材料などの在庫を確保していたが、貿易再開が遅れたことで、倉庫に在庫が積み上がることも予想され、「今回の中国東北部の新型コロナウイルス感染の再拡大によるダメージは両国にとって深刻な問題となりそうだ」とRFAは指摘している。
2021.12.01 07:00
NEWSポストセブン
「香港映画祭2021」キュレーターのリム・カーワイ氏
表現への規制増す香港 それでも若手監督たちが作る映画が面白い
 新型コロナウイルスの感染拡大によりエンタテインメント関連は世界中で大きな影響をうけ、今も元通りとは言えない状況にある。なかでも、密閉された空間に大勢の人が集まるからと、映画館は長らく休業に追い込まれた。通常営業が戻ってきて、新作映画も公開されるようになったが、それは日本映画もしくはハリウッド大作映画に偏りがちで、その他の国の作品情報を知るのは難しい。ライターの服部直美氏が、「香港映画祭2021」(11月27日~12月30日、大阪シネ・ヌーヴォなど)キュレーターのリム・カーワイ氏に、なぜ、現在の香港映画に注目するのかについて聞いた。 * * * 日本初公開の作品ばかりを集めた「香港映画祭2021」が始まった(11月27日~12月30日)。上映される7本を選んだ中華系マレーシア人の映画監督リム・カーワイ氏は、2014年から2年間香港に暮らし、自らも雨傘運動をレポートした経験を持つ。6月にも「2021香港インディペンデント映画祭」を主催しているリム氏は、日本での上映機会がなかった、香港の新進監督たちによる未公開作を紹介しようという試みを「一人でも多くの人に観てもらいたいから」だと言う。「映画を作って観てもらえないのは監督としては一番つらいことです。だから『時代革命(REVOLUTION OF OUR TIMES)』が日本で上映されたことは、監督にとっても香港の人たちにとっても、きっと励みになったと思います」『時代革命』とは、2021年7月のカンヌ映画祭と11月の東京フィルメックスの二度しか世界で上映されていない、今後、いつ観られるか分からないと話題になっている2019年の香港民主化運動を追ったドキュメンタリー映画だ。香港映画祭では、同じキウィ・チョウ監督による香港で大ヒットしたラブストーリー『夢の向こうに』が上映される。「キウィ・チョウ監督は今も香港にいます。そして『夢の向こうに』を制作し、2020年の香港映画で一番の大ヒット作品となりました。ヒットメーカーとして大手からもたくさんオファーがきたそうです。でも、民主化運動を追った『時代革命』を撮ったら、たくさん来ていたオファーが全部消えたと聞きました」(リム氏) 1997年に主権がイギリスから中華人民共和国になった香港は、2047年まで一国二制度が続く約束だった。だが実際には約束は無効とされ、2019年には逃亡犯条例改正案をめぐって反政府デモが頻発。その後、2020年に香港に対して新しい国家安全保障法が導入され、言論や表現への締め付けが厳しくなった。 たとえば、民主化運動のニュースなどでよく目にした「光復香港 時代革命(香港を取り戻せ、時代を革命せよ)」。かつての香港は、この言葉を書いた旗を持ち叫ぶだけで逮捕されることは決してなかった。なぜなら香港には言論の自由があり、政治批判、独立について語ったとしても、それは自由の範囲内にあった。しかし今では、同じように行動し続けた多くの香港人が逮捕されたため、次第に口を塞ぎ、何も行動しないという選択をする人が増えた。 しかしキウィ・チョウ監督は、自身のドキュメンタリー映画について「何があっても伝えたいと思っている、覚悟している」とメディアのインタビューで答えていた。細身で柔和な印象を与えるルックスの一方で、映画人として、香港人としての気概が、その強い言葉から痛いほどに伝わってきた。「僕はキウィ・チョウ監督とは面識はないけれど、彼の作品を観て、とても正義感が強く献身的、情熱的な人だと思いました。中国政府の社会管理が強まった2025年の香港の未来像を予測し描いた、チョウ監督をはじめ5人の若手監督による短編映画『十年』(2015年)のときは、中国国営メディアから酷評されても、まだ多くの香港人の声で上映も可能でしたが今は難しい。『十年』に参加した5人の監督のなかには、すでにカナダへ移住した人もいます」(リム氏) 国家によるものであれ自主的なものであれ、規制があると表現は萎縮しがちだが、多くの香港映画人たちは困難な状況のなかでも映画を作り続けている。「私は中華系マレーシア人で、さまざまな国で映画を撮ってきましたし、香港人、台湾人の友人もいますが、中国人の友人もいます。香港について言えば、表現への規制強化によって海外へ移住した私の知り合いもたくさんいます。でも同じ映画人として、監督として、香港映画を応援したいという気持ちがあります」(リム氏)社会への関心の深さと勇気と才能までも併せ持つ若い監督が現れた 香港は、1960年代にはその規模の大きさと賑わいから「東洋のハリウッド」と称された映画の都でもあった。1980年代に日本でも大ブームとなったカンフーアクションやコメディだけでなく、ハリウッドでも日本でもリメイクされた香港ノワールの代表作『インファナル・アフェア』(2002年)など、娯楽アクションから文芸作品まで、幅広い魅力で世界の映画ファンを夢中にさせてきた。1997年の中国返還後も一国二制度の下、比較的自由に映画は作られていたが徐々に規制が厳しくなり、2021年10月には、過去の作品にまで遡り、国家安全保障上の脅威とみなされる場合は上映禁止、違反者には厳しい刑罰が下される条例が可決された。 香港映画人を取り巻く環境はいっそう厳しいものになっている。しかし、そんな香港映画の可能性について、厳しい状況だけではないとリム氏は続ける。「2014年に雨傘運動が起きてから、特に自主映画の分野で、社会への関心の深さと勇気と才能までも併せ持つ若い監督が現れたことです。香港映画といえば、スター俳優が出演する映画を想像しがちですが、今は秀逸なドキュメンタリーを作る若手の監督も多く誕生しています」(リム氏)「香港映画祭2021」で上映される映画7作品のうち、5作品は新人監督のデビュー作だ。新人作品が中心にラインナップされる一方で、香港映画界を代表する名優が出演した作品も多い。『十年』にも出演し名脇役として長年親しまれ、今年66歳でこの世を去った香港の名俳優のひとり、リウ・カイチーが出演する『最初の半歩』(2016年)。1990年代から香港四天王と呼ばれる一人で歌手、俳優のジャッキー・チュンが『暗色天堂』(2016年)に、そしてキュレーターでもあるリム氏が監督した『深秋の愛』(2016年)には、1980年代から活躍し美人女優として知られるアイリーン・ワン。『幸福な私』(2016年)では本作で3度目の香港アカデミー賞最優秀女優賞を受賞した、カラ・ワイが出演している。 さらに作品のなかでは、香港だけでなく、中国の田舎の美しい風景を見ることもできる。他にも観光では見ることのできない狭い香港の団地の生活や、今の香港を知ることのできる作品もあり、飛び交う広東語と普通話(中国の標準語)の響きとともに、昔の香港、現在の香港もスクリーンに映し出される。「香港映画ファン、香港に興味がある人はもちろんのこと、香港に関心のない人、香港映画に興味のない人でも、とにかくたくさんの人たちに観てほしい。映画を通して香港や香港の未来に興味、関心を持ってもらい、香港の面白さや魅力を知ってもらいたいです。そしてコロナ禍のなか、苦境に立たされているミニシアターと一緒に映画祭を盛り上げて、活気も取り戻したいですね」(リム氏) 今回の作品のひとつに「就算失望不能絶望(失望しても絶望はするな)」という言葉がほんの一瞬だが映し出されるシーンがある。その言葉のように、強い信念を持ち続ける香港映画人がいる限り、そしてリム氏のように応援するたくさんの映画監督や関係者、観客がいる限り、以前の輝かしい香港映画全盛期時代のような勢いとは違っても、きっとまた新しい香港映画がこれからも創り出されていくに違いない。 新型コロナウイルスが世界的に大流行してからというもの、以前のようには簡単に海外へ行けなくなり、旅行もままならないだけでなく、気軽にレジャーへ出かけるのにもためらうし、映画館から足が遠のいた。そして今はスマホの小さな画面で、いつでも、どこからでも海外の景勝地の様子だって見られるし、映画も観ることもできるようになった。でも、映画館にはやっぱり、そこにしかないものがあるように思う。たくさんの映画人が魂を込めて、情熱を込めて作った映画は、日常とは違う映画館という空間で、作り手と観客がひとつになり、映画を愛する同じ想いのなか大きなスクリーンで見るからこそ、感じることがきっとあるはずだ。【プロフィール】リム・カーワイ/(Lim Kah Wai)/マレーシア、クアラルンプール出身。1993年日本に留学、1998年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業。大阪を拠点に映画を製作。最新作「COME&GO カム・アンド・ゴー」が現在公開中。12月には東京・大阪で監督の作品が特集上映される。取材・文/服部直美(はっとり・なおみ)/香港中文大学で広東語を学んだ後、現地の旅行会社に就職。4年間の香港生活を経て帰国。ブルネイにも在住経験があり、世界の食文化、社会問題、外国人労働者などを取材。著書に『世界のお弁当: 心をつなぐ味レシピ55』ほか。
2021.11.30 07:00
NEWSポストセブン
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が全面解除となった2021年10月1日の羽田空港第2ターミナル(時事通信フォト)
緊急事態宣言下の闇営業で繁盛した飲食店が「客離れ」に直面している
 法律や契約にのっとらずに行われている営業が「闇営業」と呼ばれるのが本来なのだが、最近では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために自粛を求められている営業行為をあえて実行している店舗に対して用いられていた。もちろん、この意味での闇営業は違法ではないので、緊急事態宣言下では大繁盛していた。ところが、世の中が通常どおりに戻り始めると、少し様子が変わってきたらしい。ライターの森鷹久氏が、営業自粛要請がなくなったら客離れがすすんだと嘆くかつての闇営業飲食店についてレポートする。 * * * 新型コロナウイルスの新規感染者数が減少し、繁華街には人出が戻っている。多くの店では消毒や換気を実施し、そしてソーシャルディスタンスの呼びかけを行なっていて、まさに「ウィズコロナ」時代を生きていることを実感させる。様々な手間は増えたが、少しずつではあるけれど客が戻ってきたと、どこの店で働く人も笑顔を見せるなか、なぜか今になって「客足が減った」と嘆いている飲食店がある。「11月になって規制が緩和され、周囲の店にはそれなりに人出が戻りましたが、うちは戻るどころか減りました。数ヶ月前は一人勝ちの状態だったんですけどね」 東京のオフィス街に近い繁華街で居酒屋を営む鹿島恵一さん(仮名・40代)は、緊急事態宣言下でも営業自粛要請を無視し、通常通りの営業を続けていた。酒類の提供をやめず、深夜まで同じように営業を続けていた店は近隣にも2店ほどあったためか、酒が飲める貴重な店だと遠方から来る客もいて、大いに賑わっていた。「うちが営業を続けるから、周りの店も酒を出し始めたりしてね。人が来るから、周りの店も潤う。キャバクラのキャッチの兄ちゃん、呼び込みの姉ちゃんまでウロウロして、本当に賑やかだったんですよ」(鹿島さん) ところが、緊急事態宣言が明け、飲食店に出ていた様々な要請が解除されると、それまであった客足がパタリと止んだ。鹿島さんは首を傾げるばかりだが、近くの居酒屋店主は「そりゃそうでしょう」と吐き捨てる。「決まりを破ってやっていた店、という印象は、我々みたいな同業者だけでなく、客も感じているということですよ。あの時は、やってる店がそこしかなかったというだけでね。まともにやっていた店には、ちゃんと常連が戻っている」(近くの居酒屋店主) 緊急事態宣言下でも通常通りの営業をしている飲食店に客が殺到している、そんな光景は全国あちこちでみられたが、そうした店から今、客足が遠のき始めているというのだ。 大阪市内で複数の居酒屋を経営する吉川裕太さん(30代)も、そうした世の中の雰囲気をひしひしと感じている。「うちは、国や自治体の要請を守っていましたが、守らない店には人が殺到して本当に悔しい思いをしていました。でも、要請が解除になった途端に、お客さんたちは『あの店は闇営業だから』といって敬遠し始めています」(吉川さん) なかには、闇営業の店に通っていながら闇営業店をバカにする客もいて、それについては吉川さんも「身勝手すぎる」と腹を立てるが、それでも闇営業店の自業自得に他ならないと思っている。「闇営業でもしないと客が離れてしまう、という危機感は誰もが持っていましたし、うちもやるかどうか、相当迷いました。でも、あの時に、たとえ要請というお願いであっても、それを守っていたか守っていなかったかというところは、お客もちゃんとみているんですよ」(吉川さん) コロナ禍をどう過ごしていたか、その印象によって、店への客の戻りに差が出ているというが、これは正直者がバカを見なくて済んだ、という結果なのか。止むに止まれず営業を続けた店にも言い分はあるのかもしれないが、アフターコロナの客や消費者の判断は、以前にもましてシビアになっているのかもしれない。
2021.11.28 16:00
NEWSポストセブン
戦時下医療訓練は2019年以来、3年ぶり
北朝鮮で偽札作り横行 当局は高性能プリンターやコピー機の取り締まり強化
 北朝鮮では昨年初め頃より、中国などでの新型コロナウイルスの感染拡大による自衛策として、国境封鎖や対中貿易の停止などで食糧事情が急激に悪化しているが、貧窮した市民の間で、高性能のプリンターを使った偽札作りが横行していることが明らかになった。主に5000ウォン(約600円)や2000ウォン札が主だが、「流通紙幣の約1割が偽札」との見方も出ている。 金正恩朝鮮労働党総書記は「偽札の流通は国家経済の破壊につながりかねない」と憂慮しており、「偽札作りは反社会主義者の行為であり、国家の裏切り者」と激しく批判して徹底的な取り締まりを指示し、高性能プリンターやコピー機などの取り締まりを強化している。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。 北朝鮮で最初に偽札が発見されたのは昨年9月で、首都・平壌市内の一般の市場で偽5000ウォン札を使用した男2人が逮捕された。2人は出版社に勤務し、デジタルプリンターを使って偽札を印刷し、偽札と分からないように、夜間に客が少ない屋台などで使っていたという。 2人は警察の取り調べで、新型コロナウイルスの感染拡大で、経済事情が悪化し、食糧が乏しくなったため、会社にあるデジタルプリンターを使った偽札作りを思いついたと供述しているという。 この事件が口コミ情報で流れると、北朝鮮国内で同じような事件が頻発したという最も安直なケースは市販の小型プリンターで紙幣をコピーしたものだが、市場の店員が真札と手触りの感触が違うことから、偽札と見破り、犯人は逮捕された。 その後も北朝鮮国内で偽札の発見は相次ぎ、政府は今年1月以降、毎月数百枚の偽5000ウォン札を発見。次第に、2000ウォン札や1000ウォン札、500ウォン札などにも偽札が混じるようになってきた。特に、偽札が多数発見された北朝鮮東部の咸鏡北道では、当局が「非常事態宣言」を発令したという。 これを受け、中央から偽札に関する指示文が各司法機関に伝達され「偽造紙幣の製造、使用は体制に歯向かう反社会主義的犯罪で、厳罰に処する」と警告が出された。また、北朝鮮ではコピー機や高性能プリンターを所有している企業は限られていることから、当局は各地方の警察や司法部門に対して「これらの企業で、プリンターなどが偽札製造に使われていないか徹底的に捜査せよ」との指示も出されたとRFAは報じている。
2021.11.24 07:00
NEWSポストセブン
著者インタビュー『東京の古本屋』コロナ禍の生活を記録したノンフィクション
著者インタビュー『東京の古本屋』コロナ禍の生活を記録したノンフィクション
【著者インタビュー】橋本倫史さん/『東京の古本屋』/本の雑誌社/2200円【本の内容】 橋本さんは「はじめに」の最後にこう書いている。《この本は古本屋に流れる時間の記録であり、2020年から2021年にかけての東京の風景の記録であり、生活の記録だ》。登場する古本屋は全部で10軒。1軒目の「古書 往来座」を訪れたのは2019年の暮れ。それが4軒目の「BOOKS青いカバ」の密着に入った2020年3月末になると、状況は一変する。古本屋にも新型コロナウイルスの影響が及んでいき──コロナ禍に古本屋の店主たちはどう暮らし、何を考えていたかを克明に綴ったノンフィクション。書影、本文中の写真もすべて橋本さんが撮影。取材対応ではない、いつもの感じが見たかった 東京の、さまざまな場所にある10軒の古本屋にそれぞれ3日間滞在し、そのとき流れていた時間を、日記形式で書き留めた。「2020年に東京でオリンピックが開かれる、と決まって、その前後の東京にどんなことが起こるか、記録しておきたかったんです。大まかな記録は残るだろうけど、些細なことは記録されないだろうから、自分自身の日常に近い東京の風景を書いておきたいと考えて。いつかゆっくり取材したいなと思っていた古本屋さんにしよう、と決めました」(橋本さん・以下同) 大学の授業がきっかけで古本屋に行くようになり、個人的に親しい人もできた。取材した10軒のうち4軒はもともと面識があった店主の店で、残りは取材しながら、地域や年代のバランスを考え、決めていったそうだ。 祖父や父から店を受け継いだ人もいれば、アルバイトを経て自分で新しく店を開いた人もいる。上は78歳、下は20代後半。神保町や早稲田の古書店街の店舗だけでなく、住宅地や、無店舗の古本屋も選ばれている。 3日間密着させてください、と取材依頼をすると、当初はどの店も、「3日もいるの?」と当惑するようだった。「取材用の対応ではない、いつもの感じが見たかったんです。1日だけだと、何かあったとしても、たまたまそうなのか、いつもなのか、わからないところがあります。天気や状況が変わるなか、どういう変化が起きるのかも見たかった。それ以上長くなると、お店の負担も大きいですし、本にしたときも読みづらくなるんじゃないかと思って、この日程にしました」 密着中は、ひたすら気配を消していたそうだ。「取材中とわかってお客さんが帰ってしまうとお店に申し訳ないので、ちょっと白々しいんですけど自分も客のふりをして、ずっと棚を眺めながら、時々、すき間から店のようすを見ていました。ノートを出すと取材っぽさが出るから、メモは携帯に打ち込んで。逆に、古書会館の建物に入ると、ネットで値段を調べたりしないようにと携帯使用はNGだったりするので、そういうときはノートに書きました」 店の風景にとけこみ、客がいない時間を見計らって話を聞いた。本を綺麗にしたり、運んだりといった作業を手伝うこともあった。一緒に弁当を食べたり、スーパーへの買い出しに同行したりするなかで、個性豊かな店主たちが、飾らない、ふだん着の姿を見せている。「冗談交じりにですけど、『本当に取材されていたのかな』って言うかたもいらっしゃいました。原稿を読んで、『こんなところも見てたんですね』と言われたりも。古書会館で、遠巻きに作業中の写真を撮っていたら、『そんなとこで撮ってちゃだめだよ、こっちから撮りな』って中に入らせてもらったりしました」 立石で、昭和7年創業の岡島書店を継いで半世紀以上になるという岡島秀夫さんや、神田神保町の老舗洋書店、北澤書店三代目の北澤一郎さんの話は、古書業界を取り巻く時代の流れを感じさせる。「店は深夜に作られる」(古書往来座、瀬戸雄史さん)、「古本徳を積むためには、ちゃんとした硬い本も買っておかないと」(丸三文庫、藤原健功=たけのりさん)といった、なにげないけれど、含蓄のある店主たちの言葉も書き留められている。PCR検査を受けてから取材先に行くように 複数の店主が、同業者が面白い、同業者と会うのが楽しみ、と話しているのも面白い。「古本屋さんどうしの関係ってすごく不思議で。おたがい商売敵なんですけど、仲がいいんですよね。もちろん、きちんと距離はあるんですけど、会うと一緒にお昼食べに行ったり、世間話をしていたり。横で見ていて楽しそうなんです。ぼくの取材も、『ほかの店の話を読みたい』と言われるかたが多かったです」 取材を始めたのが2019年12月の暮れ。年が明けてしばらくすると、新型コロナウイルスの感染が広がっていることが判明し、連載は思いがけず、コロナ禍の東京の風景を記録することにもなった。「取材を始めたときは、まさかこんなことになるとは思ってもみなかったです。 きっかけとなったオリンピックは、このまま開催されないんじゃないかと思ったのに、1年延期して開催されて。1年の予定だった取材も、緊急事態宣言の影響で中断を余儀なくされて、予定より半年延びて、オリンピックが始まるタイミングで取材が終わることになったことは感慨深いです」 感染が拡大して2020年4月に緊急事態宣言が出ると、古本屋は東京都が「基本的に休業を要請する施設」に指定された。小規模店舗は営業することもできたが、休業すれば協力金が出る。予想もしなかった事態に、店それぞれに対応を迫られることになった。「2020年3月に『BOOKS青いカバ』さんで取材していたときに、『古書往来座』の瀬戸さんがビールを持って遊びに来てくださって。『青いカバ』の小国さんと瀬戸さんが、緊急事態宣言が出たら、ロックダウンになったらどうしますか、という話を真剣にしていて、こういう声をきちんと書き留めておかないと、と思いました」『本の雑誌』のウェブに連載していた橋本さんの取材も、宣言の後でいったん中断し、7か月後に再開した。PCR検査を受けてから取材先に行くようにし、開店からずっと滞在するのではなく、1時間いて、次の1時間は外に出る、という形でもと依頼して、下北沢の「古書ビビビ」の取材が実現したという。「朝から晩まで、3日間取材するというやり方は確かに効率が悪いですけど、ぼくにとっては全然苦じゃなかったです。短時間で効率よく取材して、というやり方は、ぜんぜん上手じゃない。依頼されての取材ならもちろんそれもやりますけど、こういうやり方のほうが自分には向いていると思います」【プロフィール】橋本倫史(はしもと・ともふみ)/1982年広島県東広島市生まれ。2007年に『en‐taxi』に寄稿し、ライターとしての活動をスタート。同年にリトルマガジン『HB』を創刊。著書に『ドライブイン探訪』『市場界隈 那覇市第一牧志市場界隈の人々』がある。来年2月に、沖縄のやんばるに浮かぶ小さな離島・水納島を取材した『水納島再訪』(仮)を刊行予定。取材・構成/佐久間文子※女性セブン2021年11月25日号
2021.11.16 16:00
女性セブン
コロナ禍で見えた「買い物難民」。全都道府県で売り上げ増の移動スーパー社長に聞いた
コロナ禍で見えた「買い物難民」。全都道府県で売り上げ増の移動スーパー社長に聞いた
新型コロナウイルスの影響で、スーパーやドラッグストアの店頭から商品が消えたとき、「スーパーは私たちの命綱なんだな」と痛感した人も多いはず。とはいえ、今、買い物にいけない高齢者が、日本各地で増えているといいます。インターネットを使いこなせない世代に「買い物」というインフラをどう提供するのか、移動スーパー「とくし丸」の新宮歩社長にお話を伺いました。週2日、家の前にスーパーがやってくる。移動スーパー「とくし丸」は、軽トラックに生鮮食品や日用品の約400品目、1200点ほどをトラックに積み込み、民家の軒先で商品を販売する移動販売サービスです。2012年、徳島県で事業が始まり、2021年10月時点で、全国のスーパー140社と提携し、47都道府県でサービスを提供、毎日900台以上のトラックが稼働しています。買い物客のニーズに対応したたくさんの生鮮食品や日用品が積まれている(写真提供/とくし丸)筆者の暮らす横浜郊外の住宅街でも、先日とくし丸のトラックが近所で移動販売を行っているのを見かけました。地方・郊外・都心を問わず広がるとくし丸のサービス、利用者にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?高齢者にとっては自宅の目の前に週2日、いつものドライバーが商品を持ってきてくれるので、好きなものを選びつつ買えるほか、見守りにもつながっているとか。この1年半は、コロナウイルスの影響で(1)子ども世代が親の家を訪れて買い物の手伝いができなくなった、(2)人の集まるスーパーを高齢者が敬遠するようになった、(3)コンビニの代わりに利用するようになった、といった理由で利用が加速し、1台あたりの売り上げも増えているといいます。トラック1台あたりの売り上げは1日10万円ほどだそう。コロナ禍にあっても、売り上げは堅調に推移しているといいます。「爆発的に売り上げが伸びているわけではありませんが、前年比でプラス成長を続けていて、堅調に推移していると思っています。ただ、売り上げはドライバーごとの個人差もあり、まだまだ改善と工夫の余地はあると考えています」(新宮社長)とくし丸・新宮歩社長(写真提供/とくし丸)コロナ禍で顕在化した「買い物難民」は都市部にもさらに興味深いのは、人口や店舗の減少が進む地方・郊外だけでなく、都心部でも売り上げを伸ばしている点です。確かに個人商店は少なくなっていますが、都心部や近郊にはスーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが点在し、買い物先には困らない印象です。「もともとは創業者が、山間部に住む親が買い物に苦労していることに気が付き誕生した業態です。ただ、全国展開をしていることからもわかるように、買い物難民は、それこそどこにでも、東京都心にも郊外にも確実にいます。例えば、都心部に住んでいて、家の前にスーパーがある人でも、買い物に行けないことはあります。ある程度幅のある道路を渡らなければいけない場合、足の不自由な方だと、青信号の時間内に横断歩道を渡りきれないからです。さらに、今の高齢者は責任感が強い方が多い。子ども世代が休日に親の買い物を手助けしても、親からすると、『子どもに迷惑をかけている』と心の負担になっていることもあるんです」と新宮社長。「コロナ禍により拍車がかかった面はありますが、高齢者や交通弱者が買い物に困っているのはコロナにかかわらない問題です」(新宮社長)ここから見えてくるのは、現在のまちや移動インフラが、単身高齢者の増加や核家族化の進行を前提に設計されてこなかったということ。コミュニティバスやタクシーなどの移動手段はあっても、高齢者にとってはその日の体調や天候などを考える必要があり、なかなか便利とは言い難いものです。また、スーパーが近所にあったとしても、そこまでの道に坂があったり、歩道が狭かったりすれば、それだけで買い物はしづらくなります。そのため、ひとたび歩行や運転が不自由になると、とたんに買い物が難しくなる、それが日本各地で起きているのです。筆者が暮らす住宅街は、大手スーパーマーケットがしのぎを削る「激戦区」といわれています。コンビニもドラッグストアもたくさんあると思っていたのですが、近所で「とくし丸」を見かけるということは、既存の店舗では買い物ができない人が少なからずいるということです。「買い物に困らない」と思っているのは、今、筆者が健康だからなのでしょう。なかなか見えてこないけれども、「買い物難民」はどこにでもいる、という言葉はとても重く感じます。お客さまを協力者として巻き込む。持続可能なシステムただ、新宮社長からみると移動販売というスタイルは、昔でいうところの「御用聞き」で、高齢者世代にとってはお馴染みの方法だといいます。「酒屋さんが注文を取って商品を積み込み配送する、八百屋や魚屋、お豆腐屋さんが商品を積み込んで販売する形は、昭和ではよく見られた光景でした。それが、小売業の発展、自動車の普及にともなって収益がでなくなり、廃れていってしまったのです」(新宮社長)それを現代に蘇らせ、ビジネスモデルとして再構築したのが、「とくし丸」というわけです。面白いのはそのビジネスモデルで、商品を提供するのはスーパーですが、ドライバーは個人事業主で、販売委託という形を取っているため雇用関係はありません。商品は1点につき、店頭価格よりいくらか上乗せして販売し、その売り上げはドライバーと「とくし丸」で分け合います。スーパーは車両や人材確保をせずとも新規の売り上げが見込め、ドライバーは地方での雇用創出にもなり、高齢者にとっては買い物場所ができる、とかかわる人すべてが得をする「三方よし」の仕組みです。また、既存のスーパーと共存するために店舗300m以内の場所では営業しないのだとか。(画像作成/SUUMO編集部)「スーパーや小売店からすると、店頭価格に上乗せして、お客さまに負担してもらうのはとても難しいのでは、と言われていたそうです。ただ、実際、始めてみると、タクシー代やバス代と思えば安いよと言われて、この形になったといいます。お客さまを協力者として巻き込むことで成り立っているのです」といい、現在、盛んに言われている「持続可能な仕組み」になっているのも興味深いところです。「高齢者の買う楽しみ」をネットとあわせて進化させる高齢者の多くは、まわりに迷惑をかけないよう、ひっそりと暮らしているといいます。そこに「とくし丸」が行くことで人が集まってきて、ご近所の人と会って会話が盛り上がって……と活気がなくなったコミュニティの再生にもつながっているそう。「見守り」という面で自治体と連携していることもあります。「週2日、とくし丸に来るのが唯一の楽しみという人も多いんです。買い物中も当然、『元気にしてた?』『好きなお団子、持ってきたよ』という、会話が交わされるようになり、そこから親戚のようなつながりが生まれます。見守りにもつながりますし、実際、あってほしいことではないですが、まさかの事態にドライバーが気が付いた例もあります」(新宮社長)2019年撮影(画像提供/とくし丸)とくし丸で買い物を楽しむ人たち。2019年撮影。(写真提供/とくし丸)地域再生やコミュニティ活性といっても、結局は雑談や何気ない会話から生まれるもの。また、直接、話すことで、伝えられることも多いといいます。「2020年の春ごろは、新型コロナウイルスといっても、都会の出来事でどこか他人事で、地方在住の高齢者はマスクをしていない人がほとんどだったんです。そこでドライバーがマスクや消毒をするように促し、『マスクをしたほうがいいですよ』『予防が大事ですよ』、と繰り返し伝えたことも。現在、『とくし丸』の利用者は約15万人。これだけの高齢者に直接、情報を伝えられる、高齢者の声を直接、メーカーなどに伝えられるのは、弊社の強みだと思っています」と新宮社長は言います。日本の人口は減少に転じていますが、高齢者、特に単身世帯はまだまだ増え続け、貴重な「成長マーケット」という側面もあります。「これまでの高齢者はインターネットが使えない人が多数でしたが、これからはインターネットを使いこなせる高齢者も増え、今までの10年以上に大きな変化が社会全体に起きると思っています。買い物でいうと、ネットで注文できるものは前もって注文しておき、トラックが届けるという使い方はなされるのではないでしょうか。一方で、今日のランチなどはその日の気分に合わせて、リアルで選びたいですよね。会話しつつ選ぶ楽しみ、買い物の楽しみも届けたいと思っています」(新宮社長)住まいだけあっても、人の暮らしは成り立ちません。毎日の買い物は、暮らしを支えるインフラであると同時に、人と会ったり、話したりするつながりの場でもあります。移動スーパー・とくし丸が支えているのは、実は私たちのこれからの「暮らし」や「人生」なのかもしれません。●取材協力とくし丸(嘉屋 恭子)
2021.11.12 08:00
SUUMOジャーナル
コロナ対策、人気は「玄関クローゼット」。一戸建ての設計に世相が見えた!
コロナ対策、人気は「玄関クローゼット」。一戸建ての設計に世相が見えた!
住宅金融普及協会が、住宅事業者を対象に、近年供給されている一戸建ての設備及び仕様等に関する実態を把握するためのアンケート調査を実施した。その結果は、近年のコロナ禍や災害頻発などの社会情勢を反映したものになった。詳しく見ていこう。【今週の住活トピック】「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」結果を公表/住宅金融普及協会住宅設計上のコロナ対策では、玄関にクローゼットが人気?筆者が注目した調査結果の一つが、「住宅設計における新型コロナウイルスの感染予防対策への取り組み」についてだ。住宅事業者がコロナ下の2020年度に供給した、一戸建ての注文住宅または建売住宅について、次の4つの設備等を設置したかどうか聞いている。(1)玄関に手洗い設備等の設置(2)玄関にクローゼット等の設置(3)在宅勤務スペースの設置(4)宅配ボックスの設置その結果は以下の通り。各住宅事業者が供給した「すべての住宅に設置した」か「一部の住宅に設置した」か、あるいは「設置実績がない」かを回答したものだ。住宅金融普及協会「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」より転載最も設置されたと考えられるのが「玄関にクローゼット等」だろう。玄関に下足入れ(靴箱)を設置するのは当然として、その脇などにコートなどが収納できる高さのクローゼットを設置するプランだ。そこにコートや上着、カバンなどを収納すれば、外出先から持ち込んだウイルスを玄関で留める効果が期待できる。「宅配ボックス」や「在宅勤務スペース」の設置も多い。宅配ボックスは、外出が減ってネット購入が増えたこと、対面せずに受け取れることなどから、ますますニーズが高まった。在宅勤務がコロナ下で普及したことで、自宅にワークスペースを設けるニーズも生まれた。「すべての住宅に設置」と「一部の住宅に設置」の比率の違いは、コロナ前からニーズがあったかどうかではないだろうか? 玄関脇のクローゼットや宅配ボックスはコロナ前からニーズがあったものだが、ワークスペースは一部の人にしかニーズがなかったし、「玄関手洗い」はコロナ禍で創出されたニーズだ。コロナ前は洗面所で手を洗えば十分だったので、玄関に給排水管を引いてまで手洗い場を設けるプランはめったになかった。こうした違いが、今回の調査結果にも影響していると思われる。いずれにせよ、新型コロナウイルス感染拡大により、住宅の設計に変化が生じたことは間違いないだろう。住宅の耐震性向上のために制振の採用が増加?次に筆者が注目したのは、「震災対策への取り組み」だ。南海トラフ地震などの巨大地震が発生するリスクが高まっている。そんななかで、住宅の耐震性をより高めたいというニーズが感じられる結果だ。住宅金融普及協会「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」より転載住宅の耐震設計には「耐震」「免震」「制振(制震)」がある。地震の揺れで倒壊しない頑丈な構造にしようというのが「耐震」で、一戸建ての一般的な建て方になる。これに対して、「免震」は基礎の上に揺れを吸収する免震装置(積層ゴムやボールベアリングなど)を設置して、その上に建物を支える鉄骨の架台を置いて建物の土台を載せることで、建物と地面を切り離す工法。地震の揺れが建物に伝わる前に吸収されるので、揺れが大幅に軽減される。ただし、費用もかかるので一戸建てで採用される事例は少ない。一方、最近増えているのが、壁などの構造材の一部に制振装置(ダンパーなど)を使って、地震の揺れを吸収する「制振」だ。免震が地震の揺れを建物に伝えないようにするのに対して、制振では揺れは建物に伝わるものの建物内で揺れを吸収するので、一般的な耐震工法に比べて揺れを抑えることができる。免震ほど費用が掛からないので、採用しやすいという側面もある。今回の結果を見ると、大規模地震のリスクが高まるなか、より住宅の耐震性を高めようと「制振」を提案したり、選ばれることが多いと見てよいのかもしれない。また、今回の調査では、行政が普及を図っている「感震ブレーカー」についても質問している。大規模地震では、電化製品が落下することなどによる発火や停電が復旧した際に起こる通電火災などの「電気による火災」も多い。感震ブレーカーは、震度5強以上の地震を感知して分電盤の主幹ブレーカーを強制遮断するもの。不在時やブレーカーを落とす余裕のないときでも自動的に遮断できるので、電気火災を防止する効果がある。調査結果では42%の住宅事業者が感震ブレーカーを設置(「すべての住宅に設置」22%、「一部の住宅に設置」20%)していた。こうして調査結果を見ていくと、住宅設計においてはその時々の情勢によるニーズが反映されていると感じる。その後に情勢が変わっても、日々の生活に便利だったり安全だったりするものは、引き続き採用されていくだろう。社会情勢と住宅のプランは、密接に関係しているのだ。●関連サイト「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」結果を公表/住宅金融普及協会(山本 久美子)
2021.11.03 07:00
SUUMOジャーナル
戦時下医療訓練は2019年以来、3年ぶり
武装した北朝鮮国境警備隊員が中国に脱北 3月にも6人が逃亡
 朝鮮人民軍所属の国境警備隊員が9月30日の夜間勤務中に、任務を放棄し、中朝国境の川を泳いで中国側に渡り、脱北していたことが明らかになった。この隊員は常々、国境警備隊の仲間に「中国は経済的に繁栄していてうらやましい」などと話していたという。また、実弾を装填した自動小銃で武装しており、北朝鮮側は中国側に警戒を強めるよう通知した。米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」が報じた。 この隊員は北朝鮮東北部の咸鏡北道武山に駐留する国境警備隊員で、武山の住民は「脱走兵は20代で、過去6年間、国境警備隊に所属していたが、上官と特に対立することもなく、任務態度もまじめで、これまで問題を起こしたことがない模範兵だった」とRFA韓国語放送に語ったという。 しかし、ある軍関係者は「この隊員は2020年初めに、新型コロナウイルスの感染拡大で、わが国が中国との国境を閉鎖したことによって、対中貿易が停止し、北朝鮮経済が壊滅的な打撃を受け、食糧不足や餓死者の発生につながっているなどと不満を漏らしていた」と述べている。 朝鮮人民軍の諜報部隊である軍事保衛司令部は、兵士が行方不明になると即座に捜索を開始したが、逮捕することができなかったため、この事件を中央政府に報告。事件は軍の最高司令官である金正恩総書記にも報告され、「最高司令官は脱走兵に国家に対する裏切り者の烙印を押し、彼を見つけるまで追跡するように命じた」とRFAは報じている。 これを受けて、同司令部は特別捜査チームを中国側に派遣。中国人民解放軍や吉林省政府などに対して、脱走兵が自動小銃で武装していることを通告し、脱走兵が移動した可能性のあるルート上のすべての駅やバス停を徹底的に捜索したが、いまも脱走兵は見つかっていない。 RFAによると、北朝鮮の国境警備隊員の脱走は今回が初めてではなく、今年3月にも6人の隊員グループが持ち場を放棄し、北朝鮮東北部両江道の中部にある恵山(ヘサン)市の鴨緑江を渡って中国吉林省に逃亡した事件が発生している。この6人も新型コロナウイルスの感染拡大で、過労と国境閉鎖のための食糧不足を理由に脱走を決意したという。
2021.11.03 07:00
NEWSポストセブン
新型コロナウイルスワクチンの接種を促す区の広報紙(時事通信フォト)
ワクチンが引き起こす分断 接種をめぐって家族が「絶縁」も 
 2020年に新型コロナウイルス(COVID-19)が世界でパンデミックを起こして以来、様々な場面で社会の分断と対立が起きていると語られてきた。社会の最小単位である家族だけは寄り添って暮らしたいと誰しもが思っているだろうが、現実には、家族だからこそ深刻な分断と対立が起きている。ライターの森鷹久氏が、ワクチン接種をめぐり起きた、ある家族の分断と対立を通して、コロナによって求められる社会との向き合い方について考えた。 * * * 都内在住の会社員・副島真澄さん(仮名・30代)は10月、やっとのことで2度の新型コロナワクチン接種を終えた。本人は「ずっと打ちたかった」というが、その割に表情は曇ったままだ。「これで家族はバラバラになってしまうかもしれない」 副島さんは九州出身で、大学卒業と同時に上京。現在は都内の大手デパートの正社員で、主に接客業務に当たっている。客と接触する機会が多い接客担当の社員向けに、夏ごろから「職域接種」が始まっていた。多くの社員が早々にワクチン接種を終えるなか、10月時点で、職場内でワクチン接種がまだだったのは、重いアレルギー性の疾患を持つ上司と副島さんだけだった。「なぜ接種をしないのか、接種しないと働けなくなると何度も言われました。それでも本当のことを言うともっと面倒なことになりそうな気がして、今は体調が悪いとなんとか誤魔化してきました。でも、未接種者は接客担当から外すかもしれない、と言われ、覚悟を決めました」ワクチンを打ってはならないと妹は本気だった ワクチンが怖くなかった、と言えば嘘になる。SNS上では、ワクチンのせいで重い副反応が出るとか、障害が残るかもしれない、湿疹が出て髪の毛が抜け落ちるといった真偽不明の情報が飛び交い、不安な気持ちもあった。”不妊になる”と見た時は、ネットで何時間も調べたこともあった。だが、すでに身の回りにもワクチン接種を終えた知人が多く、やはり自分もワクチンを打つべきだとは感じていた。それでも副島さんを尻込みさせたのは、ワクチンを打ってはならないと激しく主張する妹の存在だ。「妹は二人目を妊娠中にコロナ禍になり、ものすごくナーバスになっていました。もともと勉強熱心なところもあったのですが、それから色々と調べるようになり、ワクチンは毒だ、と考えはじめたようなんです。そのせいで、高齢の父親も母親も接種はまだ。私と弟は打つべき、と思っていましたが、妹が泣き喚いて”絶対に打つな”と言うものだから、困り果てていたんです」 テレビや新聞でも、ネット上の真偽不明な情報を簡単に信じる、いわゆる「反ワクチン」の人々による言動が紹介されていた。もし、そういった人が身近にいたら、その人を否定せず「でもこういう情報もある」と優しく指摘すればよい、という専門家の話を聞いたあとには、懇切丁寧にワクチンをめぐる現状を、妹に説いてみたこともあった。しかし、いずれも上手くはいかなかった。「夫がワクチンを否定したことで、妻と子供が離れて暮らすようになった家族がいるという報道も見ました。その後、夫とされる人がSNSで”うちの家族がおかしい”というようなことを投稿していて、血の気が引きました。妹がこうなれば、私たち家族は終わりだと」 ワクチンを接種した件は、妹に明かそうと考えていたという副島さん。激怒されるだろうし、場合によっては縁切りされるかもしれない、それくらい妹は本気だった。 同じように反ワクチンを唱える人たちが集まるコミュニティで紹介された、コロナ予防に効くと聞かされたサプリメントを入手しては、離れて暮らす姉弟や両親に送りつける妹。馬鹿げたことをしていると副島さんは思っていたが、送られてきた様々なものを送り返したり、そのままゴミ箱に捨てるのも気が引けた。家族を思う妹の気持ちは本物で、無碍にするわけにもいかなかったのだ。それでも、接種を隠すのは妹に嘘をついているような気持ちになり、ついに告白した。「接種したと告げると、なんで!と叫んだ後、電話は一方的に切られました。”職場でのプレッシャーがやばい”と悩んでいた弟も同じタイミングで接種を終えていて、同じように妹に報告したそうなんですが、もう縁を切る、と言われてまったそうです」血縁者による強烈な反ワクチン活動は不幸な災害のようなもの 結局、副島さんの両親と妹家族は今も全員ワクチン未接種のまま。妹には直接連絡を取ろうとしても着信拒否、SNSはブロックされているために、新たに別アカウントを作って、妹の動向を弟と共に観察する日々が続いているという。「これから第6波が来たとしたら、その時、父も母も妹家族も、みんなが危険なんです。でも、世間はワクチンパスポートを持っていればどこにでも行ける、という雰囲気でしょう。父や母に電話をしてどんなにワクチン接種をしてくれとお願いをしても、妹がいるから、妹が怒るから、と動いてくれません」 気がかりなのは、両親と妹家族が、これを機に社会から孤立しないか、変人だと煙たがられながら過ごすことになるのではないか、ということだ。 報道やネットで見かけるだけのワクチン接種反対を呼びかける人たちについては、そんな心配はまったく思い浮かばない。最初は「暇な人だ」と思ったし、変わっている人たちだと思い、自分には縁がないと思っていた。しかし、身近な血縁者がそうなってしまった。副島さんは「不幸な災害のようなもの」と表現する。「反ワクチンの人たちが過激なことを言っているという話題が世間話にのぼるとき、あれはある種の社会現象で、いつの時代にも一定数いるものだ、なんて笑う人もいます。確かにそうかもしれませんが、一緒に笑ってやり過ごせなくなりました。その家族はとても辛い思いをしているし、反ワクチンが馬鹿馬鹿しい言説にしか見えなくても、みんなそれが社会のためだと思い、本気でやっている。だから、それは違うんだと訴える家族との溝は深まるばかり。誰も悪くはないのに、どうして、こんなことになってしまったのか。普通の家庭だったんです。本当に突然、災害みたいです」 SNS上には、ワクチンの危険性を必要以上に煽り立てると同時に、コロナに効くとうたう健康食品を売り続けている人々がいる。ワクチンの危険性を世界的な陰謀論に強引に結びつけ、科学的根拠に乏しい妄想に近い内容の書籍を売り、講演会を開催し、莫大な収入を得ている人もいる。こうした存在が全ての原因とは言わないが、副島さんの妹がSNS上で購読登録しているアカウントの中には、この「莫大な収入を得ている人たち」の著作、講演会に関する情報を広めている人がたくさんいたという。 確かに、彼らが主張していることには、荒唐無稽としか受け取れないことも多く含まれている。それは馬鹿馬鹿しいことなので、信じている人たちなど放っておけというのも一つの考え方だ。確かに、彼らの矛盾を指摘して、議論するのは時間の無駄だと思うかもしれない。だが、話が通じない人だと簡単に他人にレッテルを貼り、話し合いするのが面倒だと無視するのでは、私たちが求める平穏な日常を取り戻せない。 筆者の主観ではあるが、こうした現象は、ワクチンだけでなく、政治や教育の現場でも散見されるようになったのではないか。自身と意見が合わない人と話し合うこともせず、わかり合おうともせず、いきなりレッテル貼りから入り、罵り、飽きると無視しあい、互い存在そのものを否定する。ワクチンをめぐる騒動で言えば、反ワクチン的な言説を信じる人だけでなく、反ワクチン的な言説を嘲笑する人たちもまた、両者の関係の悪化に拍車をかけているはずなのだが「自分は正しい」と頑な態度を崩すことはない。「分断」はコロナ禍によってより深刻なものになり、大きな対立を生み出したのは現実だろう。だが、分断をそのままにして、社会は本当に「日常」を取り戻すことができるのか。何か大きな「問題」を社会全体が見て見ぬふりをしたままで、それでも「日常が戻った」と言えるのか。
2021.11.01 16:00
NEWSポストセブン
工藤静香
コロナ感染を経た綾瀬はるか、木村拓哉主演作出演で工藤静香のサポート
 撮影開始が危ぶまれていた木村拓哉(48才)の主演映画が、無事に始動した。重要な役どころを演じる綾瀬はるか(36才)が、新型コロナウイルスに感染し緊急入院したことで当初の予定より少しばかり遅れたようだが、当の彼女は弱音ひとつ吐かず周囲に笑顔を振りまいている。そんな綾瀬の心の支えとなっているのは、意外なアノ人からの応援だった。 ミリタリー風のグレーのコートにベージュのニーハイブーツ姿。すっかり冬を先取りしたファッションに身を包んだ工藤静香(51才)が京都駅に降り立ったのは、紅葉見物にはまだ少し早い10月下旬のことだった。「実はいま、京都や兵庫で木村拓哉さんが長期にわたって、映画の撮影をしているんです。静香さんがこのタイミングで京都入りしたのには、とある事情があるようでして……」(映画配給会社関係者)「ヨーイ、アクション!」 兵庫県中部に位置する丹波篠山城跡に、男性の声が響き渡る。それを相図に木村がしずしずと動きだし、その動きを複数台のカメラが追う。ここ数日で一気に冷えた空気と張り詰めた緊張感のなか、撮影は小刻みに進んでいく。木村が臨んでいるのは東映創立70周年記念作品となる超大型時代劇映画の撮影。演じるのは、天下統一を狙う織田信長だ。「木村さんにとってはこれが2度目の信長。1998年のスペシャルドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(TBS系)でも主演を務めています。 その後、俳優としての幅を広げた木村さんは、“いつかまた信長を”という思いを強く抱くようになったようです。2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では、染谷将太さんが新しい信長像を演じましたが、それにもかなり刺激を受けたそう。待ちに待った再びの信長役に、並々ならぬ力が入っています」(前出・映画配給会社関係者) その記念すべき大役の相手は、綾瀬はるかに託された。「しばらく共演はなかったのですが、木村さんと綾瀬さんは2009年の『MR.BRAIN』、2011年の『南極大陸』(ともにTBS系)で共演済み。過去の作品では、演技でもプロモーションでも息の合ったところを見せていたので、2人のやり取りがいまから楽しみです」(テレビ局関係者) 大手映画会社の周年記念、木村、そして、綾瀬とのゴールデンコンビ。「注目される大型作品だけに、絶対に失敗はできないと、キャストにもスタッフにも重くプレッシャーがかかっています」(前出・映画配給会社関係者) そのプレッシャーは綾瀬の肩にも大きくのしかかっている。スタッフが小さくため息を漏らす。「もともと責任感が強く、人には迷惑をかけないというタイプですが、今回ばかりは病み上がりの影響があるようで……。綾瀬さんは想像以上にキツそうなんです」 綾瀬が新型コロナウイルスに感染したのは、クランクイン直前の出来事だった。8月下旬に感染が明らかになった綾瀬は中等症と診断され、入院を余儀なくされた。「9月に予定されていたクランクインは1か月ほど遅れる形となりました。ただ、撮影に入っても綾瀬さんは自分の体調に不安を感じているようで……。これまでの作品では、長めのシーンの撮影が続いても、綾瀬さんが休憩を求めることはほとんどありませんでした。ところが今回は肩で息をしていることもある。本人は弱音を吐かない分、周囲がこまめに休憩を入れている感じです。相当つらい闘病だったようですから、コロナの後遺症が残るのも仕方ありません」(映画関係者) 綾瀬はスタッフにも評判の体力の持ち主だった。「2016年にアクションシーンが目白押しの『精霊の守り人』(NHK)の主演を務めたことをきっかけに、本格的な肉体改造に取り組んだそうです。女性なら体重の半分が目安といわれるベンチプレスも30kgくらいは上げられるようになったそうですから、相当なものです。その努力が実ったのでしょう、どんなにハードなロケ現場でも、疲れた顔は一切、見せませんでした」(前出・テレビ局関係者)静香の手料理に感動した そんな綾瀬のもどかしさを、いちばん近くで見ていたのは共演者の木村だ。「綾瀬さんはみんなに気遣い、よく食べるしよく話すし、元気そうに見えるんです。でもそれだけに無理して頑張っているように感じることもありましたが、そのたびに木村さんがさりげなくフォローしていました。だから現場には一体感があり、スタッフも綾瀬さんのためならと、衣装を少しでも軽くできないかと、でき得る限りの対応をしていました」(前出・映画関係者) そんな綾瀬を遠方から気遣っていたのが静香だったという。「綾瀬さんと静香さんの仲はもう10年ほどでしょうか。木村さんとの共演がきっかけで親しくなったのですが、自宅にも訪れる関係です。綾瀬さんは静香さんの手料理に感動したと話していたこともありました。今回もコロナ後の撮影を心配した静香さんから携帯に気遣いのメッセージをもらったと言っていましたよ」(前出・映画関係者) 冒頭の日の午前、静香は実母が犬の散歩中に転倒し、けがをしたことを自身のインスタグラムで報告。《高年齢が転んだら命とりだから気を付けて!》とフォロワーたちに呼びかけていた。高齢の実母のけがの状態を心配しながらも、静香はその日の夕方には新幹線で京都へ向かっていた。「撮休のタイミングで食事会が予定されており、綾瀬さんに直接会って励ましてあげたいと思ったのかもしれません。お母さんを心配しながらも京都へ向かったのですから、コロナ闘病のときから相当気にかけていたのだと思います。おふたりがそこまで親しいと知らなかったのでその話を聞いて驚きましたね。 ただ、その日は綾瀬さんのスケジュールが合わずご飯はできなくなってしまったのだとか。綾瀬さんは京都滞在中はお部屋のルームサービスで食事をとることが多く、まだ外出を気にしている部分もあるようです。また東京でゆっくりご飯を食べようという話になったようですよ。この日、静香さんは木村さんと食事を共にして、久々の外食を楽しんだとか」(前出・映画関係者) 綾瀬と静香、意外な2人が木村の大作をしっかり支えているようだ。※女性セブン2021年11月11日・18日号
2021.10.29 11:00
女性セブン

トピックス

小室佳代さん第二の金銭トラブル1600万円「貢いだお金」は取り戻せるのか 弁護士の見解
小室佳代さん第二の金銭トラブル1600万円「貢いだお金」は取り戻せるのか 弁護士の見解
NEWSポストセブン
ボーダーのロングTシャツが印象的な天海祐希
天海祐希「共演者が飲み歩いても我関せず」地方公演後のプロ意識
NEWSポストセブン
44枚の入札説明書
【入手】安倍氏国葬の入札に出来レース疑惑 受注した日テレ系1社しか応募できない「条件」だった 44枚の入札説明書で判明
NEWSポストセブン
空港でがっくり肩を落とす姿が目撃された吉田輝星(時事通信フォト)
日本ハム・吉田輝星がハプニング! チームの移動に「大遅刻」でビッグボスと同じ便
NEWSポストセブン
須藤弥勒と「横峯パパ」の秘密特訓に密着
天才ゴルフ少女・須藤弥勒のコーチに横峯良郎氏が就任 注目コンビの秘密特訓に密着
週刊ポスト
食欲旺盛がパワーの源になっている宇内梨沙アナ(写真ロケットパンチ)
TBSの次世代エース・宇内梨沙アナ「止まらない深夜のカツ丼爆食」に心配の声
NEWSポストセブン
岸田政権の行方は…(時事通信フォト)
トップが絶対に使ってはいけないフレーズ 岸田首相の口癖に学ぶ
NEWSポストセブン
山井氏の写真証(本人のインスタグラムより)
不倫・妊娠で辞任の34才女性社長 先代・父の評は「やっちゃう子」、歴代彼氏も全員親に紹介
NEWSポストセブン
佳代さんの過去が思い起こされる
小室佳代さん、再びのトラブルで思い出される艶やか年賀状「愛とカネ」56才魔性の女子力
NEWSポストセブン
閉店した江戸政
「生つくね」が看板の名店『江戸政』が98年の歴史に幕、生肉提供へのSNS批判に店主が発した「声明文」
NEWSポストセブン
安達祐実
安達祐実「コスメブランド」発表! 美容業界進出の陰に“断絶の母”のサポート
NEWSポストセブン
『一撃』がビジュアル系シーンに新たな風を吹き込む(公式サイトより)
ビジュアル系版ファーストテイク『一撃』にファン興奮 「V系は歌が下手」の偏見払拭へ
NEWSポストセブン